野球部活動報告

第104回全国高等学校野球選手権徳島大会2回戦

~ワンプレーの重みを知るラストゲーム、夏の課題を後輩に託して~

7月18日(月)、鳴門オロナミンC球場で第104回全国高等学校野球選手権徳島大会の2回戦が行われました。

本校は、城東高校と対戦しました。総体協賛ブロック大会A,Bブロック優勝校同士の対決となり、両校のプライドを懸けた負けられない戦いでした。

《バッテリー》

 (城東)兼本、清重 ー 森本 (城南)木内 ー 大西

《長打》

 ▽三塁打 (城東)兼本

この試合のテーマは「絶対、打ち勝つ」。

1回戦同様、豪打で相手の機動力を圧倒しようという思いで試合に臨みました。

しかし、初回から選手の動きが固く、本当に城南らしくない試合だったように思います。特に新聞報道の通り、終わってみれば初回の攻防から流れをつかめなかったことが敗因となりました。

1回表、先頭打者が四球で出塁し、2番打者を遊ゴロに打ち取り、二塁でフォースアウトに取ったあとの送球を一塁手が落球し一死一塁。3番打者を投ゴロに打ち取り、再び併殺のチャンスで送球が逸れ一死一・二塁。4番打者に右前に運ばれ、非常に嫌な形で先制点を許します。一方、城南は二死から3番西川珠が敵失で出塁するも大西が右飛に倒れ得点を奪えず、2回には相手の四死球で満塁のチャンスを作りましたが1番大村が二飛に倒れこの回も得点を奪うことができませんでした。

3回裏、先頭の2番西川壮が四球で出塁し、3番西川珠の犠打、4番大西の右飛で二死三塁。ここで5番坂東が右前に安打を放ち同点に追いつきます。さらに追加点を奪いたい場面でしたがカウント2-0からの盗塁失敗。痛恨のサインミスでこれ以上の追加点はありませんでした。

試合が再び動いたのは5回表一死から、8番打者を遊失で出塁させ、9番打者に右越え三塁打を打たれ再びリードを許すと、1番打者を遊ゴロに打ち取ったものの三塁でタッチし損ない野選となり、一死二・三塁。2番打者、カウント1-2と追い込んだ場面でスクイズバント、この場面で三塁走者に続き二塁走者も生還し1-4とリードを3点に広げられます。

後半勝負を期して6回以降の攻防。6回表を三者凡退に抑えた後、6回裏は今大会好調の5番坂東が右前安打で出塁し、続く6番神戸、7番上原が四球で出塁し無死満塁。城東は投手をエースの兼本投手から、スピードのある2年生の清重投手に交代。この好機をものにしたい8番川丘に対し3球連続でボール、そこから2球待ってカウント3-2から遊ゴロを打ち、それが併殺打となった間に三塁走者坂東が生還し2-4としますが、得点はこの1点止まりでした。

後半は走者を出しながらも粘り強く守り切り、これ以上の失点を許しませんでした。

攻撃は1点ずつ、という意識で攻め続けるも7回裏、8回裏と3者凡退に抑え込まれ、残すは9回裏の攻撃のみ。「サヨナラか?同点か?」の問いかけに、「サヨナラです」と答えた選手たち。まずは同点、という意識で始まった攻撃は一死から代打馬詰が死球で出塁するも9番木内が右飛に倒れ二死一塁。1番大村はカウント0-2と追い込まれながらも中前に安打を放ち二死一・二塁。クリーンナップまで回せば一気に逆転もある、と信じましたが、反撃はここまで。2番西川壮が三振に倒れ試合終了、残念ながらベスト8進出を逃しました。

生徒たちは全力を尽くし、最後まで諦めずよく戦い抜きましたが勝利まで一歩及びませんでした。

勝敗を分けたのは12個のフライアウトと、記録上の2つの失策が1回と5回の失点につながり、攻守両面において負ける要因が多く重なったということです。日本プロ野球界の名将として知られる野村克也氏は、生前「勝ちに不思議な勝ちあり 負けに不思議の負けなし」という言葉を残していますが、まさにこの試合を物語っているように思います。。

また野村氏が残した「ムードは技量に勝る 勢いはムードに勝る」という言葉も当てはまったように思います。城南ベンチのムードの良さは県内でも屈指のものですが、それにも勝る城東の勢いがありました。自分たちの野球を存分に発揮した城東と、自分たちの野球が最後まで展開できなかった城南。この差がイコール勝敗、という結果に直結したことに、チームにとって一生忘れることのできない悔しさを覚えました。

城南の部員たちは、どこのチームよりも「フェアゾーン以外の270度」を大切にして野球と学校生活に取り組んできました。その姿を間近で見守ってきただけに、3年生と一緒に野球ができなくなる日がこんなに早く来るとは思いませんでした。この日で高校野球は引退となりますが、部員10名で成し遂げた秋季大会ベスト8、春季大会ベスト4、新人ブロック大会優勝という偉業は今後も城南高校硬式野球部の歴史で語り継がれることは間違いありません。

3年生にとっては、ここまで成し遂げてきたことを誇りに、今日敗れた悔しさを人生での成功につなげるエネルギーとなるよう、しっかり進路決定に向けて切り替えてほしいと願います。私たちスタッフも、人生の勝負を勝ち抜けるよう全力でサポートしていきます。

後輩たちからも「3年生と一緒に甲子園に行きたい。引退させたくない」と心から思わせる彼らの姿から、私たちスタッフもたくさんのことを学び、エネルギーをもらいました。

新チームは早速、明日から練習を開始します。失策やチャンスでの凡退、大会直前でのけがによる戦線離脱など、悔しい思いをした1・2年生がこの経験を活かし、より成長して躍進することこそ恩返しになります。甲子園を目指して、いかなる局面も「一球一心 ~心はひとつ~」、目先の一戦必勝を積み重ねるという意識を大切に日々、取り組んでいきます。

皆様、今大会もそれぞれの場所から応援いただき、誠にありがとうございました。今後とも応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

第104回全国高等学校野球選手権徳島大会1回戦

~ 夏の戦いの始まりを告げる猛打攻勢 ~

7月13日(水)、鳴門市のオロナミンC球場で全国高等学校野球選手権徳島大会1回戦が行われ、穴吹高校と対戦しました。

《バッテリー》

 (穴吹)曽我部、髙田、曽我部、髙田、細川-髙田、高橋、髙田、高橋

 (城南)木内、神戸-大西

《長打》

  ▽三塁打 (城南)西川壮、坂東、上原、木内
  ▽二塁打 (城南)坂東2、神戸
 (穴吹)曽我部

 大西祐輝主将の選手宣誓で幕を開けた第104回全国高等学校野球選手権徳島大会。

野球伝来150周年の特別な夏、徳島県の野球を124年間支え続けてきた城南こそ、この夏の主役にふさわしい。

日々の練習で鍛え抜いた実力と先輩方が築いてきた伝統を自信に、甲子園を懸けた戦いが今日、始まりました。

晴天に恵まれ、非常に暑いグラウンド状態で始まったこの試合。竹内監督から与えられたテーマは「打ちまくれ」。この数試合、練習試合では打線が課題となっていましたので、とにかく積極的な攻撃をしようという意識で初戦に臨みました。

この試合では、初回から城南らしい野球を展開しました。1回表、失策で先頭打者の出塁を許し、後続の打者のサインミスで本来ならばアウトにすべきところをアウトにできず盗塁を許し、さらに犠打で一死三塁。非常に悪い形でピンチを作りますが、エース木内が冷静な投球で後続を断ち切り、失点を許しませんでした。

1回裏は「ピンチの後にチャンスあり」という格言の通り、先頭打者の1番大村が四球で出塁すると、2番西川壮が犠打を決め一死二塁。ここから3番西川珠、4番大西、5番坂東、6番神戸の連続長短打で一挙に4点を挙げてこの試合の主導権を握ります。

以降、2回から4回までは毎回、打者一巡の猛攻で一気に突き放します。3回裏には西川壮、坂東、7番上原、木内が三塁打を放つなど、攻撃の手を緩めず、4回裏には代打で出場した1年生の馬詰、8番川丘が左前に安打を放ち先発全員安打、さらに打席に立った選手が全員安打という積極的な攻撃を展開しました。

エース木内は4回を無失点、5回に登板した神戸も無失点に抑え19対0で勝ち、5回コールドで2年ぶりとなる夏の一勝を挙げました。

 序盤は初戦特有の緊張も見えましたが、ミスが出ても全員でカバーし、チャンスを逃さず一気に攻め切る城南らしさが随所に見られる試合展開となりました。

特筆すべきはプレーだけでなく、声かけの面でも城南らしさが全面に現れていたことです。それを特に実感したのが、直前の練習試合で負傷し欠場した背番号5の炭谷が「城南のサードは打つんやで!」と、この日三塁手で出場した川丘を励まし続け、先発全員安打を達成する安打につながった場面です。本人は出場できないことが悔しくてたまらないはずですが、この声がチームに勇気を与え、勝利に貢献したことは間違いありません。360度すべての角度から勝利を目指して戦うことのできる強さをしっかり発揮し、大勝という結果に浮かれることなく、ここからの戦いでも意識は「一球一心 ~心はひとつ~ 」。次の試合もチャンスを最大限に活かし、一戦必勝で頂点を目指して戦い抜きます。

2回戦は7月18日(月)の第一試合(9:30開始)、城東高校との対戦が決まりました。雨天順延のため、当初の予定から時間帯が変わりましたが、この試合でも城南らしさを存分に発揮し、必ず勝利をつかみます。

皆様、本日は暑い中、それぞれの場所から応援いただき、誠にありがとうございました。ここからも全力で戦って参りますので、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

保護者会・マネージャーによる激励セレモニー

~支えてくれた皆様への感謝を胸に、全力で戦い抜く熱い夏を~

7月10日(日)の練習試合から練習試合からの帰校による第104回全国高等学校野球選手権徳島大会前の激励セレモニーが行われました。

まず最初に、3年生選手の母親から千羽鶴が送られました。城南のユニフォームを中心に、白から青への鮮やかな鶴のグラデーションで円形に囲まれた様子は、まさにチームの武器である「輪(和)」を象徴した秀逸なデザインであるように感じます。保護者の皆様におかれましては家事や仕事で本当に忙しい中、集まれる機会も少ないにもかかわらずチームのために極秘でこのような素晴らしいものを制作いただき、感謝しております。生徒と同様に素晴らしいチームワークを誇る保護者会の皆様、ありがとうございました。

この後、3年生部員が一人ずつ、今大会にかける思いを話しました。「高校野球を最後まで見守ってほしい」「恩返しは勝つことだ」「必ず甲子園に行く」「選手のみんなにパワーをもらっているので、私たちは全力でサポートしたい」など、今大会の躍進を予感させる力強い言葉が並びました。

この後、マネージャーからは千羽鶴とお守りが贈られました。

今年は2000羽の鶴で「徹」の文字を作りました。野球人生で懸けてきたものを貫徹してほしいという願いが込められています。また、お守りはキューブ型で、「一球一心」のチームスローガンや帽子のロゴなどがデザインされていますが、最も特徴的なのは選手、スタッフそれぞれの顔の特長をとらえたデザインの面があります。マネージャーが23名分それぞれに違うものを、心を込めて作った様子を想像すると本当に頭が下がります。きっとこの千羽鶴とお守りが、チームの安全を守ってくれるという安心感をもたらしてくれたことに、感謝しています。

支えてくれる人がいるからこそ、私たちは安心して戦うことができる。そのことを実感した1日でした。この日の練習試合では、今まで勝つことができなかったチームに勝って帰ってきましたが、このチームの可能性は戦っていくうちに、より成長していくものであると信じています。

全力でやり切ることこそ、サポートしてくれる皆様への恩返し。結果は後からついてきます。

「一球一心 ~心はひとつ~ 」この思いを共有していることの安心感を武器に、一戦必勝で戦い切ることこそ、甲子園への近道です。私たちはこの手厚く、温かい支援に感謝しながら一球一打に懸け、全力疾走で頂点をつかみます。今後ともご支援、ご協力のほどよろしくお願いします。

《文責》尾形

第104回全国高等学校野球選手権徳島大会 開始式

~この特別な大会にふさわしい、記録と記憶に残る熱い夏に~

7月9日(土)、鳴門オロナミンC球場で第104回全国高等学校野球選手権徳島大会が開幕しました。開幕試合に先立って行われた開始式では、城南高校の大西祐輝主将が選手宣誓の大役を務めました。

大西主将は「日本に野球が伝来して150周年の特別な夏、大好きな野球を仲間とやれることをうれしく思います。新型コロナウイルスの影響で、部活動停止、時間短縮、対外試合の禁止など、厳しい状況の中でできる限りのことをやってきました。ともに汗を流してきた仲間、支えてくれた家族に感謝し、記録と記憶に残る熱い夏にすることを誓います」と力強く宣誓しました。

前日の城南高校で行われた「開会式」は良いリハーサルとなり、今日の選手宣誓は本人にとっても城南高校硬式野球部にとっても100点満点、5段階評定でいえば「5」の素晴らしい出来だったように思います。

今度は閉会式で優勝旗を受け取り、主役となれるよう「一球一心 ~心はひとつ~ 」

一戦必勝で勝ち上がり、徳島県の夏の主役を目指して全力で戦いますので、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

2022(令和4)年7月 硬式野球部活動報告(選手権開会式)

