平成28年度

花丸 徳島県SSH生徒研究合同発表会の開催

 3月28日(火)にあわぎんホールにて開催された平成28年度徳島県SSH生徒研究合同発表会に,応用数理科1,2年生が参加し,2年生は12の研究班全てが課題研究発表に臨みました。今年は県内5校から39作品が集まりました。あわぎんホールでの開催は一昨年以来で,その時あわぎんホールで発表を行った,現在大学1年生の応用数理科OBたちが会場まで応援に来てくれました。
 午前中に1F大ホールにて開会行事と口頭発表,午後に3F大展示室にてポスター発表,そして1F大ホールにて講演会,表彰式と閉会行事が行われました。なお、ポスター発表会場の本校ブース近くで「世界津波の日 高校生サミット」の報告展示も行いました。審査委員には徳島科学技術高校,脇町高校,本校の各SSH運営指導委員の先生方,徳島県SSH高等学校課題研究および科学部研究研修会の先生方,徳島県高等学校教育研究会理科学会・徳島県教育委員会・徳島県立総合教育センターの先生方の合計25名をお招きしました。また徳島大学大学院医科学教育研究部からお二人にお越しいただき,「RNA研究に魅せられて」(西條早希さん),「科学の道を選ぶということ」(大塚愛理さん)という演題でご講演をいただきました。
 参加生徒は,他校の発表に触れ,審査の先生方からアドバイスをいただき,大いに刺激を受けたようです。またご講演は改めて進路について考える機会となりました。いただいたアドバイスは研究の最終的なまとめに生かしていきます
 さて今回発表で使用した課題研究ポスターは,修正や追加実験を経て,4月8日(土)に高松市立高松第一高校で開催される四国地区SSH生徒研究発表会に持参して研究発表を行います。

0328本校審査結果

理科・実験 応用数理科1年 高大連携講座 (徳島大学常三島キャンパス)

◇理工学研究部 教授 安澤幹人 先生 ・ 助教 倉科昌 先生
 総合科学研究部 南川慶二 先生
 3/21(火)午後、応用数理科1年生は化学・生物の2分野に分かれて高大連携講座に参加しました。化学の生徒は徳島大学常三島キャンパスにお邪魔して実験実習をさせていただきました。
 「高分子凝集剤を用いた水質浄化」「超親水性・超撥水性表面」「プラスチックの性質」の3つの内容での実験実習でした。身近なところに潜む化学の不思議さや身の回りで利用されている化学反応や化学素材に気づき、興味関心を高めるとともに、楽しみながら化学に対する理解を深めることができました。
 長時間にわたり熱心にご指導いただいた先生方に深く感謝申し上げます。

会議・研修 応用数理科1年 高大連携講座 (徳島大学大学院総合科学研究部)

◇総合科学研究部 教授 大橋眞 先生 ・ 渡部稔 先生
 3/21(火)午後、応用数理科1年生は化学・生物の2分野に分かれて高大連携講座に参加しました。生物の生徒は徳島大学から先生方をお招きして本校生物教室にて「マウスの解剖」実習を行いました。
 大橋先生のレクチャーの後、実際にペアワークでマウスの解剖を行い、実践的にその技能を学ぶとともに哺乳類の身体の構造について理解を深めました。過去の実習では実習前にギブアップした生徒もいましたが、今年の18名は生物への高い興味関心や、医学部等医療系および獣医師などへの進路希望を持っている生徒が多く、ちょっと涙目の女子を男子がペアとなってフォローする場面もありましたが、お互いに協力して全員が実習・観察・スケッチに最後までとりくむことができました。
 生徒からは「教科書や図表だけではわからなかったことが理解できた」「マウスが99%人間と同じだということを知って驚いた」「大切な命を無駄にしてはいけないと思い、積極的に多くを学ぼうと思った」「命が失われることに悲しさを感じたが、今の医学の進歩は動物たちの命のおかげだということを改めて実感した」など、新たなことを知った驚きや命について考える機会となったといった旨の感想が寄せられました。
 熱心にご指導いただいた大橋先生、渡部先生、実習に一緒にご参加くださりアドバイスをいただいた栗原先生、村本先生、パオ先生に感謝申し上げます。

