野球部活動報告

2024(令和5)年1月 硬式野球部活動報告(炊き出し)

~ 他校では決して取れない栄養素を補給し、残りの冬に強くなる!! ~

1月20日(土)、硬式野球部保護者会主催の炊き出しが行われました。毎年1月に、部員を激励するための恒例行事として行われていましたが、2020年以降は新型コロナウィルスの感染拡大により中止されていたため、今年は4年ぶりの開催となりました。

この日は朝早くから、保護者会の皆様は豚汁、マネージャーはおにぎりを作り、練習を終えて空腹の部員たちへ効果的に栄養補給する準備を整えていただきました。

天候不順のため、当初は終日練習だったところを午前練習に変更することになりました。

秋季大会は体調不良者の続出と、連戦を戦う体力が不足し敗れました。この屈辱的敗戦以降は課題を克服するべく、管理栄養士による栄養指導を継続して受けております。

選手たちは食事の重要性に気づき、日々の食生活で意識を高め実践することが冬のトレーニングの効果を高めることにつながり、この冬で身体のスケールも一回り大きく、そして強くなっています。良い状態を維持し、より強くなるためには、エネルギーの効果的摂取による疲労からの回復と身体機能の強化が不可欠となります。

今日の豚汁とおにぎりには、保護者の皆様とマネージャーの「チームの躍進に懸ける熱意と愛情」という、目に見えない必須栄養素が豊富に含まれており、間違いなく食品という物質的特徴を超越したエネルギーをチーム全員に与えてくれたと確信しています。

昨年までにも「炊き出しを復活させたい」という声は毎年ありましたが、新型コロナウィルスの感染拡大状況が改善されない中、自粛を余儀なくされてきました。こうした無念の思いで卒業に至った保護者の皆様の思いを、やっと実現することができ、万感の思いです。

改めて、「当たり前の日常」などありません。チーム一同、大好きな野球に取り組むことができる今という瞬間への感謝を忘れず、日々の取り組みに後悔を残すことなく邁進していきたいと思います。

保護者会の皆様におかれましては天候も悪い中、朝早くから準備していただき誠にありがとうございました。

春以降のチームの躍進と、全力プレーによって恩返しできるよう、残りの冬でさらに強くなることを目指していきます。

《文責》尾形

第77回徳島県高等学校野球春季大会 組み合わせについて

~ 126年目の球春到来間近 春の主役を目指す戦いの始まり ~

日頃は本校硬式野球部の活動にご理解・ご協力いただき、誠にありがとうございます。

2月17日(土)、徳島市の徳島県教育会館で第77回徳島県高等学校野球春季大会の開会式・組み合わせ抽選会が行われました。

組み合わせは以下の通りです。

第77回_徳島県高等学校野球春季大会_組合せ.pdf

城南高校の初戦は3月24日(日)、阿南市のアグリあなんスタジアムで行われる第2試合(12:00開始予定)川島高校と対戦します。なお、2回戦は3月27日(水)、徳島市のむつみスタジアム(蔵本球場)で行われる第2試合(12:30開始予定)で小松島西高校と対戦します。以降はトーナメント表の通りです。

体調不良者が続出し、日程変更と連戦という厳しい条件の中、実力を発揮しきれなかった秋季大会の悔しさを持って、課題に取り組んできた冬の成果を発揮する舞台です。

一戦必勝で勝ち上がり、2024年の球春の主役といえる躍進を目指して「一球一心 ~心はひとつ~ 」のチームスローガンのもと全力で戦い抜きます。

皆様、応援よろしくお願い致します。

《文責》尾形

2024(令和6)年 硬式野球部 新年のご挨拶

~ 126年目のスタート 仲間とともに 野球に取り組めることへの感謝を ~

城南高校硬式野球部からの新年のご挨拶に先立ち、1月1日(月)の能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復興を、祈願しております。

改めまして皆様、明けましておめでとうございます。

今年も城南高校硬式野球部の活動にご支援・ご協力のほどよろしくお願い致します。

チームは例年通り、1月4日(木)から2024(令和6)年の活動を開始しました。活動開始前には監督、部長、副部長から新年の挨拶をした後、学校近くの忌部神社に初詣に行きました。

2024年は正月から能登半島地震に羽田空港における航空機衝突事故の発生、と暗い影を落とすようなニュースが相次ぐ波乱の幕開けとなりました。世界に目を向けるとロシア・ウクライナやイスラエルなど、長く紛争が絶えない地域も存在します。こうした中、晴天に恵まれて野球に取り組めることがいかに尊いことであるかを実感した私たちはこの日常に感謝し、野球ができる平和で安全な環境のありがたみを胸に今日からの活動に取り組んでいきます。

神社への参拝の後は、今年の初練習として神社の石段でトレーニングを行いました。学校へ帰校してからはスタッフ3名と硬式野球部OBの大学生2名による新春初打ちとなるノックを受け、スイング練習とウェイトトレーニングで全日程を終えました。まだまだ正月ムードを引きずる動きの悪い者もいれば、しっかりこの期間に体を動かしてきたんだなと分かる者もいました。この日の様子は様々でしたが、春にはすべてのメンバーがコンディションを整えて、夏の甲子園初出場、来春の選抜出場につなげるべく、「一球一心 ~ 心はひとつ ~」のチームスローガンのもと、126年目の躍進を期して戦います。

今年も城南高校硬式野球部の活動をしっかり発信していきますので、よろしくお願い致します。

《文責》尾形

2023(令和5)年12月 硬式野球部活動報告(OB戦)