~聖地から始まる、124年目の夏!!~

第104回全国高等学校野球選手権徳島大会の開幕を翌日に控えた7月8日(金)の練習後、城南高校のグラウンドで「開会式」を行いました。

現3年生は入学以来、開会式を一度も体験していません。入学直後に一斉休校、そして全国高等学校野球選手権大会の中止に伴う徳島大会の中止により、先輩方が甲子園へのチャンスを理不尽に奪われる姿を見てきました。大会が再開された昨年度も、開幕戦出場チームと選手宣誓の主将のみで行われる開始式、という形になり、今年度も昨年度同様、開始式のみという形になりました。

私も含め、3人のスタッフにとっても高校球児の時代、選手権の開会式には夏の始まり、高校野球生活の集大成という意味を感じる特別な1日であり、それを一度も体験できないというのは生徒の気持ちを考えるとあまりにも辛い、と考えました。そこで、せめて学校で独自に実施しよう、という竹内監督の発案にチーム全員が賛同し、準備を進めました。鳴門オロナミンC球場からプラカードと校旗を借り、放送機器を設置して球場に近い臨場感を出すことによって、翌日に選手宣誓の大役を務める大西祐輝主将にとってもリハーサルにもなるのではないか、という思いも込められました。

全体練習の終了後、生徒たちの雄姿を見たいたくさんの保護者が来校されたことはもとより、年度末、そして期末考査の最終日で採点や各種作業に追われ多忙であろう多くの先生方もこの趣旨に賛同され、開会式の様子を見守っていただきました。校長先生、教頭先生をはじめとした多くの先生方が集まっていただいたことに、改めて部員たちはフェアゾーン以外の270度を大切に学校生活に取り組んでいるからこそ、先生方からも愛され、応援されているのだな、ということを実感しました。

入場行進では、球場で行われる開会式であれば1名しか持つことのできないプラカードですが、本校開催ということで4名の3年生マネージャーが交代で持ち、選手を先導しました。

マウンドまで行進をした後は整列し、「大会委員長」として参加していただいた校長先生からの激励を受けました。温かい言葉をいただき、チーム一同「ワクワクする」戦いを展開していきたいという思いをさらに強くしました。

激励の後は、大西主将が校長先生の前で力強く選手宣誓を行い、翌日の開始式のイメージトレーニングにつながる緊張感を持つことができ、翌日へのモチベーションにつながったようです。

開会式の最後は始球式と校歌斉唱で締めくくり、この校歌を徳島大会では5回斉唱し、甲子園に行こうという強い決意が生まれました。

野球伝来150周年の特別な夏。球場での開会式こそ叶わなかったものの、城南球児の聖地である城南高校のグラウンドで、私たちを応援してくださる大切な皆様に見守られて開会式を行うことができました。このグラウンドは、かつて甲子園球場で使用されているものと同じ場所で採掘され、同じバランスで配合された土が入れられて作られたと云われています。城南高校関係者の、甲子園への思いが込められたその土を踏みしめ、私たちの悲願である夏の選手権初出場に向け、一戦必勝で頂点を目指す戦いが始まります。

最新の研究では、1887(明治20)年に、すでに城南高校の前身にあたる徳島中学校には野球という競技が伝えられたとされています。すなわち、城南高校に野球が伝わって135年目、硬式野球部創部124年目の夏。チーム一同、この夏を全力で戦い、徳島県の野球文化をリードしてきた城南高校が再び甲子園で躍動することを願う皆様の期待に応えることができる、熱い夏にしていきます。

開会式にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。大会でも応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

硬式野球部OB会によるバット贈呈式

~先輩方の思いを乗せた豪打こそ、最大の恩返しと信じて振り抜け!!~

7月6日(水)の練習終了後、城南高校硬式野球部OB会の立石 剛会長、海出 雄市事務局長が来校され、現役生徒への激励の品としてバット5本が贈呈されました。

贈呈式は例年、全国高等学校野球選手権徳島大会の初戦直前に行われ、その後の練習試合から激励の品が使用され始めますが、今年は少しでも早く新しいバットに慣れておきたい、という現役選手の希望を最大限に尊重していただき、贈呈式に先行して納品され、すでに使用されております。総体協賛ブロック大会や練習試合では先輩方の思いが込められたバットで安打を連発しており、チーム一同、この温かい配慮に対し深く感謝しております。

立石会長からは「最後の一球まで絶対に勝つ、絶対に負けないという強い気持ちを持って戦ってほしい」との熱い激励の言葉をいただきました。

応援してくださる皆様の「城南のユニフォームが甲子園で躍動する姿が見たい」という願いを叶えるため、

「一球一心 ~心はひとつ~」この思いを、バットを通じてOB会の皆様と共有し、この1年で鍛え抜いた技術と体力で豪打炸裂となればこれ以上の恩返しはない、と信じ、試合ではストライクを逃さず振り抜く姿勢で得点を積み重ね、夏の頂点へ駆け上がります。

OB会の皆様、本日はありがとうございました!

創部以来124年間の悲願を達成すべく、先輩方の思いをエネルギーにして全力で戦いますので、今後とも応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

第104回全国高等学校野球選手権徳島大会 組み合わせについて

~野球伝来150周年 この特別な夏、徳島県の主役を目指して一球一心 心はひとつ~

6月27日(月)、鳴門市のアミノバリューホールで第104回全国高等学校野球選手権徳島大会の組み合わせ抽選会が行われました。今大会、本校は第4シードとして戦います。今大会の組み合わせは以下の通りです。

第104回全国高等学校野球選手権徳島大会 組み合わせ.pdf

なお、今年度も開会式は行われませんが、開幕試合に先立って開始式が行われます。

開始式では徳島県の高校野球の発展に貢献した功労者への表彰と選手宣誓が行われますが、その選手宣誓の大役を本校主将の大西祐輝が務めます。

日本に野球が伝来して150周年の2022(令和4)年。徳島県では、1898(明治31)年、本校の前身に当たる旧制徳島中学校に野球部が創部されたことにより野球が始められました。以降、124年にわたる徳島県の野球の歴史を築いてきた本校の主将が、この特別な夏に選手宣誓を務めるということに運命的なものを感じます。

開始式の選手宣誓から始まり、閉会式の主役も城南であるよう、「一球一心 ~心はひとつ~」のチームスローガンのもと、全員で頂点を目指し、全力で戦い抜きます。皆様、応援よろしくお願いします。

なお、今大会は有観客での開催となりますので、たくさんの方が球場に応援に来ていただけることをチーム一同、心より願っております。

《文責》尾形

2022(令和4)年度 徳島県高等学校総合体育大会協賛野球中央ブロック大会

6月3日(金)から6月5日(日)にかけて、徳島県高等学校総合体育大会協賛野球中央ブロック大会が開催されました。

7月に開幕する第104回全国高等学校野球選手権徳島大会の前哨戦となるこの大会。本校の戦いぶりについて報告いたします。

6月3日(金) 1回戦 城南 ー 徳島科学技術(むつみスタジアム)

 

 

 

 

バッテリー(徳島科学技術)山野井,岩本,矢野-大和 (城南)木内-大西
▽三塁打 (徳島科学技術)東條 (城南)木内
▽二塁打 (徳島科学技術)吉田

 1回戦は春季大会第4シードの実力校・徳島科学技術高校との対戦となりました。制球力に自信を持つ両エースの投げ合いが予想されたこの試合は、1回表2死から内野安打と相手4番の三塁打で徳島科学技術に2点を先制される苦しい立ち上がりとなりました。

攻撃面では1回裏に西川珠の中前安打で1点を返したものの次の一点が奪えず、3回裏には四球と3番西川珠の犠飛で同点に追いつきますが、なおもチャンスの場面が続いたものの同点止まりと決して良い流れではありませんでした。5回裏に9番木内の中越三塁打と1番大村の犠飛でついに勝ち越し、前半を1点リードで折り返しました。

エース木内は2回以降を無失点に抑え、ピンチを冷静にしのいできたのに対し、6回以降は相手投手の交代に乗じて加点。6回2死から坂東の中前安打、死球で一・二塁とし、7番炭谷の内野安打で1点追加。さらに7回裏は、四球と失策で5点を奪いコールドゲームが成立。準決勝進出を果たしました。

6月4日(土) 準決勝 城南 ー 板野(徳島市民吉野川運動広場グラウンド)

バッテリー(板野)板坂,小川-楠本 (城南)神戸,木内-大西
▽三塁打 (城南)神戸
▽二塁打 (板野)土内,五條 (城南)西川壮,西川珠,木内

準決勝は、強力打線を誇り、秋季大会ベスト8に進出した板野高校と対戦することになりました。公式戦での対戦は新人ブロック大会以来です。そのときは城南が7回コールドで勝っているため、板野としては2度も負けるわけにいかないという強い思いを持って戦ってくることを見込み、城南としては気持ちを引き締め、今度も完勝して返り討ちに遭わせよう、というのが試合前の展望でした。

会場が当初の予定から変更され、城東高校の練習場である吉野川河川敷の徳島市民吉野川運動広場となりました。このグラウンドは方角が城南高校と同じであり、フライの見える角度は同じになる。そもそも、城南は不測の事態に強い、ということで、うちに分があるというイメージで試合に入りました。

この試合の先発投手は、2年生の神戸。次世代の城南を担う新戦力としての期待に応え、6回1失点、1回から2回に懸けて4者連続奪三振という力投を見せました。

1回裏、城南は二塁打を放った2番西川壮が暴投で進塁し1死三塁とし、3番西川珠の犠飛で先制。4回には6番炭谷、7番神戸、8番上原の2年生3連打、5回には4番大西の右前安打でそれぞれ2点を追加し、5-0とリードを広げます。

6回表に1点を取られましたが、7回裏に死球と4番大西の右前安打、暴投で7対1とし、あと1点でコールドゲーム成立、なおもチャンスが続くという場面。ここで点を取り切れず、8回表には複数の失策で1点を失い、再び5点差となりました。また、8回裏には9番國平の左中間への二塁打と2番木内の二塁打で1点を追加し、再度コールドゲーム成立のチャンスが続きましたが、ここでも決め切れず試合は9回に突入しました。9回表、先頭の代打に起用された3年生打者が執念で安打を放ち、この回3本の安打を許し1点を失いますが、最後は7回から登板したエース木内が、粘る4番打者を三振にねじ伏せ試合終了。新人ブロック大会以来の決勝進出を果たしました。

 

6月5日(日) 決勝戦 城南 ー 名西 (鳴門オロナミンC球場)

バッテリー(名西)北原,岩本-馬越 (城南)木内,馬詰,神戸-大西
▽二塁打 (名西)切原 (城南)坂東2

 当初は6日(月)に予定されていた決勝戦ですが、天気予報によると荒天が予想されることから日程が前倒しされ、3連戦となりました。決勝戦の相手は、昨年の選手権徳島大会1回戦で敗れた名西高校でした。このブロックには城南へのリベンジを期すチームが多く集まっていましたが、決勝戦は城南にとってリベンジを果たす絶好の機会となる、絶対に倒すべき相手との対戦となりました。

先発のマウンドにはもちろん、昨年悔しい思いをしたエース木内。この日は7回無失点に抑えましたが、特に昨年は本塁打を打たれた相手4番との勝負では、3打席とも外野にすら飛ばさせない形でねじ伏せたのは圧巻でした。

2回裏の先頭打者は、準決勝の板野戦では最終打席に代打を送られ、悔しい思いをした5番坂東。前日とは違い、低く速い打球で左中間を抜く二塁打を放ち、続く6番神戸が犠打で1死3塁とチャンスを広げました。その後7番炭谷、8番上原の連続内野安打、9番木内、1番大村の連続安打で3点を奪い試合の流れをつかみました。さらに3回裏、5番坂東が今度は逆方向に二塁打を放ち、四死球と連続失策で加点し、さらに1番大村が右前安打を放ち6点差としました。

4回からは交代した相手投手の前に再三チャンスを作ったもののホームが遠く、またしてもコールドゲーム成立目前まで迫りながら試合を決め切ることができませんでした。

 

試合は8回表、ここまで無失点のエース木内は中堅手に回り、マウンドを1年生の馬詰に託しました。四球を2つ出したものの、2年生二遊間の堅実な守備で併殺打に打ち取り、最後は三振を奪うなど持ち味を十分に発揮した公式戦デビューでした。

そして9回は、準決勝で6回1失点と好投した2年生の神戸が登板しました。2死まで簡単に打ち取ったあと3番に二塁打を打たれ、4番との勝負を内野ゴロに打ち取ったものの失策で出塁を許し、さらに四球を与え満塁のピンチ。しかしここは三振に打ち取り試合終了。見事、優勝を果たしました!

 

 

~夏の悲願達成に向けて大きな一歩となる、ブロック2大会連続優勝!!~

今大会は、夏の選手権を勝ち抜くための試練。連戦を勝ち抜き優勝する、勝たなければならない相手に勝ち切るという経験は、チームに大きな成長をもたらしました。

その一方で、準決勝、決勝ともコールドゲーム成立寸前まで追い込みながらも、試合を決め切れなかったことは課題として残りました。このように、慢心が生まれるような結果ではなかったことが、夏に向けてもう一回り成長できるチャンスがある、という意味では良かったのではないかとも感じます。

この大会では、10人で春季大会ベスト4に進出した原動力となったエース木内、主将の大西捕手のバッテリーを中心に、新戦力の台頭も多く見られ、城南野球の勢いをしっかり発揮することができた大会でした。

そして、伝統は一代限りではなく、この先も続くものでなければならない。攻守に存在感を発揮した2年生選手5名の活躍や、この大会では4人の1年生選手がデビューを果たしましたが、次世代の城南野球につながる明るい光をもたらすものであったように思います。

私たちの照準はすでに夏の選手権。

124年の思いが結実し、「一球一心 ~心はひとつ~ 」この思いを甲子園の舞台で、城南高校硬式野球部を応援してくださるすべての皆様と共有できる夏となるよう、チーム一同より一層の成長を目指して取り組んで参ります。

皆様、応援ありがとうございました!夏も応援よろしくお願いします!! 