会議・研修 京都大学サイエンスフェスティバル2016報告

行事名 京都大学 高大連携事業「京都大学サイエンスフェスティバル2016」
日時  3月18日(土)10:00~17:30
場所  京都大学百周年記念ホール
参加者 「防波堤の形状による津波の高さの減少効果についての研究」班
     応用数理科2年 永尾・向井・吉田裕・吉田陸・竹田
     (観覧:応用数理科2年 福壽・山本・寺内・披田 / 応用数理科1年 沖野・炭田・林里・森)
     
 京都大学は、文部科学省のスーパーグローバル大学、また科学技術振興機構の次世代人材育成事業「スーパーグローバルサイエンスキャンパス」に採択されています。そして高大接続科学教育を研究開発するための取り組みの一環として、京都大学吉田キャンパスにて「京都大学サイエンスフェスティバル2016」が開催されました。
 最初に山極壽一総長の基調講演があり、高校と大学の学びの違いや科学の発展のプロセス、ご自身の霊長類研究を基にした研究することの意義や研究者としての心構えなど、わかりやすく情熱的にお話しくださいました。そして基調講演の後、京都大学と連携協定を結ぶ13の都府県・市から代表校12本(徳島は徳島県と徳島市で1枠)の発表が行われ、徳島県からは本校が代表校として15分間の口頭発表+京大の先生方の講評および京大の先生方や会場からの質疑応答に臨みました。現在、京都大学在学中の応用数理科OB、片岡さんも観覧・応援に駆けつけてくれました。ありがとうございました。本校発表に対しては、京都大学理学部海洋物理学研究室の根田昌典先生がご講評くださるなど、12本の発表内容に対応した先生方がご講評・ご助言にお越しくださっていました。
 京大の先生方のご助言、そして他県の優れた研究に触れ、発表した生徒や観覧した生徒には大いに刺激となったようです。貴重な機会を与えてくださった京都大学の皆様、そして今回の参加でご支援くださった徳島県教育委員会の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。

会議・研修 第2回徳島県SSH高等学校課題研究および科学部研究研修会の開催

日時 2017年2月18日(土)13:00~17:00
場所 徳島大学総合科学部(総合科学部3号館東スタジオ)
 本校SSHではミッションの一つとして「地域における科学の中核校」を掲げており、その一環として徳島県の課題研究のレベル向上を図るべく、徳島大学総合科学部の全面的なご協力と、徳島県立総合教育センターや徳島県教育委員会のご助力を得て「徳島県SSH高等学校課題研究および科学部研究研修会」を実施しております。
 昨年11月に引き続き第2回目の研修を企画しましたところ、本校と合わせて3校23の研究班が集結しました。事前に参加班が課題研究計画書を作成して徳島大学に送付し、当日にコメントやアドバイスを記入した冊子をいただきました。
 今年の発表は、昨年までの一班ずつPowerPointを用いた簡単なプレゼンを披露し、会場から質疑応答・助言等をいただく、という方式から、ポスターセッション形式に大幅変更しました。参加班をA,B,Cグループに分け、1時間弱のAの発表時にはB,Cの生徒が聴衆となり、平行して大学の先生方は2グループに分かれて順に発表ブースを回っていき、その後B,Cと発表を交替していく、というやり方です。
 例年までの形式では大学の先生の質疑・アドバイスが中心となり、大学の先生や発表者への遠慮の為か生徒からの質問は少なかったのですが、今回コンパクトなポスター発表にした結果、生徒同士の質疑応答の応酬が活発になりました。また大学の先生方には休みなく全ての班を回ってアドバイスいただきました。ご助言の先生方にはご負担をお掛けしましたが、おかげさまで非常に活発な研修会となりました。今回いただいたアドバイスを今後の課題研究に是非生かしたいと思います。
 ご協力いただきました徳島大学の先生方・学生さん、県教委・県総教センターの皆様、引率の先生方に心から感謝申し上げます。

今回、物・化・生・地・数各分野7名の先生方がご参加くださいました。 その他、県総教センター、県教委の先生方もご助言くださいました。