~ 青空のもと、世代を超えて野球を愉しんだ1日 ~

12月10日(日)、硬式野球部OB戦が開催されました。OBチームは立石剛OB会長様をはじめ、現役時代にエースとして決勝進出に導いたレジェンドOBや、結束力が高く歴代有数の実力者が集結した創部100周年世代、競争が激しいお笑い界において第一線で活躍中の芸人・中山女子短期大学さんなど、普段は様々な世界で徳島、日本を支える多くの硬式野球部OBが参戦する豪華な顔ぶれとなりました。また、綱島同窓会事務局長様をはじめ、マネージャーOGも現役時代と変わらぬバイタリティーで、さわやかにベンチを盛り上げました。

なお、試合の結果は以下の通りです。

  現役 ⚪ 11 ー  6 OB

  現役 △   4 ー  4 OB

OBとしては「新入生」となる、さわやかな3年生マネージャー2名の始球式からはじまった一日。今年は例年にない晴天のもと、好ゲームが展開されました。

今年のOBチームは、年を追うごとに強くなるOBの皆様の結束力と勝利への執念が体現され、非常に強力なチームでした。特に、百戦錬磨のOB投手陣には見事な投球術を披露され、高校生との対戦だけでは得られない見事な駆け引きを学ぶことができました。

勝負は甘くない、逆にこうして勝つんだということをプレーで証明していただいたことは、チームの生きた財産になります。また、中山さんの姿からは「笑いのプロ」としてチームの盛り上げ方を学び、現役で最も声を出す選手まで完全に圧倒されるという、今まで見たことのないような姿を見ることができました。

さらに、第2試合の9回表には現役の新旧指導者4名が連続して代打に登場し、連続安打で逆転することにより、現役部員に勝負の厳しさを見せつけるという場面もありました。この2試合はOBの皆様が有形、無形の財産を見せてくれたナイスゲームであり、参加者全員が野球を愉しむことができたのではないかと思います。

これからの戦いをもって、城南高校硬式野球部に関係するすべての人が野球を愉しむことができるように。チーム一同、この一日で得た財産をしっかりとチーム力向上に役立てていきたいと思います。

試合開催にご尽力いただきましたOB会の皆様、誠にありがとうございました!

《文責》尾形

2023(令和5)年11月 硬式野球部活動報告(練習試合)

~ 強く戦える理由を手に入れるため、全員で「限界突破」の秋!! ~

日頃は、本校硬式野球部の活動にご理解・ご協力いただき、誠にありがとうございます。

城南高校硬式野球部創部125周年となる、2023(令和5)年のシーズンもまもなく終わりを迎えます。

文武両道を高い次元で達成しようと日々、努力し続けている部員たちは12月の2学期期末考査を終え、冬休みを迎えました。2年生は、年明けには「3年0学期」と呼ばれる3学期を迎えるにあたり、理想の進路実現に向けて戦い抜くための心の準備を進めています。1年生は来シーズンの「下剋上」を目指し、「限界突破」を心がけて日々熱心に練習に取り組んでおります。

今回は、秋季大会以降の練習試合について、結果と概要を報告させていただきます。

 10月1日(日)

 城南 ⚫ 4 -  6 鳴門渦潮

 城南 ⚫ 1 ー  8 鳴門渦潮

10月7日(土)

 城南 ⚫ 1 -  9 松山商業(愛媛)

 城南 △ 10 - 10 松山商業

10月22日(日)

 城南 ⚪15 -  1 洲本実業(兵庫)

 城南 ⚪10 -  0 洲本実業

11月5日(日)

 城南    △ 2 -  2 神戸(兵庫)

 城南 ⚫ 2 -  8 長田(兵庫)

11月23日(木)

 城南 ⚪ 2 -  1 阿波

 城南 ⚫ 4 -  7 川島

11月26日(日)

 城南 ⚪ 9 -  1 穴吹

 城南 ⚪ 7 -  5 穴吹

9月末から10月にかけて開催された「Liga 徳島」と並行し、県内外強豪校との練習試合も多く戦いました。秋季大会では実力を発揮し切れたとは言えない状況の中、しばらくは不調も続きました。その厳しい状況の中でも秋季大会で上位に進出し、結果を残してきたチームとの間に圧倒的な格差があるようにも感じさせない、見事な戦いぶりを発揮する一面も見られました。一方で、チームとして、個人としての課題がたくさん現れ、これらを一つずつ乗り越えていくことで本物の強さを生み出すことにつながります。

戦力は、選手だけではありません。マネージャーは毎晩、補食としておにぎりを作り、試合では記録員を務める傍らグラウンドに向けて大きな声で打順と全打席までの打撃結果を伝達することで、チームとして一体感を持って戦うための強さを創出しています。試合に出場することはできないけど、チームの躍進のために尽くしたい。そう思うと、声を出さずには、行動せずにはいられない。チーム愛が原動力の献身的な取り組みに、ベンチのメンバーも、試合に出ているメンバーも「コール&レスポンス」。感謝の思いをプレーでしっかり表明してほしいものです。

先日の体力・技術向上研修会で実証されたとおり、城南高校硬式野球部は間違いなく「選手が育つ」環境です。この冬は、新しいヒーローが次々に誕生するための準備期間です。城南の実力は、まだこんなものではない。そのことは、実際に大会で実力を発揮しなければ証明できません。

2024(令和6)年は春季大会から実力を発揮できるよう、野球人としての初心に立ち返り、ひたむきに努力し続けることが不可欠です。来シーズンこそ、チーム全員で最高の盛り上がりを。この冬は各個人が覚悟を持って取り組み、春には成果として現れることを期待しております。

皆様、今年も一年、応援いただき誠にありがとうございました。

創部126年の2024(令和6)年も、応援よろしくお願い致します!!

 

《文責》尾形