《文責》尾形

2022(令和4)年5月 硬式野球部活動報告(練習試合)

 

日頃は、本校硬式野球部の活動にご理解・ご協力いただき誠にありがとうございます。

新入生もチームになじみ、「一球一心 ~心はひとつ~ 」のチームスローガンを体現する熱い夏の主役となることを目指して、日々の練習に取り組んでおります。

さて、今回は5月に行われた練習試合について報告いたします。

 

 5月 4日(水) 城南 ○ 4 ー  1 ● 加古川西(兵庫)

          城南 ● 1 ー  5 ○ 宮古(沖縄)

 5月 5日(木) 城南 △ 5 ー  5 △ 長田(兵庫)

          城南 ○ 2 ー  1 ● 長田(兵庫)

 5月 8日(日) 城南 ●10 ー 12 ○ 板野

          城南 ○ 7 ー  0 ● 穴吹

 5月15日(日) 城南 ○ 8 ー  1 ● 松山東(愛媛)

          城南 ○ 6 ー  3 ● 松山東(愛媛)

 5月21日(土) 城南 ○12 ー  5 ● 高松桜井(香川)

          城南 ○ 6 ー  2 ● 高松桜井(香川)

 5月22日(日) 城南 ○12 ー  1 ● 香川県藤井

          城南 ● 9 ー 16 ○ 香川県藤井

 5月28日(土) 城南 ○ 4 ー  0 ● 阿南高専

          城南 ○ 9 ー  3 ● 阿南高専

 5月29日(日) 城南 ○ 6 ー  5 ● 松山商(愛媛)

          城南 ○ 9 ー  0 ● 岩国(山口)

~青く澄み渡る令和の空に、伝統の風を吹かせる春~

ゴールデンウィークには、全学年にとって入学以来初めての宿泊を伴う県外遠征を実施することができました。体調不良者を一人も出すことなく、成果を持って帰ることができたのは日頃の自己管理意識によるものです。

また、今月の対戦相手には甲子園出場経験を持つ伝統校が多く、それぞれの学校が持つ伝統のプライドとスキのない戦いぶりを肌で感じつつ、本校の徳島県における野球発祥校としての矜恃と日頃の練習の成果を持って戦いました。

勝利と人間形成を目指し、白球を全員で追いかける生徒たちの姿は時代を超えて美しい。時代は令和ですが、野球草創期の風が吹くような熱戦が展開されました。

特に県外チームとの練習試合後には、バッテリーの投球術や大学受験に向けた学習法の情報交換に至るまで、多岐にわたる様々な交流が行われました。

試合の勝敗や自分の活躍だけでなく、アドバイスを求める相手に対して惜しげもなく自分の引き出しを公開しつつ、相手から得た成長のためのヒントを少しも残さず吸収しようとする姿勢。これは敵、味方という枠を超えてともに上達し、学力の向上につなげ、より野球、人生を豊かなものにしようという野球草創期の先輩方の姿に通じるものであるように思います。

試合内容としては、先月に続き残塁の多さが気になる一方、どんな相手だろうと関係なく自分たちの野球を展開できるという自信と、どんな展開になろうと粘り強く勝利をつかむことができるチームになるための課題を得ることができました。

6月は練習試合以外に、夏の前哨戦となる総体協賛ブロック大会が開催されるなど、多くの実戦経験を積むことが予定されております。夏の選手権初出場の悲願を達成すべく、チーム一同より一層の成長を目指して取り組んで参りますので、皆様、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

2022(令和4)年4月 硬式野球部活動報告(練習試合)

日頃は、本校硬式野球部の活動に多大なご理解、ご協力いただき、誠にありがとうございます。

春季大会も終わり、練習試合に関する規制も緩和され、県外校との練習試合も可能となりました。そのことに伴い、本校硬式野球部では週末ごとに練習試合を行っております。

ここでは、4月に行われました練習試合の結果について報告いたします。

 4月9日(土)城南 ○ 13 ー 7 ● 小松島西

 4月9日(土)城南 ○ 10 ー 4 ● 小松島西       

 4月10日(日)城南 ● 0 ー 5 ○ 阿南光

 4月10日(日)城南 ○ 11 ー 8 ● 阿南光

 4月16日(土)城南 ○ 2 ー 1 ● 脇町

 4月17日(日)城南 ○ 8 ー 2 ● 観音寺第一(香川)       

 4月23日(土)城南 ● 1 ー 4 ○ 阿波

 4月23日(土)城南 △  4 ー 4 △  阿波 ※4回まで

 4月30日(土)城南 ○ 12 ー 4 ● 那賀

 4月30日(土)城南 ○ 5 ー 1 ● 那賀

 

”出てこい新戦力、死守せよ先輩の意地とプライドとポジション” 練習試合も熱戦展開中!!

 4月に、1年生選手10名、マネージャー4名が入部しました。選手数が一気に2倍となり、より活気のあるチームになっております。これまで効率の悪かったグラウンドを広く使う練習もスピードアップし、走者をつけて行う実戦練習も可能になりました。

良い先輩たちに恵まれた1年生は短期間でしっかりチームになじみ、中学校より高い次元で求められる文武両道の学校生活を、毎日有意義に楽しんでいます。先輩方の姿を見習い、早く戦力として、仲間としてチームを盛り上げるかけがえのない存在となってほしいものです。

2,3年生においては、選手10名という厳しい状況で秋季大会ベスト8、春季大会ベスト4に進出したことを自信に、夏の選手権初出場を目指して日々の厳しい練習に取り組むことでより一層成長し、チーム内の競争においても1年生の挑戦を受けて立ちつつ、切磋琢磨するという姿勢を持って取り組んでいます。練習試合では、随所にさすが先輩、躍進の立役者と思わせるプレーを見せていますが、その一方で残塁の多さなど課題も多くあり、らしくない部分も見えることがあります。

夏の主役になるために、課題は成長のチャンス。部員たちは、グラウンドだけでなく日頃の学業や学校生活においても、課題解決能力を磨いています。必ず夏までに、高い次元で乗り越えてくれると信じています。

城南高校硬式野球部の素晴らしさは、グラウンドでは勝利に向かって一つの方向を向き、先輩後輩に関係なく厳しいことも言い合うことができ、そしてナイスプレーには敵味方関係なく心から賞賛の声を上げることのできる野球愛に満ちた生徒たちの姿です。グラウンドを離れたときも仲が良く、卒業後も生涯の友となり得る仲間たちと、貴重な経験をともにする理想的な部活動のあり方を体現しています。

ここからの練習試合でもチーム内の競争を積極的に展開し、すべての部員が一戦必勝で頂点に立つための戦力として自分の役割を果たし、「一球一心 ~ 心はひとつ ~」。

この思いを選手・スタッフはもとより、保護者の皆様をはじめとしたすべての関係者、応援してくださる皆様と共有できる熱い夏になるよう、日々取り組んで参ります。皆様、今後とも応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

令和4年度 徳島県高等学校総合体育大会協賛高校野球中央ブロック大会 組み合わせについて

令和4年度徳島県高等学校総合体育大会協賛高校野球中央ブロック大会の組み合わせ抽選会が先日開催され、対戦相手が決定しました。

R04_総体各ブロック組合せ.pdf

夏の選手権に向けて、前哨戦となるこの大会の初戦では、春季大会第4シードの徳島科学技術高校と対戦します。

本校の入ったBブロックには、今年度の公式戦で本校と対戦し、敗れた経験を持つ板野高校と城北高校、生光学園高校といった本校に対するリベンジを期して戦うチームが集いますが、その思いを跳ね返すことで夏の選手権において実力を発揮する要素となるでしょう。さらに、試合会場も三日間すべて違う球場ということで、戦うごとに夏の選手権に向けて対応力が磨かれるという意味でも勝ち上がることで成長につながるよう、しっかり戦い抜きます。

現在、行動制限の緩和に伴う新型コロナウィルスの感染再拡大が懸念されますが、自己管理と感染防止、感染拡大防止に対する高い意識を持って日々の学校生活、練習に取り組んで参ります。

なお、観戦についてはチームの認める関係者のみで、観戦者名簿への記入が必要となります。入場料は無料です。

優勝を目指して「一球一心 ~心はひとつ~ 」

皆様、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

第75回徳島県高等学校野球春季大会 準決勝

4月2日(土)、むつみスタジアム(蔵本球場)で第75回徳島県高等学校野球春季大会の準決勝が行われました。

32年ぶりの決勝進出を目指し、徳島商業高校と対戦しました。

 

バッテリー (城南)木内-大西  (徳島商業)森 煌,中原-森口 涼
▽三塁打 (城南)西川 壮
▽二塁打 (徳島商業)中原

両校のプライドをかけた激闘!!

令和の「徳島の早慶戦」

 徳島市のランドマークである眉山のふもとに位置し、周囲を美しい満開の桜に囲まれたむつみスタジアム。

徳島インディゴソックスのホームグラウンドとして使用されていますが、この度両翼が91メートルから100メートルに拡張されるなど大規模なリニューアル工事が行われたことにより、今大会の準決勝、決勝の舞台として久しぶりに高校野球の公式戦で使用されることとなりました。

戦前の中等学校野球時代には、本校の前身である旧制徳島中学校と徳島商業学校の試合は「徳島の早慶戦」と呼ばれる人気カードでした。時代は令和になりましたが、かつてメイングラウンドであった西の丸運動場と同じ徳島市にあるむつみスタジアムで、この伝統を組む二校がリニューアルのこけら落としとなるカードを戦うことは、非常に感慨深いものがあります。この日、城南高校側応援席には他の部活動の生徒や先生方、OB、保護者といった関係者や野球ファンなどたくさんの観客が駆け付け、球場はかつて県民の人気を二分した名勝負を彷彿とさせる熱気に包まれました。

試合は1回裏、徳島商業の1番打者に左翼線への二塁打を許し、続く2番打者、3番打者は四球、安打で出塁し無死満塁のピンチを迎えます。ここで4番打者を遊ゴロに打ち取り併殺打とし、その間に三塁走者がホームイン。今大会で初めて、相手に先制点を取られました。下手をすれば大量失点して勝負が決まってしまいそうな場面でしたが後続を断ち切り、最少失点に抑えました。その後は両チームとも投手の好投と攻守により膠着状態が続き、城南も5回に8番上原が中前に安打を放つまで無安打に封じられました。

息詰まる投手戦が展開される中、どうか好投するエース木内を全員で援護したい。7回表、城南は6番炭谷が内野安打で出塁、大村のバントで二塁に進めると、チーム初安打を打った上原の打球はこの回から守備で入った遊撃手の失策を誘い同点に追いつきました。その後、さらに失策が重なり一死一・二塁とし、さらに追加点を奪いたい局面でしたが、ここは併殺打に打ち取られ、同点止まりで攻撃を終えました。

7回裏、徳島商業二死一・三塁の場面。7回表から遊撃手として出場している7番打者にエンドランを決められ、右前安打の間に三塁走者がホームインし再度勝ち越しを許しました。

しかし、やられたらやり返すのが城南の流儀。すぐに反撃を展開しました。

8回表、先頭の2番西川壮が、改修工事で広がった左中間を深々と破る速い打球を放ち、三塁打で出塁しました。ここで徳島商業は先発の森投手が降板し、エース中原投手が登板しました。城南はクリーンナップにつながりますが、3番、4番が凡退した後、5番神戸がカウント3-2から中前へのタイムリー安打を打ち、再度、同点に追いつきました。

その後は両チームとも得点機に恵まれず、走者を出しても粘り強く守り切り、試合は延長戦に突入しました。

城南は9回以降、無安打に抑えられましたが、エース木内の力投でねじ伏せた打球を野手陣はしっかり守り抜き、要所を締め、延長12回を迎えました。

13回は1番坂東からの攻撃という好打順になるため、タイブレークに持ち込めば勝機はある。この3アウトをしっかり取ろう、と守備に就いた12回裏。一死から6番打者に安打を許し、犠打で二死二塁。ここで8番打者を申告敬遠で歩かせ、9番打者との勝負を選択。カウント1-2と追い込み、あと1球という局面で投じた木内の150球目を中前にはじき返され、2対3でサヨナラ負け。優勝した1990(平成2)年以来、32年ぶりの決勝進出を惜しくも逃しました。

「感動を与える試合をしよう」というテーマを持って戦ったこの試合。間違いなく、そのテーマは達成しました。この大会を通じ、部員たちが大きく成長したことは間違いありません。悔しいのは、勝てなかったという結果です。あと一歩というところまで勝ち上がったからこそ体験した悔しさは、必ず夏につながります。ここまで選手10名で戦ってきましたが、春休みから新入生も練習に参加しており、夏に向けてチーム内での競争も激化します。その競争を勝ち抜くことで自信を持ち、より本番での実力発揮につながるものと考えられます。

翌日に行われた決勝では、徳島商業高校が阿南光高校に勝ち、優勝しました。

私たちの照準はもう、夏に向いています。ベスト4まで勝ち上がった自信と、決勝まで勝ち上がれなかった悔しさの両方を原動力に、夏の選手権では決勝進出、そしてその先に夏の甲子園初出場とつながるよう、ここからの取り組みに後悔を残さないことが大切です。

今大会で勝ち上がるごとに、球場や学校周辺でたくさんの方から声をかけられる機会が増えました。その中で、少年から年配の方に至るまで「甲子園で城南が見たいなあ」という言葉に大きなエネルギーを感じました。このように県民の皆様から応援していただけるチームに成長したことを誇りに思い、今後より成長することによってその期待に応える姿が見られることを信じています。

改めて、皆様、応援ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

《文責》尾形

第75回徳島県高等学校野球春季大会準々決勝

3月29日(火)、鳴門オロナミンC球場で第75回徳島県高等学校野球春季大会準々決勝が行われました。

本校は、生光学園高校と対戦しました。

バッテリー (城南)木内-大西  (生光学園)奥濱、平野-日下
▽三塁打 (城南)神戸 (生光学園)山城

二度あることは三度ある!三度目の正直を許さない!

