第75回徳島県高等学校野球春季大会1回戦
3月25日(金)、鳴門オロナミンC球場で第75回徳島県高等学校野球春季大会の1回戦が行われました。
バッテリー(城南)木内-大西 (つるぎ)新居、近藤-高橋
▽二塁打 (城)木内、上原、大西
つかんだチャンスで一気に勝負を決めた!
エースの快投、春も健在!!
春季大会を目前に、新型コロナウィルス感染拡大に伴う活動時間の短縮措置に見舞われただけでなく、本来であれば3月に解禁されるはずの対外練習試合も禁止されたため、この試合が今年初めての試合となりました。
さらにこの日は球場への移動時にバスが故障するなど、試合当日に至るまで不測の事態が連発しました。ドア等の修理を終え「快走」するはずだったバスが、修理工場へ「回送」され早々に戦線を離脱。下手をすると試合への影響が出かねない非常に厳しい滑り出しでした。
しかし、私としては故障したバスがチームの厄をすべて被ってくれたのではないか、と信じています。
そして、選手10人という少人数は、試合を戦う上では一人でも欠けると厳しい状況ではありますが、逆に活動時間が短縮されても個々の練習量が確保されたことでレベルアップにつながった、という観点から見ると返ってプラスに働いたのではないか、と選手たちの成長から実感します。
さて、この試合の前半は、試合前のアクシデントから続く微妙に良くないムードで流れをつかむのに時間がかかりましたが、それを断ち切ったのはエースで生徒会長の木内が放った右翼への先制のタイムリー2塁打でした。その後、流れをつかみ切れず、あと1本が出ない場面も見られましたが、5回以降は打線が本領発揮。5回には一死からの四球を起点に西川壮の安打や敵失で3点を先取。以降6回には炭谷の安打から大村の犠打、上原のタイムリー二塁打、坂東のタイムリー安打で2点を追加、7回にも大村のタイムリー安打と敵失でさらに2点を追加して9対0と突き放しました。
投げては木内が2安打無失点に抑える快投に、守備も安定した攻守で支え、7回コールドで2回戦進出を決めました。
後半にかけて、この冬に取り組んできたことが発揮される展開となりました。惜しくも準々決勝で敗れた秋の悔しさを、まずは春に結果を出すことで乗り越える、という生徒たちの思いがチームに勝利を呼び込みました。
逆境をもチャンスに変える力。日頃、自主自立の校風のもと、文武両道を掲げ、学校生活すべての局面において勝負しているからこそ身についた強さであり、ここからの戦いでより活かされるものと信じております。
年度替わりの平日という多忙な時期にもかかわらず、球場まで応援に来てくださった皆様、誠にありがとうございました。
2回戦は 3月28日(月)12時から、鳴門オロナミンC球場で城北高校と対戦します。
この試合も「一球一心 ~ 心はひとつ ~ 」一戦必勝で戦い抜きます。これからも応援よろしくお願いします。
《文責》尾形