2016年5月の記事一覧

理科・実験 108HR高大連携授業(徳島文理大学薬学部)

 応用数理科1年生は、5月20日(金)午後、徳島文理大学薬学部衛生化学講座にお邪魔して高大連携授業「食品中合成着色料の抽出と同定」に参加させていただきました。
 薬学というと製薬・創薬が思い浮かびますが、それだけでなく、人々の健康を守るため、食品の安全性調査や成分分析も行っていることを知りました。私たちが食べる加工食品のほとんどには着色料や保存料、香料など「食品添加物」と総称される化学物質が含まれています。それらは安全性が確認されたものですが、中には許可されていないものや有害なものが含まれている場合があり、その際、食品を分析して何が入っているのか、様々な技術を駆使して化学分析を行っている人たちの多くは薬学部出身ということです。
 今回の実験実習では、食べ物に含まれる着色料が許可されたものであるか確認するため、抽出、精製、分離、同定という一連の分析を行いました。陰イオン交換樹脂を用いた合成着色料の抽出を経て、薄層クロマトグラフィー(通常のシリカゲルでなく親水性のあるセルロース薄層)を用いた同定を行いました。
 およそ2時間余りの高大連携授業でしたが、みんな楽しく熱心に実験実習に取り組んでいました。私たちのために、貴重な時間を割いてご指導いただきました薬学部教授の姫野先生をはじめ、角先生や薬学部5,6年生の皆さんに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

会議・研修 古川宇宙飛行士の講演会に参加しました

 5月21日に徳島県教育会館で行われた第129回徳島県教育会総会の記念講演会は、宇宙飛行士の古川聡さんを講師に「国際宇宙ステーションと宇宙医学」という演題で一般公開されていました。そこで本校生徒も参加させていただきました。ちなみに本校生が古川宇宙飛行士の講演会に参加するのは今回で3回目になります。
【過去2回の様子】
「古川宇宙飛行士 国際宇宙ステーション長期滞在ミッション報告会 In Tokushima 」 2012年3月21日
「全国高総文祭茨城大会自然科学部門記念講演「国際宇宙ステーションと日本の貢献」 2014年7月29日
※いばらき総文は会場内撮影可でした。

 講演では、国際宇宙ステーションと宇宙での生活の様子、そこで行われているミッション、宇宙での医学研究、医師から宇宙飛行士を目指すことになったいきさつなど、動画や写真を用いてわかりやすくお話くださいました。(講演中は撮影禁止だったので写真なし)。
 お話の後、20分余りの質疑応答の時間には、ご降壇くださって客席の質問者の間近で質問にお答えくださり、握手してくださいました。本校生も積極的に挙手して質問し、3名が握手していただきました。
 夢に向かって努力を重ねて宇宙長期滞在を実現され、現在再び宇宙を目指して訓練に励んでいる古川さんの姿に接し、生徒達は勇気ややる気をもらうことができたようです。

イベント時では珍しいブルースーツでない古川さん

名刺をいただきました