接戦を制し、春季大会6年ぶりのベスト4進出!!

 

生光学園との対戦は、新人ブロック大会決勝、秋季大会2回戦と2回あり、今回が3回目となります。

ここまで本校の2勝0敗となっていますが、県内随一の強豪私学であり実力校の生光学園は「三度目の正直」を期して、絶対に負けるわけにいかない、という気持ちで向かってくることを考えると、おそらく激戦になるであろうと予測していました。

逆に本校は、選手の人数、連戦となる日程どちらの面においても不利な状況にあり、そう簡単に勝たせてもらえない、厳しい戦いになることを十分に自覚し、前日までのコールド連勝にも浮かれることなく、気持ちを引き締めて準備を進めました。「一球一心 ~心はひとつ~ 」この思いを最後まで体現し続けることで「二度あることは三度ある」。必ず勝って次につなげるぞという強い闘争心を持って、この日も前日同様、城西高校のバスで球場入りしました。

勝負は、勝たなければならない理由が多い方が必ず勝つ。

本校は今大会、記録員として4人の新3年生マネージャーが交代でベンチ入りしていますが、全員がベンチ入りするためには必ず3回勝たなければならないことになります。どうか、全員が「勝利の女神」になってほしい。選手たちを練習、試合など様々な側面で献身的に支える人物、学業すべての面において優秀なマネージャーへの恩返しは、全力プレーで勝利をつかむことだと、選手全員が自覚しプレーしています。

試合は1回表、鮮やかな先制攻撃から始まりました。

先頭の1番坂東が右前安打、4番大西が死球で出塁し二死一・二塁の場面。5番神戸が右翼方向に三塁打を放ち2点を先制しました。3回には先頭の4番大西が右前安打で出塁し、前の打席で三塁打を打った神戸がバントで仕事をきっちりと果たした後、炭谷、大村の連続安打で1点を追加した後、8番上原の三塁ゴロを三塁手が失策した間にもう1点追加し、4-0とリードをさらに広げました。

しかし、予想通りただでは終わらないのがこの試合でした。

3回裏には連続安打と死球で一死満塁の場面、生光学園の4番打者に右前にタイムリー安打を打たれ1点を返されました。しかし、「取られても、1点しか取られてないぞ!!」大量点が覚悟されるこの場面、満塁で終わったことが幸いしました。次の5番打者を投手ゴロ、さらに6番打者から三振を奪い、これ以上の失点を許さなかったエース木内の気迫の投球は圧巻でした。

2回以降はすべての回で走者を背負う苦しい局面が続きました。

その中で、最大のピンチは7回裏。1番打者から始まる好打順に長短の連打と犠飛、3番打者までの3人で2点を奪われました。走者が無くなり、4番打者、5番打者と連打で逆転の走者を背負う場面。捕手の大西主将はこの場面を守り切るため、1試合で3回しか取ることのできない作戦タイムを使い切り勝負に出ました。この決断が功を奏し後続を遊ゴロ、二飛に抑え、見事にこのピンチを乗り切りました。

試合の流れとしてはいつ逆転されてもおかしくない状況で、普通であれば悲壮感が漂いな場面でしたが、ベンチでは選手からもスタッフからも「しびれる展開になってきたぞ」「おもろいやん」という、ギリギリの勝負を楽しむかのような前向きな声かけが飛び交い、城南らしさ全開の試合展開で野球を展開することができました。

8回、9回にも上位打線に回りましたが要所を締め、失策が出たとしても全員でカバーし、最後の打者から三振を奪い試合終了。結果、最後まで生光学園にリードを許すことなく粘り勝ち、春季大会では2016(平成28)年以来6年ぶりとなるベスト4進出を果たしました。

試合終了後も浮つくことなく、「フェアゾーン以外の270度」を大切にする姿勢。

チーム全員で、すぐに整備とベンチ内の清掃に取りかかり、大会役員が引き上げる直前まで手を抜くことなく全員でやり切る姿勢ほ本校の最大の強さです。この積み重ねにより、今日あまり活躍できなかった者も必ず次は活躍する、という信頼感が生まれ、様々な場面においてお互いに勇気を与える存在となり、結束力がより強いものとなります。フェアゾーンの90度で磨かれる体力、技術と合わせ、協調性と闘争心の高いチームカラーは、360度どの角度から見ても実力発揮の要素といえます。日頃の取り組みに自信を持ち、ここからの戦いも自分と仲間を信じ、全力でプレーしてもらいたいと思います。

次戦の準決勝は4月2日(土)10時から、徳島市のむつみスタジアム(蔵本球場)で、徳島商業高校と対戦します。

城南高校と徳島商業との対戦は、城南高校が旧制徳島中学校の時代から続く伝統の一戦であり、「徳島の早慶戦」と呼ばれる、県民の人気を二分する好カードでした。時代は令和となりましたが、徳島市の球場でこの2校が対戦することに、徳島城の西側にあった西の丸運動場がメイングラウンドであった時代を彷彿とさせます。

徳島県の野球の歴史を築き、今年で創部124周年を迎える城南高校が、令和の「徳島の早慶戦」を制すことを目指し、「一球一心 ~心はひとつ~ 」一戦必勝で戦い抜きますので、皆様、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

第75回徳島県高等学校野球春季大会2回戦

3月28日(月)、鳴門オロナミンC球場で第75回徳島県高等学校野球春季大会2回戦が行われ、城北高校と対戦しました。

概要については以下の通りです。

 
 7回コールド
 バッテリー(城北)飯田-大浦 (城南)木内-大西
 ▽二塁打 (城南)西川珠

 

攻守に冬の鍛錬の成果を発揮し、春季大会では6年ぶりのベスト8進出を果たす!!

1回戦を前に故障したバスの代走は、城西高校野球部の厚意で貸していただいたバスです。

このバスは甲子園出場を機に購入された現在のバス以前に城南高校硬式野球部のバスとして活躍したものであり、平成19年の春季四国大会では高知県の明徳義塾高校をはじめとした強豪校を次々に撃破し、準優勝した先輩方をはじめ、たくさんの熱戦を共にしてきた歴史を持っている車両です。

貸していただいた城西高校野球部の皆様への感謝の思いを持ち、先輩方の築いてきた歴史に触れながら、久しぶりに城南高校の部員たちの思いを運ぶバスで球場に乗り込みました。

雨天順延に伴う日程変更の関係で、本日は徳島県の高校音楽界に誇る吹奏楽部の定期演奏会と日程が重なり、本校関係者の応援が難しい状況となりました。本校関係者からは「定演も野球も両方見たい!!」という声も聞こえる中、生徒たちはその期待に応えるようなめざましい猛攻で7回コールドで城北高校に勝利し、ベスト4に進出した2016(平成28)年以来6年ぶりのベスト8進出を果たしました。

試合は3回に動きました。木内、坂東の連続安打で一死一・三塁とし、この日4安打4打点と活躍する西川壮の右翼への大きな犠牲フライで先制。この間に坂東が二塁へのタッチアップで進塁し、西川珠の左翼への二塁打、大西の右翼への安打で3点を先取しました。

以降、着実に加点しましたが、1回戦とは違い再三にわたるピンチを迎え走者を背負う場面もありました。しかし、その度全員で守り抜き、要所はエース木内の気迫の投球でピンチも最少失点に抑えました。特に、6回裏は二死満塁の場面がありましたが、この場面を最少失点に抑えたことが非常に大きなポイントとなりました。

その直後、7回表。神戸の忍耐力が勝ち取った四球を皮切りに炭谷、大村の連続安打で一死満塁。この場面で上原の打球は三塁へのゴロとなり、併殺をも覚悟する場面でしたが、三塁手が送球をミスした間に走者2人が生還し2点を追加。「持っている」2年生4人でリードをさらに広げ、最後は西川壮の右翼への安打で11点目。四球や失策でもらったチャンスをつかみ、取れる点は取り切る13安打の猛攻を展開しました。

今大会無失策の守備でエース木内の投球を盛り立て、さらには秋季大会で課題となった左腕投手の攻略を打撃、走塁で実現できたこと。チーム一同、この冬に取り組んできたことの成果が発揮されてきています。

次戦は準々決勝。3月29日(火)14時30分から、鳴門オロナミンC球場で生光学園高校と対戦します。

連戦での生光学園との対戦は、優勝した新人ブロック大会の決勝以来となります。さらに秋季大会2回戦でも対戦しており、ここまで城南の2勝0敗ですが、強力なチームであり絶対負けられないという覚悟を持ってぶつかってくるものと思われます。

私たちはあくまで平常心、「一球一心 ~心はひとつ~ 」のチームスローガンのもと、しっかり戦い抜くのみです。

「2度あることは3度ある」という格言のごとく、チーム一同、総力を結集して準々決勝も全力で勝利をつかみます。

皆様、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

第75回徳島県高等学校野球春季大会1回戦

3月25日(金)、鳴門オロナミンC球場で第75回徳島県高等学校野球春季大会の1回戦が行われました。

バッテリー(城南)木内-大西 (つるぎ)新居、近藤-高橋
▽二塁打 (城)木内、上原、大西

 

つかんだチャンスで一気に勝負を決めた!

エースの快投、春も健在!!

春季大会を目前に、新型コロナウィルス感染拡大に伴う活動時間の短縮措置に見舞われただけでなく、本来であれば3月に解禁されるはずの対外練習試合も禁止されたため、この試合が今年初めての試合となりました。

さらにこの日は球場への移動時にバスが故障するなど、試合当日に至るまで不測の事態が連発しました。ドア等の修理を終え「快走」するはずだったバスが、修理工場へ「回送」され早々に戦線を離脱。下手をすると試合への影響が出かねない非常に厳しい滑り出しでした。

しかし、私としては故障したバスがチームの厄をすべて被ってくれたのではないか、と信じています。

そして、選手10人という少人数は、試合を戦う上では一人でも欠けると厳しい状況ではありますが、逆に活動時間が短縮されても個々の練習量が確保されたことでレベルアップにつながった、という観点から見ると返ってプラスに働いたのではないか、と選手たちの成長から実感します。

さて、この試合の前半は、試合前のアクシデントから続く微妙に良くないムードで流れをつかむのに時間がかかりましたが、それを断ち切ったのはエースで生徒会長の木内が放った右翼への先制のタイムリー2塁打でした。その後、流れをつかみ切れず、あと1本が出ない場面も見られましたが、5回以降は打線が本領発揮。5回には一死からの四球を起点に西川壮の安打や敵失で3点を先取。以降6回には炭谷の安打から大村の犠打、上原のタイムリー二塁打、坂東のタイムリー安打で2点を追加、7回にも大村のタイムリー安打と敵失でさらに2点を追加して9対0と突き放しました。

投げては木内が2安打無失点に抑える快投に、守備も安定した攻守で支え、7回コールドで2回戦進出を決めました。

後半にかけて、この冬に取り組んできたことが発揮される展開となりました。惜しくも準々決勝で敗れた秋の悔しさを、まずは春に結果を出すことで乗り越える、という生徒たちの思いがチームに勝利を呼び込みました。

逆境をもチャンスに変える力。日頃、自主自立の校風のもと、文武両道を掲げ、学校生活すべての局面において勝負しているからこそ身についた強さであり、ここからの戦いでより活かされるものと信じております。

年度替わりの平日という多忙な時期にもかかわらず、球場まで応援に来てくださった皆様、誠にありがとうございました。

2回戦は 3月28日(月)12時から、鳴門オロナミンC球場で城北高校と対戦します。

この試合も「一球一心 ~ 心はひとつ ~ 」一戦必勝で戦い抜きます。これからも応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

第75回徳島県高等学校野球春季大会 日程の変更について

3月20日(日)から、第75回徳島県高等学校野球春季大会が始まりましたが、同日付で徳島県高野連より日程の一部変更が発表されました。

本校に関係する日程で、一部変更が発生しておりますので、新しいトーナメント表を以下の通り掲載します。

R4_第75回県春季組合せ0320変更.pdf

3月25日(金)に行われる本校の初戦は、当初より30分開始時刻が繰り上げられ、12時開始となります。

なお、会場は変更なく鳴門オロナミンC球場です。

平日かつ年度替わりの忙しい時期ではありますが、球場へ観戦に来ていただける方におかれましては新型コロナウィルス対策を十分に徹底した上で応援していただければと思います。

また、応援に来ることができない方におかれましては、球場に足を運べる日まで勝利を信じ、それぞれの場所から応援いただければと思います。

チーム一同、「一球一心 ~心はひとつ~」のチームスローガンのもと、全員で戦い、一戦必勝で勝利を積み重ねます。

皆様、応援よろしくお願いします。

 

《文責》尾形

硬式野球部バスの状況について

日頃は本校硬式野球部の活動に対するご理解、ご支援をいただき、誠にありがとうございます。

例年であれば、3月になると日本高野連が定めるオフシーズン期間が終了し、対外練習試合が解禁され、高校野球関係者にとっては球春到来を実感する期間です。

しかし、今年の徳島県は3月現在、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、部活動の練習も公式大会を直近に控えている部以外は原則活動禁止という厳しい状況です。硬式野球部は、大会を直前に控えている部活動のみ短時間で実施可能という特例の恩恵を受け、感染防止対策ガイドラインに則って限られた時間の中で精力的に自分の課題と向き合い、練習に取り組んでおります。その一方で予定していた練習試合が中止を余儀なくされ、球春到来はまだ先です。

さて、本校硬式野球部の重要な戦力として活躍している、バスの状況について報告と御礼を申し上げたいと思い、この記事を書くに至りました。

現在使用しているバスは2011(平成23)年の第83回選抜高等学校野球大会出場に当たって硬式野球部OB会、特別後援会によって贈られた「甲子園バス」です。

ナンバープレートは「1898」。本校硬式野球部の源流である旧制徳島中学校に野球部が創設された年の西暦が刻まれており、このバスで甲子園に行った後も「もう一度、このバスで甲子園に行くぞ」という部員、本校硬式野球部関係者の熱い思いを一緒に運んできました。

しかし、導入から11年を経過し、少しずつメンテナンスが必要な箇所が増えてきました。

今年度になって、乗降口ドアの調子が悪く、発車前にドアが閉まりにくい、停車中に自然にドアが開くという現象が発生していました。いままで走行時にドアが開くことこそ無かったものの、この状況を放置しておけば安全運行に支障が出かねないといってもおかしくありませんでした。また、最近になって荷室のドアも接続部品が劣化し、こちらは閉まりやすくなっていることから道具の搬出入に危険な状態となっていました。

現在は部員数も少なく、費用の捻出にも非常に苦しい状況でしたが、その窮地を救うために立ち上がってくれたのが頼れる先輩たち、硬式野球部OB会でした。

シーズンイン直前の2月中に、硬式野球部OB会全面バックアップのもと、修理が必要な箇所をすべて整備し、現在はシーズン中を通して安全運行ができる万全の状態となっています。

まさに現役のチームとOBの気持ちも「 一球一心 ~心はひとつ~ 」。

おかげさまで、バスは甲子園に向かうためのコンディションが整いました。

あとはチームも、バスも共に快走するのみです。

まずは春季大会。この冬にやってきたことを十分に発揮し、頂点を目指して一戦ずつ戦い抜きます。その姿こそが、先輩方への恩返しです。

最後に、改めて硬式野球部OB会の皆様の温かいご支援に感謝を申し上げます。

もう一度、このバスで甲子園へ!!

《文責》尾形

2022(令和4)年2月 硬式野球部活動報告(卒業生送別会)

2月28日(月)、卒業する3年生の送別会が行われました。

本来であれば卒業式当日に開催するイベントですが、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて在校生は参列できないため、今年は卒業式の前日に当たる本日、部員たちだけでささやかに開催することとなりました。

会の始めに、在校生と保護者会からの記念品を贈呈した後、3年生が一人ずつ、挨拶をしました。

「毎日の練習で後悔を残さないようにやり切ってほしい」

「3年生になって進路決定の時期が来るまでは自分が思っている以上に早いので、志望校について調べることや勉強は早く進めていくほうが良い」

「城南高校野球部史上初、というような戦績を目指してほしい」

など、3年間の高校野球で得たことや、もっとやっておけばよかったという後悔、これからのチームの躍進に対する思いなど卒業生が様々な角度から話した言葉のすべてが非常に深く、心に響くものでした。

3年生の挨拶の後は、監督、部長、副部長がそれぞれ餞の言葉を贈り、最後に記念撮影を行いました。

3年生は修学旅行をはじめとした学校行事も多く中止となっただけでなく、野球では2年生のときに夏の選手権大会が中止になるなど、終始新型コロナウィルスの猛威に翻弄され続けた高校生活を余儀なくされました。このような厳しい状況においても、野球に取り組めることへの感謝の思いを常に持ち続け、様々な困難をしなやかにクリアし、チームスローガンである「一球一心 ~ 心はひとつ ~ 」を体現した彼らは私たちの誇りです。

校誌「渦の音」に仲野恵平主将が投稿した記事にもありますが、彼らとともに戦った最後の公式戦となった、第103回全国高等学校野球選手権徳島大会1回戦の名西高校戦は3年生にとって最高の試合となりました。スタッフとしては勝利に結びつかず、最終学年の年度を未勝利で終わったことが悔しいというのが正直な気持ちですが、生徒たちのやり切ったという表情が今でも印象に残っています。

3年生は全員、大学に進学することが決まっていますが、大学でも引き続き野球部に入部する者もそうでない者も、様々な形で野球と関わる人生にしていきたいと考えているようです。この3年間で身につけた強さと素晴らしい人間性をベースに、人生の勝利者となることを信じています。

卒業する彼らにとって、城南高校のグラウンドは一生、ホームグラウンドです。卒業後も様々なことがあろうと思いますが、苦しいとき、何かいいことがあったとき、単純に体を動かしたいとき、ぜひ未来絵の活力を注入するために足を運んでほしいと思います。共に戦った仲間がグラウンドに来てくれることをチーム一同、歓迎します。

改めて3年生の皆さん、卒業おめでとう!今後の活躍をチーム一同期待、祈念しています。

《文責》尾形

第75回徳島県高等学校野球春季大会 組合せについて

皆様、日頃は本校硬式野球部の活動にご理解、ご協力いただき、誠にありがとうございます。

チーム一同、新型コロナウィルス感染拡大に伴う活動時間の制限や、2月前半における全県立学校対象の分散登校期間中における部活動の自粛期間など様々な制約にも負けることなく、感染防止対策ガイドラインを遵守しながら日々の練習に取り組み、自分の能力を高めることを目指し努力しています。

さて、2月19日(土)にオンラインにて第75回徳島県高等学校野球春季大会の組合せ抽選会が開催され、出場全27チームの対戦相手が決定しました。トーナメント表は下のファイルの通りです。

 

R4_第75回県春季組合せ0212_決定.pdf

 

本校の初戦は3月25日(金)の12時30分より、鳴門オロナミンC球場で行われる、つるぎ高校との1回戦です。

準々決勝で敗退した秋季大会の悔しさを胸に、「一球一心 ~心はひとつ~」のチームスローガンのもと厳しく鍛え抜いた冬の成果を発揮するべく、まずは一戦必勝を積み重ね、春の頂点へ駆け上がることができるよう全力で戦います。

皆様、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

2022(令和4)年1月 硬式野球部活動報告(初詣・練習始め)

皆様、新年明けましておめでとうございます。

日頃より、硬式野球部の活動に対する温かい応援並びにご理解、ご協力いただき、誠にありがとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

さて、城南高校硬式野球部は本日1月4日(火)より、新年の活動を始めました。

13時に集合し、監督による新年挨拶の後、忌部神社へ初詣に行きました。選手はもちろんマネージャー、監督、部長の全員が学校から徒歩で向かい、正月早々チームのスローガンである「一球一心 ~心はひとつ~ 」を体現しました。

野球は投手と打者の勝負といった個人戦の要素を持ちつつ、グラウンドで同時にプレーする9人はもちろん、全員が協力しないと勝てない。そして、どんな困難も一人ひとりが乗り越えなければならない。そして、全員で乗り越えてこそ心の強さが生み出される。忌部神社の長い石段が、そのことを教えてくれたように思います。

参拝を終え、徒歩で登った石段でダッシュをした後はグラウンドへ戻り、新年最初の練習に取り組みました。大きな声を出し、元気いっぱいに練習に取り組む姿からは、正月休みによる鈍りを感じさせず、春に向けての明るい希望の光が見えました。

けが人もなく、選手10名全員が元気に揃い、創部124周年となる今年の活動が幕を開けました。

練習で実力を伸ばし、まずは春季大会で結果を残し、その先に夏の選手権初出場、甲子園での2勝目とつながるよう、高い意識を持って取り組んでいきます。

今年も積極的に、活動に関する情報を更新していきますので、ぜひご覧ください。

 《文責》尾形

2021(令和3)年12月 硬式野球部活動報告(練習納め)

2021(令和3)年の練習納め。

厳しい寒さと強風に見舞われたこの数日とは異なり、さわやかな晴天に恵まれた今日は眉山でのトレーニングのあと、スイング練習に取り組み、最後に大掃除をおこないました。

今年は、部員にとっては激動の一年だったと思います。4月に監督、部長が交代し、新体制になっただけでなく、コロナ禍による活動の制限など、これまで当たり前と思っていたことがすべて変化し、その変化にしなやかに対応していくことが求められた一年でした。他校以上に、様々な面において不安もあったはずですが、この状況下においてもしっかり実力を高め、新チーム発足以降、選手10名という少人数で新人ブロック大会優勝、秋季大会ベスト8と結果を出し、練習試合でも相手のレベルに関係なく高い勝率を残す姿は私たちスタッフにとっても誇りに思います。

2022(令和4)年は創部124年目です。徳島県の野球の歴史は、私たち城南高校硬式野球部の歴史であると同義です。これまで歴史を築いてきた先輩方の思いを継ぎ、次世代に伝えていくことが私たちの使命です。

チーム一同、年末年始で今年一年の成果と反省に立ち、課題を明確にした上で、年明けには夢の実現に向けて素晴らしいスタートを切る準備をしていきます。

皆様、今年も硬式野球部の活動にご理解、ご協力いただきましてありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

《文責》尾形

2021(令和3)年11月 硬式野球部活動報告(練習試合)

日頃は、本校硬式野球部の活動にご支援・ご協力いただき、誠にありがとうございます。

さて、11月に行われました練習試合の様子および結果について、報告いたします。

11月6日(土)

 城南 ○  8 ー 0 ● 徳島科学技術

11月7日(日) 

 城南 ○ 13 - 0 ● 阿波

 城南 ●  0 - 7 ○ 川島

11月14日(日)    

 城南 ○ 3 ー 1    ● 城西

   城南・城ノ内 ● 0 - 7 ○ 城西

11月20日(土)

   城南 ○ 5 ー 2 ● 池田

 城南・城ノ内 ● 2 ー 5 ○ 池田

11月23日(火)

   城南・城ノ内 ● 4 - 7 ○ 徳島北

 城南 ○ 3 ー 1 ● 徳島北

 最終ゲームとなった徳島北高校戦ではエース木内の1失点完投、主砲大西の右越え本塁打、3番西川珠の勝ち越し中越タイムリー2塁打など,攻守にわたり理想的な試合展開で勝利しました。

安定感のある試合展開に成長を感じる一方で、この期間は2試合目になると、どうしても1試合は内容が悪くなり、見せ場もなく負けるという流れが来年に向けての課題となりました。

接戦をモノにする力、さらにビハインドの局面から逆転し勝ち切る力をつけることが今後求められます。

また、この期間は城ノ内中等教育学校・高校の生徒たちと一緒に戦った試合もあります。

本校にとってもよりコミュニケーション能力を高め、実戦で発揮する力をつけることができたとともに、城ノ内の生徒にとっても春に迎える新入生とともに戦うにあたって、普段はあまり交流のない本校の生徒とともにプレーした経験が生きる場面が必ず来ると考えています。11月の終わりには、同じユニフォームを着たら本当に1つのチームではないかと思うほど、交流を深めたようです。

さらに、今月の練習試合ではたくさんの小中学生もグランドを訪れ、練習試合を観戦していただきました。

本校の試合を観戦し、一人でも多くの人が「ぜひ城南高校に入学し、ユニフォームを着て一緒に甲子園に行きたい」と思っていただいたなら、チーム一同この上なくうれしいことはないと思います。私たちは学校で、そんな皆さんを待っています。

この1年、新型コロナウィルス感染拡大に伴い様々な制約がある中、野球ができることへの感謝と喜びを胸に、部独自に制定した感染防止対策ガイドラインを遵守しながら、一戦ごと戦い抜きました。今年も関係者をはじめ、皆様のご支援のおかげで充実した練習試合を行うことができたことを、心より感謝申し上げます。

日本高野連の規定により、全国の野球部において、12月から2月いっぱいまで対外練習試合を組むことができない期間に入ります。

今日もチーム一同、心技体すべてにおいて充実した練習に取り組み、レベルアップを目指して眉山から吹き下ろす寒風に立ち向かいながら、熱く練習に取り組んでおります。今年の成果と反省を踏まえ、自分に厳しく、自分の可能性を信じて真剣に取り組む生徒たちの日々成長する姿を見ていると、来年の春を迎えるのが本当に楽しみです。

徳島市のランドマークとして、私たちに春の訪れを告げる眉山の満開の桜とともに、球場では試合ごとに城南高校の勝利を讃える校歌を響き渡らせることで徳島県に球春到来を告げ、夏には選手権初出場の悲願を達成できるよう努力し続けていきますので、今後とも応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

2021(令和3)年10月 硬式野球部活動報告(オータムリーグ)

10月から11月にかけて、徳島科学技術高校第二グラウンドを会場に開催された「オータムリーグ」に参加しました。

オータムリーグとは、特別ルールを用いたリーグ戦で、本校を含めた7チームが参加しました。

特別ルールの一例として

 ・ 打者は低反発バット(木とカーボンの複合)もしくは木製バットを使用

 ・ バントは禁止

 ・ 投手はストレートのみ(変化球の投球は禁止)

 ・ ストライクの見逃しはアウト

 などが挙げられます。

審判やボールボーイなどは試合をしていないチームが行い、生徒が主体となって運営にあたります。

ここからは、本校関係の試合結果について報告いたします。

(リーグ戦)

 10月2日(土) 城南 〇 7 - 0 ● 徳島科学技術SCI(7回コールド)

 10月3日(日) 城南 〇 3 - 1 ● 城北

                            城南 〇 5 - 0 ● 徳島科学技術TEC(8回コールド)

 10月10日(日) 城南 ● 1 - 2 〇 名西

 10月23日(土) 城南 ● 0 - 3 〇 徳島科学技術TEC

 10月24日(日) 城南 〇 5 - 2 ● 徳島科学技術TEC

                            城南 〇 6 - 1 ● つるぎ(7回コールド)

 10月30日(土) 城南 〇 7 - 2 ● 小松島西(8回コールド)

          計  6勝 2敗(リーグ1位)

(クライマックスシリーズ)11月3日(水) 

    準決勝 城南 〇 5 - 0 ● 名西(7回コールド)

    決 勝 城南 ●  4 ー 7 〇 徳島科学技術SCI

        ※ 本校は準優勝

 

 日本の高校野球では、大会はトーナメント方式で行われます。勝たなければ次の試合はないため、どうしても偏った選手起用になることが問題点ですが、リーグ戦ではもし負けたとしても、再度勝利を目指すことが可能です。そのため、多くの選手に出場し、プレーする機会を与えることができます。相手は「敵」ではなく、お互いを高め合う「仲間」である。まさにその理念に則った形で、本校は選手10名と非常に厳しい状況ですが、選手4名で単独では大会に出場できない城ノ内中等教育学校・高校の選手と一緒に戦った試合もあり、お互いにとって良い刺激となりました。

オータムリーグは、リーグ戦の長所を生かし、参加チーム全体のレベルアップを図る取り組みとしても効果的かつ先進的であるといえます。

また、本校には大学など次のカテゴリーで野球を続けることを希望している生徒も多くいます。高校より上では木製バットを使用するため、オータムリーグを通じ高校生のうちに低反発バットや木製バットを使用した実戦経験を積むことが、将来の野球人生において必ずプラスに作用します。おそらく、現在の高校生が現役のうちにはならない見込みですが、近い将来、硬式金属バットは飛びすぎないように規格変更する動きがあります。バットを折ったり、ストレートしか来ないとわかっていながらも詰まらされる中で、いかに普段の試合では金属バットの機能に助けられており、芯でとらえることが大切であるかを学んだと思います。

残念ながらクライマックスシリーズで敗れ、完全優勝とはなりませんでしたが、普段は限られたスペースでの活動を余儀なくされている本校にとって、この時期に多くの実戦経験を積むことができたことで意識の向上につながりました。リーグの運営に携わっていただいた事務局をはじめとする皆様への感謝を申し上げるとともに、本校を含めすべてのリーグ参加チームがこの経験を活かし、今後活躍することを期待しております。

《文責》尾形

2021(令和3)年10月 硬式野球部活動報告(練習試合)

日頃は、本校硬式野球部の活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。

秋季大会も終わり、今年も残りわずかとなりました。

チーム一同、四国大会進出を逃した悔しさを忘れず、それぞれの課題に向き合い、この冬に力をつけ夢の実現につながるよう、新型コロナウィルス感染防止対策ガイドラインを守りつつ日々の練習に取り組んでおります。

さて、10月に行われました練習試合の結果につきまして報告いたします。

 

10月  9日(土) 城南 ● 0 ー 3 〇 徳島商

10月16日(土) 城南 〇 3 ー 2 ● 鳴 門

10月17日(日) 城南 〇 5 - 3 ● 鳴門渦潮

10月31日(日) 城南 ● 1 ー 4 〇 城 東

 

新チーム発足当初に比べ、どんな相手に対してもロースコアで締まった展開の試合が多くなりました。

粘り強く最後までリードを守り切る試合があった一方で、チャンスを何度もつかみながら最後まで流れをつかめず、その間に失策や四死球が重なり失点を重ねることによって攻守のリズムを崩し、そのまま敗れる試合も課題となりました。

試合の後半にかけて粘り強く戦い、劣勢のときにも底力を発揮できるチームに成長することが今後、望まれます。

その中で、本校が逃した四国大会への出場権を得たチームに対しても互角の戦いをすることができたことは自信にしつつ、改めて本校は挑戦者であることを忘れず精進あるのみです。

部員たちの姿勢からも、甲子園を目指すということは決して遠いものではなく、これからの成長次第で大いに実現の可能性はあるものと信じています。2011(平成23)年にセンバツ初出場を成し遂げましたが、夏の選手権はまだ出場がありません。その歴史の扉を開くためには、オフシーズンの取り組みが重要となります。

特に2年生にとっては来年の夏が甲子園出場のラストチャンス。どこのチームよりも勝利への執念が強いチームを甲子園が迎えに来ます。その迎えが来るよう、負けの要素を根絶し、勝利に導く要素をより多く引き出すことで、春には勝利を確実に積み重ねることができるチームに成長できればと思います。

また、この4試合とは別に徳島科学技術高校第二グラウンドを会場に行われた「オータムリーグ」という、特別なルールで行われたリーグ戦にも参加することで、実戦経験を積み重ねております。こちらについては別の記事をもって紹介させていただきます。

なお、11月中も練習試合を実施いたします。関係者はもとより、進路について真剣に考えている小・中学生の皆さんにもぜひ、グラウンドに足を運んでいただき、各会場校におけるマナーを守りつつ観戦いただければと思います。

《文責》尾形

硬式野球部活動報告(令和3年度 環境防災活動)

2学期中間考査最終日の10月21日(木)午後、本校では各部活動と有志生徒による環境防災活動が行われました。

硬式野球部は、選手は男子硬式テニス部と共同で学校東側にある側溝の掃除、マネージャーは東出入口付近の除草活動を主に行いました。

年に一回の作業ですが、選手たちは生活排水などによりヘドロやゴミが堆積し、汚れた側溝に入り作業することを最初はためらう様子も見られました。そこで「ゾーン(Zone)に入ろうや」と声をかけ、次々にその境地に達した生徒たちが大車輪の活躍を見せました。

ゾーン(Zone)とは、スポーツ心理学における理想的心理状態を指します。人気漫画の名フレーズ「全集中」はまさにこの状況であり、すべての集中力をこの作業に向けることにより、清掃活動により自分が汚れることなど全く気にならない心理状態になります。

そして、その境地に達した生徒たちはグラウンドで、どんな状況においてもパフォーマンスを発揮することができるようになります。

特に夏の選手権では、見えない不思議な力がチームに宿り、様々なドラマを生み出します。それを人は「野球の神様」と呼びますが、その正体は野球以外の場面、フェアゾーン以外の270度で磨かれるものであると考えています。

ただ、あくまでそれは副産物であり、環境防災活動は私たち城南高校を支えてくれている地域への恩返しです。

日頃、大きな声を出しながらの活動にも、活動中のファールボールの飛び出しがあったとしても常に温かい視線を向けていただき、「甲子園に行ってくださいね」「いつも応援してるよ」と声をかけてくださる近隣住民の皆様の支えがあって、城南高校、そして硬式野球部が活動できるということを忘れてはいけません。

私自身も側溝に入り作業をしていた中で、近隣住民の方から声をかけていただき、そこで気づいたことがあります。この側溝が詰まっていたら、すぐに増水し浸水被害を受けかねないという防災面の観点からも、環境整備の重要性を感じました。私たちは地域に支えられるだけでなく、災害時などの非常事態はもとより、普段から地域を守る責任もあるのです。

例年より少ない部員数ではありますが、さすが選手10名で新人ブロック大会優勝、ベスト8進出を成し遂げたメンバーです。強いエネルギーを持った部員一人ひとりが自覚を持って全集中で取り組み、側溝も東出入口付近もきれいになりました。

環境防災活動の後は、考査前以来の全体練習を行いました。今後もこの環境を維持し、改めて地域のサポートに対する感謝を忘れず、充実した活動をしていきたいと思います。皆様、今後とも応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

第74回徳島県高等学校野球秋季大会 準々決勝

9月26日(日)、鳴門オロナミンC球場で第74回徳島県高等学校野球秋季大会の準々決勝が行われました。

前回優勝した2015(平成27)年以来のベスト4進出を懸け、対戦相手はこの夏25年ぶり2回目の甲子園出場を果たし勢いに乗る阿南光高校と対戦しました。

~ 今こそ 「一球一心」 再確認のとき 夏に向けての大きな宿題 ~

夏の選手権決勝戦のカードは阿南光ー生光学園。両チームともその経験を持つ2年生エースが残り、本校としては2度決勝戦を戦うような組み合わせとなりました。2回戦で選手権準優勝の生光学園を倒したので、勢いそのままに終始攻めの姿勢で優勝校の阿南光も必ず倒す、という強い思いを持って戦いに臨みました。

抜群の安定感と制球力を誇り、リズムの良い投球で試合を作る城南のエース木内と、夏を2年生ながらひとりで投げ抜き、スピードとパワーで相手打者を圧倒する投球が持ち味の阿南光のエース森山投手。この両エースの投げ合いによる投手戦が予想されたこの試合、初回は阿南光が失策の間に1点を先取しました。

対する城南は4回表、先頭の1番大村が内野安打、2番西川壮が四球で出塁した後4番大西がセンターにタイムリーヒットを放ち、同点に追いつきました。

5回裏、1死から9番打者にライト前へ安打を運ばれ、1番打者が三塁線へバント。送球するもセーフになり、次の打者にも三塁側にバントを決められ、その処理で送球のエラー、さらにカバーに入った野手からの送球が遅れたすきに二人目の走者が生還。なおも走者三塁の場面で捕逸により失点と手痛い3点を献上しました。

6回以降は守備も安定し、攻撃面でも走者を出しましたがチャンスが生かせず無得点に終わり、残念ながら1対4で敗れ、6年ぶりのベスト4進出、11年ぶり2回目のセンバツ出場とはなりませんでした。

一夜明け、月曜日の練習から再スタートを切りました。練習開始前のミーティングで確認されたことは、「(勝つために)足りなかったのは積極性」ということでした。守備面でもあと1歩出していれば、攻撃面でもあの場面で次の塁を目指していれば…という後悔と向き合い、次の勝負では同じことを繰り返さず、終始攻めの姿勢を貫く城南高校らしい野球を最後まで貫くことができるよう、これからの練習で鍛え直していきます。まず春の大会では、秋季大会で果たせなかったベスト4以上という成果を挙げ、夏の甲子園初出場へとつながるよう、チーム一同邁進していきます。

皆様、今大会もそれぞれの場所から温かく応援いただき、誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

《文責》尾形

第74回徳島県高等学校野球秋季大会2回戦

9月20日(月)、阿南市のJAアグリあなんスタジアムで、第74回徳島県高等学校野球秋季大会の2回戦が行われました。

本校は生光学園と対戦し、新人ブロック大会決勝の再戦となったこの試合も勝利を飾りました。

《バッテリー》(城)木内-大西 (生)奥濱-日下
 ▽三塁打 岸本(生)
 ▽二塁打 西川珠(城)

~ 燃える勝利への執念が導いた2017(平成29)年以来4年ぶりの秋季大会ベスト8 ~

文化祭・体育祭の後始末の名目で、1m四方の焚き火を囲み、若い教師と有志の生徒が歌と踊りに興じたささやかな火祭りを起源とし、徳島県内では城南高校のみが実施している伝統の学校行事・ファイアーストーム。本校の歴史を築いてきた先輩方がここで燃やし続けた伝統の炎の如く、チームの勝利に懸ける熱い執念が産み出した集中攻撃で一気に流れをつかみ、ミスが出たとしても全員でしっかりカバーし合うことで最後まで守り切り、2017(平成29)年以来4年ぶりの秋季大会ベスト8進出を果たしました。

5回までは1人の走者すら出すことのできない厳しい状況でしたが、チャンスが必ず来ると信じ、失点を許すことなく全員で守り抜きました。

迎えた6回表。この回の先頭打者、7番炭谷の安打を起点に犠打野選、四球などで2死満塁としたのち、3番西川珠がセンターオーバー、走者一掃のタイムリー2塁打を放ち3点を先制。7回にも5番坂東の安打を起点に押し出し四球などで2点を追加し、終盤は試合を優位に進めることができました。

安定感抜群のエース木内、巧みなリードで引っ張る捕手大西のバッテリーを中心に相手打線を4安打に抑え完封し、新人ブロック大会のリベンジに燃えるシード校・生光学園を撃破しました。

選手10人という少人数ながら、一人ひとりがやるべきことを理解し、声とプレーで盛り上げ一体感を持って戦う姿は、2011年(平成23)年にセンバツ出場を果たしたチームが持っていた空気と同じです。試合ごとに高まる一体感を武器に、ここからもチーム一同、しっかり戦い抜きます。

次は26日(日)に鳴門オロナミンC球場で行われる準々決勝。

対戦相手はまだ決まっていませんが、ここからの戦いも「 一球一心 ~心はひとつ~ 」

どんなチームが相手であっても私たちは挑戦者。

やるべきことはシンプルに、全力で一球一打にかけて熱い野球を展開し、挑戦していくのみです。

本日もそれぞれの場所から応援いただき、誠にありがとうございました。

次戦も全力で戦い、一戦必勝を積み重ねていきます。皆様、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

第74回徳島県高等学校野球秋季大会 日程の一部変更について

9月19日付で、第74回徳島県高等学校野球秋季大会の日程変更が発表されています。

本校関係でも当初の日程から一部変更になっておりますので、スタンドでの観戦を希望される関係者の皆様にはトーナメント表をご確認いただいたうえでご来場いただければと思います。

よろしくお願いします。

《文責》尾形

R3_第74回県秋季大会組合せ_0919結果及び日程変更.pdf

第74回徳島県高等学校野球秋季大会1回戦

9月18日(土)、鳴門オロナミンC球場で第74回徳島県高等学校野球秋季大会の1回戦が行われました。

本校はこの日の第一試合で池田高校辻校と対戦しました。

        7回コールドゲーム

《バッテリー》 (城) 木内 - 大西  (池)森上、川田 - 小山、細井

 ▽本塁打 (城)炭谷

 ▽ 三塁打 (城)大西、木内

 ~ 城南の校歌から始まる秋の戦い 3年ぶりに秋の初戦突破 ~

初回は制球に苦しむ相手投手の立ち上がりを攻め、4番大西の三塁打で先取点を取りました。その後も着実に得点を積み重ね、7回表には7番炭谷の左翼スタンドへの本塁打などで8点差とさらに突き放しました。

守っては木内投手、大西捕手のバッテリーを中心にピンチをしのぎました。6回裏には失策等も重なり2失点し完封こそ逃しましたが、最終的には7回コールドゲームで2018(平成30)年以来3年ぶりの秋季大会勝利をマークしました。

新型コロナウィルス感染拡大による練習試合の禁止および練習時間の短縮、さらに前日までの台風に伴う長雨など活動時間に制約があり、厳しい条件が重なった中でコンディションを調整することは極めて難しいものでした。

しかし、新人ブロック大会でも見せた「不測の状況下での実力発揮」が今大会でもしっかりできています。条件が同じであれば最後は集中力の勝負。生活すべての面において鍛えられた力が、ここ一番の勝負で生きています。

今日は初戦特有の固さがみられ、攻守にまだまだ課題も多い戦いぶりではありましたが、最後までよく戦い切ったように思います。

本日は秋と思えない暑さの中、それぞれの形で応援いただいた皆様への感謝を申し上げるとともに、その応援を力に今後もしっかり戦い抜きます。

皆様、今後とも応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

第74回徳島県高等学校野球秋季大会 組合せについて

9月2日(木)、徳島県教育会館におきまして第74回徳島県高等学校野球秋季大会の組み合わせ抽選会が開催されました。

本校はシード権獲得を逃したため、一般校としての抽選となりました。

新人ブロック大会で優勝した自信と、新人中央大会で敗れた悔しさを持って臨み、しっかり勝ち抜けるよう限られた時間の中で集中力と課題意識を持って日々の練習に取り組み、秋季大会を万全の状態で迎えるべく勝つための準備を入念に行っていきます。

初戦は9月18日(土)鳴門オロナミンC球場で行われる第1試合、池田高校辻校と対戦します。この試合が秋季大会の開幕試合となります。

まずはこの試合を全力で戦い徳島県で一番に勝利をつかみ、一番に校歌を歌うことから秋が始まります。

同じゾーンには夏の選手権で決勝に進出した阿南光高校、生光学園高校など強豪校が揃う激戦のブロックですが、新人大会同様に相手がどこであろうと自分たちの野球を全開に、終始攻めの姿勢で戦い抜きます。

優勝するまで積み重ねる意識はもちろん「 一球一心 ~心はひとつ~ 」

部活動の時間制限や悪天候、様々な逆境に打ち克ってきたチームの勝利は城南生の総意。

目標とする11年ぶりのセンバツ出場に向けて、一戦必勝で熱い野球を展開していきます。

皆様、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

R3_第74回県秋季大会組合せ_0902.pdf

2021(令和3)年8月 硬式野球部活動報告(練習試合)

日頃は本校硬式野球部の活動にご理解・ご協力をいただき、誠にありがとうございます。

新チームに移行し、新人ブロック大会では優勝し、新人中央大会を果たしました。惜しくも秋季大会のシード権は獲得できませんでしたが、硬式野球部はガイドラインを守り、限られた時間の中で充実した練習に取り組むことで日々、実力を伸ばしてきております。

ここでは、8月に行われました練習試合の結果について報告します。

 

 8月 1日(日) 城南 ○ 10 - 0 ● 小松島

 8月 4日(水) 城南 ●  5 - 6 ○ 鳴 門

 8月 6日(金) 城南 ●  1 - 2 ○ 小松島西

 8月11日(水) 城南 ○  7 - 2 ● 徳島北

 

 8月後半は新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、徳島県の高校は県内外を問わず対外練習試合が禁止となりました。人数が少ない私たちにとって、実戦の機会が失われることは非常に厳しいですが、そのぶん新人大会を勝ち上がることで実戦の機会を増やすしかありませんでした。その執念でブロック大会を勝ち抜き、8月中に最大限、試合を行うことができ、前半にできた練習試合の課題を確認することもできました。

 秋季大会に向けて、いまだ厳しい状況は続いていますが、日々の練習では一球一心、心はひとつの意識でチーム、個人とも力を伸ばしています。

 全国の城南高校を応援してくださる皆様、そしてこれから城南高校生になり、私たちの仲間になろうと考えている子どもたちの模範となるべく、熱い野球を展開していきますので、今後とも熱い応援をよろしくお願いします。

《文責》尾形

2021(令和3)年度 徳島県高等学校野球新人中央大会

 

8月27日(金)、鳴門オロナミンC球場で徳島県高等学校野球新人中央大会が行われました。

本校は中央Aブロックで優勝し、秋季大会のシードがかかるこの大会に1位校としての出場を果たしました。

 

                        ※ 10回はタイブレーク

バッテリー (城)木内、神戸-大西  (徳)安藝、中原-幸坂

 

徳島県の高校野球史によると、かつて城南高校の前身にあたる旧制徳島中学校と徳島商業の試合は「徳島の早慶戦」と呼ばれ、県民でも人気を二分するほどの人気対決だったそうです。その先輩方が築いてきた歴史をつなぐことは本校硬式野球部の使命ですが、迫ることはできたでしょうか。

この試合ではブロック大会までの打撃戦とは違い、両校エースの力投による投手戦が展開されました。

先制を許した後はバッテリーを中心に再三にわたるピンチを守り切り、最少得点差0対1で迎えた9回表に相手のエラーから出塁した走者をタイムリーヒットで返し同点に追いつき、その裏にも一打サヨナラ負けのピンチを迎えましたが好守によりタイブレークに持ち込みました。

10回には1点を取りこの試合初めてのリードを奪いますが、裏の攻撃で逆転され惜しくも敗れました。

結果でいえばシード権を逃した非常に悔しい敗戦ではありますが、それ以上にどこが相手でも対等に戦うことができるという自信と、今度は絶対に勝ち切ってやる、という勝利へのより強い執念がチームの財産となりました。

秋季大会は9月2日(木)に組み合わせ抽選会が行われ、18日(土)に開幕予定です。

夢の甲子園を目指して、日々の練習から意識は「一球一心 ~ 心はひとつ ~」

一戦必勝の姿勢でこの大会を勝ち抜き、秋季四国大会出場、さらに来年春に11年ぶりのセンバツ出場へとつながるよう、練習をするのも厳しい状況の中で戦い切った新人大会を通じて得た自信と課題を糧に、今後の練習に取り組んでいきたいと思います。

新型コロナウィルスの感染拡大が日増しに厳しさを増す厳しい情勢の中、皆様にはマナーを守って応援いただいたことに深く感謝を申し上げます。

これからも熱い野球を展開できるよう取り組んで参りますので、今後とも応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

2021(令和3)年度 徳島県高等学校野球新人中央大会

8月26日より開催される、徳島県高等学校野球新人中央大会の組み合わせが決まりました。

本校は中央Aブロック大会で優勝したため、ブロック1位校としての出場となります。

試合日時は8月27日(金)14:30からの第3試合会場は鳴門オロナミンC球場、対戦相手は徳島商業高校です。

徳島商業との対戦は4月以降総体、練習試合と2度対戦し、その際には敗れていますが、新チームになって初めての対戦となります。

ブロック大会で自分たちの野球を発揮することができたという自信を持ちつつ、改めて私たちは挑戦者であるという謙虚な姿勢を持って、ここまでの戦いと同じ意識で戦います。 

「一球一心 ~心はひとつ~ 」

終始一貫して攻めの姿勢で臨み、シード権を獲得できるよう戦い抜きます。

皆様、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

R3_新人中央大会_大会組合せ訂正版.pdf

※ なお、新人中央大会は有料試合(大人600円 高校生200円)、入場制限は選手権大会、ブロック大会に準じる形で学校関係者のみとなります。

2021(令和3)年度 徳島県高等学校野球新人ブロック大会

日頃は本校硬式野球部の活動にご協力・ご理解いただき、誠にありがとうございます。

新チーム発足から約一か月。

初めての公式戦となる新人ブロック大会に出場し、優勝という見事な成果を挙げることができました。

各試合のスコアは以下の通りです。

 

8月16日(月)1回戦 板野×城南 (鳴門オロナミンC球場)
 
                         7回コールドゲーム
バッテリー(城)木内-大西  (板)五條,川澤-楠本
▽本塁打 
▽三塁打 (城)坂東 
▽二塁打 (城)神戸2,川丘2,炭谷 (板)忠津

 

8月22日(日) 準決勝 城南×鳴門渦潮(鳴門渦潮高校グラウンド)
 
 バッテリー (城)木内-大西  (鳴)岡田、久米、湊-水谷
▽三塁打 福島(鳴)
▽二塁打 炭谷(城) 武田、細川(鳴)

 

8月23日(月) 決勝戦 生光学園×城南(鳴門オロナミンC球場)
 
バッテリー (城)木内-大西  (生)平野、奥濱-岸本
▽三塁打 大西(城) 上田(生)
▽二塁打 坂東、神戸、上原(城) 奥村(生)

 

夏休み前半は猛暑、後半は長雨という非常に悪いコンディションの中でしたが、試合ごとに安定感を高め、劣勢にあっても崩れず、終始攻めの姿勢で戦い抜いた部員たちの確かな成長を感じる大会でした。

本校はグラウンドの水はけも非常に悪く、雨天時には練習場所にも制約がありますが、少しでも晴れれば水抜きをしてグランドコンディションを整え、雨が降るときには駐輪場を活用するなど工夫と努力を重ね、雨にも打ち克つことができました。

学校生活、日常生活、部活動すべての側面で磨かれた集中力を生かし、勝利に対する強い信念を持って日々の練習に取り組んできた成果が、優勝という最高の形で現れたことをチーム一同、喜んでおります。

しかし、まだまだ甲子園に向けての通過点。今大会の成果を踏まえ、マークが厳しくなることは大いに予想されますが、それでも決して折れることのない自分たちの野球を展開できるよう、今大会のようにどんな相手にも打ち勝つことができるよう、これからも挑戦者の気持ちを忘れず謙虚な姿勢で練習に取り組んでいきます。

チームは各ブロック決勝進出校のみが出場できる新人中央大会への出場権を獲得しました。中央Aブロック1位校として出場するこの大会で1勝することができれば、秋季大会のシード権を獲得することになります。

ここからの戦いにおいても、「一球一心 ~心はひとつ~ 」

シード権を獲得し、秋季大会での躍進でチームの目標である11年ぶりのセンバツ出場につながるよう、今後とも応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

 

2021(令和3)年7月後半 硬式野球部活動報告(練習試合)

日頃は、本校硬式野球部の活動にご理解、ご協力いただき、誠にありがとうございます。

選手権徳島大会が終わり、新チームが始動して約3週間。

新チームは少人数ではありますが、「打ち勝つチーム」へのモデルチェンジを遂げ、まずは秋季大会を勝ち抜き、春には11年ぶりのセンバツ出場を達成できるよう、一人一人が課題意識と強い責任感を持って日々の練習に取り組んでいます。

さて、新チームに移行して7月後半に行われました練習試合の結果について報告いたします。

 

7月24日(土)  城南 〇 11 - 3 ● 徳島科学技術

7月25日(日)  城南 〇 18 - 2 ● 徳島市立

7月31日(土)  城南 〇 13 - 4 ● 川島

 

2桁得点での連勝ということで、結果で見ると新チームのスタートとしては順調な滑り出しです。

しかし、まだまだ細かい部分では課題も多く、相手校も未完成という状況ですから、真価が問われるのはこれからです。

打ち勝つためにはしっかりした守備力が不可欠です。旧チームからバッテリーが残ったとはいえ、ほとんどが新戦力ということで、ポジションについても試行錯誤を重ねております。

また、得点力を上げるための状況判断やサインプレーの徹底など、勝つ要素を増やし、負けにつながる要素を潰す取り組みを今後の練習および練習試合で進めていきたいと思います。

まずは8月16日(月)から始まる新人ブロック大会、新人中央大会を勝ち抜き、秋季大会のシード権獲得につながるよう、チーム力を高めていきたいと思います。皆様、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和3年度 徳島県高等学校野球新人中央ブロック大会について

日頃は、本校硬式野球部の活動にご理解・ご協力いただき、誠にありがとうございます。

新チームが始動してもうすぐ1ヶ月。

猛暑とコロナ禍の悪条件において、ガイドラインを守り体調管理に最大限の配慮をしながら、日々の活動で着実に力を伸ばしています。

さて、8月2日(月)に令和3年度徳島県高等学校野球新人中央ブロック大会の組み合わせ抽選会がおこなわれ、新チーム初の公式戦となる今大会の対戦カードが決定しました。

本校の初戦は8月16日(月)12時から、鳴門オロナミンC球場板野高校と対戦します。

なお、観戦条件に関しましては夏の選手権に準じる形となります。

今大会の決勝進出チームは8月23日(月)から始まる新人中央大会に進出し、新人中央大会の上位4校は秋季大会のシード権を獲得することになります。

夢への第一歩。一戦必勝で戦い抜きますので、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

新人組み合わせ表(13チーム)R3年度.xls

第103回選手権徳島大会1回戦

7月16日(金)、鳴門オロナミンC球場にで全国高等学校野球選手権徳島大会の1回戦、本校は名西高校と対戦しました。

バッテリー (城南)木内-大西 (名西)村上-馬越 

▽本塁打 馬越(名西)

▽三塁打 西川壮(城南)

▽二塁打 馬越、小林、村上(名西)
 

前半は2回以降、早いカウントから積極的に振ってくる相手の強力打線に圧倒され、5回表時点で0-5とコールドゲームまで覚悟しなければならない苦しい展開でした。

しかし、5回裏1死からの連続出塁と振り逃げで1点を返して以降、タイムリー安打と相手の失策などにより逆転に成功しました。

後半はチャンスを作っても追加点が奪えず、逆に7回裏1死2塁から相手4番の2点本塁打により再逆転を許し、最終的には6-9で敗戦しました。

最大5点差の逆転から、改めて野球は何点差がついても諦めなければ何かが起こるということ、勝ち切るためにはさらに力が必要だということを学びました。

これは人生にも通じることであり、引退する3年生はこれから、受験を迎えます。自分の進路決定に向けての戦いの中で今日学んだことを活かし、困難なことからも諦めずに立ち向かっていくことで道を開き、勝ち切るための最大限の準備と努力を積み重ねることで人生の勝利者になってほしいと願います。グランドだけでなく学校生活においても文武両道を貫き、生徒会役員やクラスの中心的役割を果たすなど、全校生徒の模範となる人間性の素晴らしい部員たちは私たちの誇りであり、必ず成し遂げるであろうと信じています。その進路実現に向けて、私たちはしっかりサポートしていきます。

新チームは11人でのスタートとなります。このチームも4月に1年生が入学するまで、12人でやってきたこともあり、少数精鋭のメンバーには一人ひとりが自覚を高めることで、その状況を乗り越える力があるものと信じています。今日のスタメンにもバッテリーをはじめ、2年生が3名。今日の悔しい思いをバネに、秋以降はしっかり勝ち抜けるよう日々の練習に取り組んでいきます。

皆様、それぞれの環境の中で応援いただき、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

【文責】尾形

 

 

 

 

 

 

第103回全国高等学校野球選手権徳島大会 日程変更について(7月13日現在)

 全国高等学校野球選手権徳島大会の日程変更が、徳島県高野連から発表になりました。本校関係では1回戦および2回戦の日時が変更となりましたので、改訂されたトーナメント表を掲載いたします。

 1回戦は7月16日(金)13時30分開始予定(第1試合)に変更となります。

 2回戦は7月19日(月)16時開始予定(第2試合)となります。

 なお、準々決勝以降の日程および会場(鳴門オロナミンC球場)について変更はありません。

 

 日時が大幅に変わりましたが、どんな状況においても 「一球一心 ~ 心はひとつ 」

 

 練習では一球ごとに試合を想定して取り組み、試合では練習でやってきた通り自信を持ってプレーし、それぞれが役割を果たすことで一戦必勝を積み重ね、チームおよび応援してくださる皆様にとって、熱い夏にしたいと思います。

 

 球場での観戦条件に関しましては、先日案内したとおりです。

 また、ケーブルテレビ(け-ぶる12)および朝日新聞「バーチャル高校野球」でも1回戦から中継が見られます。

 それぞれの場所でマナーを守り、静かに戦況を見守っていただいている皆様にとって、心が熱くなるような戦いを展開できるよう、チーム一同全力で戦い抜きます。

 皆様、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

R3_第103回選手権徳島大会組合せ_0713改訂.pdf

2021(令和3)年7月 硬式野球部活動報告(練習試合結果)

 日頃は本校硬式野球部の活動にご理解、ご協力をいただき、誠にありがとうございます。

 選手権大会開幕を控え、チーム一同「一球一心 ~心はひとつ~」の理念を実現すべく、日々の練習に取り組んでおります。

 さて、今回は7月前半の練習試合について、結果を報告いたします。

 7月 3日(土) 城南 ○ 3 - 1 ● 川島

 7月 4日(日) 城南(試合前中止) 阿南光

 7月 6日(火) 城南 ○ 6 - 3 ● 板野

 7月  11日(日) 城南 ● 4 ー 8 ○ 徳島商

 選手権徳島大会の日程が順調に消化されれば、7月15日(木)に初戦を迎えます。

 チームは自分たちの野球スタイルに磨きをかけ、ムード良く大会を迎えようとしています。

 練習試合では実力校との対戦が続く中でも確実な成長と今後の課題が明らかになり、勝ち越したという結果以上に重要な試合における「流れ」の大切さを知り、それをいかにつかむか、悪い流れをいかに断ち切るかということを学んだことが大会での勝利につながるチームの財産となりました。

 選手権徳島大会では一球一心、一戦必勝を積み重ね頂点に立つことを目指し、3年生と1日でも長く一緒に野球ができるよう全員で戦い抜きますので、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

第103回全国高等学校野球選手権徳島大会 組み合わせについて

6月28日(月)、鳴門市のアミノバリューホールで、第103回全国高等学校野球選手権徳島大会の組み合わせ抽選会が行われました。

本校の初戦は7月15日(木)、対戦相手は名西高校です。

今大会の会場は、すべて鳴門オロナミンC球場です。

球場での観戦に関しましては、現時点では学校関係者(保護者,OB 会,後援会,一般生徒,当該校教職員,ベンチ入り以外部員)のみとなり,一般観客の観戦はできません。

また、観戦は当該校の試合のみとし,1試合ごとの入れ替え制となっております。

なお,感染状況によりさらに制限する可能性があります。

観戦される方はマスクの着用、消毒の徹底、3密の回避等を十分に徹底し、マナーを守って生徒たちの熱い戦いを見守っていただければと思います。

ソーシャルディスタンスでも、心は密に。

「一球一心 ~ 心はひとつ ~ 」

甲子園を懸けて野球ができる喜びと、応援していただいている皆様の思いを力に、一戦必勝で戦うごとに強くなり、2年ぶりの選手権を熱く全力で戦い抜きます。

皆様、応援よろしくお願いします。

《文責》尾形

R3_第103回選手権徳島大会組合せ.pdf

2021(令和3)年6月 硬式野球部活動報告

 

 

日頃は本校硬式野球部の活動にご支援いただき、誠にありがとうございます。

コロナ禍における部活動の活動時間制限という厳しい制約の中、部員たちは学習と部活動の両立を高い次元で達成することを目指し、強い課題意識と集中力を持って、日々の練習に取り組んでいます。

6月からは徳島県内における対外試合が解禁され、他校との練習試合を積極的に行いチーム力の向上に努めております。そこで、6月に行われた練習試合等の試合結果について報告します。

 6月 5日(土)徳島県高等学校総合体育大会1回戦

         城南 ● 1 ー 13 ○ 徳島商

 6月 6日(日)城南 ● 2 ー 13 ○ 鳴 門

 6月12日(土)城南 ○ 6 ー  4 ● 城 北

 6月13日(日)城南 ○ 8 ー  2 ● 小松島西

 6月20日(日)城南 ○ 6 ー  1 ● 小松島

 6月26日(土)城南 ● 3 ー  5 ○ 徳島北

 6月27日(日)城南 ○ 7 ー  2 ● 阿南高専

選手権まで残り少ない期間となりましたが、一球ごとに集中し、試合ごとにさまざまな課題を見つけそれを克服するための努力と試行錯誤を繰り返し、成長ぶりを実感できる熱い戦いを展開しています。

選手権でしっかり実力を発揮することにより、チームおよび卒業生、関係者すべての悲願である夏の甲子園初出場が実現できることを目指し、チーム一同、日々の練習で全力を出し切り、後悔を残すことのないよう努力しています。皆様、応援よろしくお願いします。《文責》尾形

   

 

 

令和3年度 総体協賛高校野球中央ブロック大会について

令和3年度徳島県高等学校総合体育大会協賛高校野球中央ブロック大会の組み合わせ抽選会が先日、オンラインで開催され対戦相手が決定しました。

今回、本校が戦うBブロックには、本校を含め中央ブロックに所属する甲子園出場経験校がすべて揃っており、激戦が予想されます。

夏の選手権に向けて、前哨戦となるこの大会。コロナ禍で各校とも活動時間に制約のある中で迎えることとなりますが、この厳しい状況下で大会を開催するために尽力してくださる方々への感謝を忘れることなく、一戦必勝で勝ち抜けるよう、チーム一同しっかり努力していきたいと思います。

なお、観戦については今のところ春季大会に準じる形となります。皆様、応援よろしくお願いします。《文責》尾形

総体組合せ表(訂正版).pdf

2021(令和3)年4月 野球部活動報告

4月に行われた練習試合の結果について

   3日(土)城南 ● 10-11 板野

10日(土)城南 ○ 10-9  阿波 

18日(日)城南 ○  3-1  海部 

     城南 ○    10ー3  海部

チームは4月より監督、部長が交代し、新体制となりました。生徒たちは甲子園出場を目標に、チームスローガンである「一球一心 ~心はひとつ~」を体現すべく、日々の活動に精力的に取り組んでおります。部員・スタッフ一同、120年を超す伝統を誇り、徳島県で最も長い歴史を持つ野球部である城南高校野球部のユニフォームに袖を通して野球が出来ることの喜びを胸に、これまで先輩方が築いてきた伝統を守り、さらに夢を実現し新しい歴史を切り拓くことが出来るよう、精一杯努力して参ります。今後も積極的に情報を発信していきたいと考えておりますので、応援よろしくお願いします。【文責】尾形

硬式野球部OB戦

12月8日(日)に,本校にてOB試合を開催しました。毎年、この時期に開催し,

OBの方々と交流を図らせて頂いています。今年は,約20名の方が本校に足を運んで頂き,

現役生と試合をしました。試合は2試合とも現役生の勝利でしたが,改めてOBの方々の偉大さと

伝統の重みを感じることが出来ました。今回の経験を生かし,これからも頑張って行きます。


 お寒い中,ご来校して頂きまして,ありがとうございました。

   

少年野球教室を開催しました!

12月7日(土)に大松小学校と渋野小学校の野球部約25名をお招きし,

少年野球教室を開催しました。


 本校の部員と一緒にキャッチボール,ゴロ捕球,ティーバッティングやノックなどを行いました。

小学生の野球に取り組む姿勢や元気良さなど,私たちの方がたくさん学ばせていただきした。

これからも野球を通して一緒に成長して行けるように頑張って行きましょう。


 今回は,寒い中お集まり頂きましてありがとうございました。

  

  

硬式野球部練習試合結果(11/30)と今後の日程

 11月30日(土)に鳴門渦潮高校にて練習試合を行いました。

この試合で今年の最終戦となりました。この1年間で得た経験や課題を忘れずに,

冬のシーズンを大切に取り組み,来春以降に良い結果がご報告出来るようにチーム一丸となり,

頑張って参ります。今後とも応援よろしくお願いいたします。


 11月30日(土)
  城南3ー3鳴門渦潮
  城南2ー2鳴門渦潮

 ※今後の予定
  12月7日(土) 少年野球教室(大松小学校・渋野小学校)
  12月8日(日) OB戦
   多数の方のご来校をお待ちしています。

硬式野球部創部120周年記念事業

11月10日(日)に本校硬式野球部120周年記念事業として,本校にゆかりのある富岡西高校と脇町高校,

また本校OBと富岡西高校OBをお招きし,交流試合を行いました。天候もとても良く,たくさんの方が本校に

足を運んでくださりました。OB試合では現役生に負けないぐらい白熱し,記念事業にふさわしい試合を

見させて頂きました。

 このように伝統のある野球部の歴史や歩みを知ることができ,大変貴重な時間を過ごさせて頂きました。

この伝統を守りつつ,新しい歴史を刻むことができるように,今後も頑張って行きたいと思います。


 お忙しい中,足を運んでくださったすべての方に,この場をお借りして御礼申し上げます。
 ありがとうございました。

 交流試合結果
  城南2ー2富岡西
  城南2ー1脇町

  城南OB8ー8富岡西OB

第72回徳島県高等学校秋季大会試合結果

第72回徳島県高等学校秋季大会の試合結果を報告いたします。

 9月16日(月) 一回戦
  城南3ー4城西

 たくさんのご声援ありがとうございました。
 この悔しさを忘れずさらに練習に励み,来春以降に良い結果が報告出来るように頑張って行きます。
 今後とも応援よろしくお願いいたします。