2月21日(金)午後 本校SSH研究成果発表会が行われました。県教育委員会、大学教員、高校教員に来ていただき、ご覧いただきました。始めに本校校長、教育委員会からのあいさつがあり、その後、SSH主担当から本校SSHの取り組みの紹介が行われました。次に、応用数理科2年生代表グループによる課題研究の口頭発表「アオサノリの生育と河川水の成分との関係について」「オオカナダモの紅葉~新芽と光の影響~」が行われました。大学教員や県教育委員会などの方々から多くの質問がなされ、活発な質疑応答が起きていました。

その後、場所を体育館に移し、応用数理科2年生「理数探究」74本、普通科2年生「未来探Q」11本のポスター発表が行われ、そちらを見学していただきました。普通科2年生「未来探Q」においては、1年生の「理数探究基礎」つながりを大切にし、文系分野においてもデータの活用や分析を行えるよう取り組みを進めてきました。多くのグループがデータを活用した分析や考察を行っており、一定の成果が出てきていると感じました。

テーマ・分野.pdf
続いて1年生普通科で行っている「理数探究基礎」を見学していただきました。3学期の理数探究基礎では「課題研究へのアプローチ」として、身近な興味関心に発展させるワークショップや2つの変数とその値でテーマを見る研修などを行っています。今回は「変数について理解しよう」というテーマで研究テーマについて変数とその値を考える研修を行いました。多角的・多面的見方を養い、様々な現象から課題を見つけるトレーニングになります。

2.21 理数探究基礎 変数について理解しようワークシート.pdf
理数探究基礎2.21(変数を見つけよう).pdf
その後、閉会行事を行いました。次年度より特に普通科の課題研究を発展させるために、今年度、徳島文理大学との連携協定を締結しました。今後も探究活動のリーディング校としての役割を果たせられるよう取り組みを進めていきたいです。
2月2日(日)9:00~13:00城南高校生物室にて徳島県の高校生や教員が集まり発展的な実験を行う「Jonan Science Lab」が実施されました。前年度、非常に好評であったので、今年度はかずさDNA研究所に相談し、規模を拡大しました。参加者は、城ノ内中等学校前期課程10名 後期課程3名、城南高等学校17名、城東高等学校1名、城北高等学校4名、富岡西高等学校4名、高等学校理科教員2名、総合教育センター指導主事1名、中学校理科教員1名、本校含む県内6校39人の生徒、4校4名の教員に参加していただきました。昨年度は実験ができない生徒がいましたが、今年度はすべての参加者に実験をしていただきました。
実験内容は、分子生物学の実験である「PCR法」や「電気泳動法」を活用する「ALDH2遺伝子の多型解析~お酒に強い遺伝子を持つかしらべよう」です。お酒に強いかどうかは、DNAの1つの塩基の違い(一塩基多型)によるものなんです。
実験は①口内上皮から細胞を取り、②細胞分解溶液で処理しDNAを取り出し、③2種類のプライマーを用いたPCR反応を行い、④電気泳動を用いて解析し、⑤トランスイルミネーターで確認するという内容でした。PCRや電気泳動の待ち時間には、PCR反応についての説明や今後のゲノム解析の利用法など、実験の説明はもちろん、ゲノムについての興味深いお話しをしていただきました。流れるような実験で4時間があっという間でした。実験では、ほぼすべての人のサンプルについて結果が確認でき、実験が成功しました。事後アンケートでは、難易度は高かったものの、内容は理解できたという意見が多かったです。かずさDNA研究所の実験の進め方や説明の工夫が素晴らしく、難しい内容であるけれども、理解が進んだ結果だと思いました。私も非常に勉強になりました。本校の機器で同じ実験ができないか研究を進めていきたいと思います。

2月8日(土)の午後、第二回徳島県SSH高等学校課題研究及び科学部研修会が徳島大学総合科学部3号館で開催されました。この会は第一回の課題研究のテーマ決めの研修会の後、大学の先生に研究計画書を送り、コメントをいただき、そのコメントを受けて、各校で実際決めてきた課題研究のテーマ並びにその検証方法についてポスターセッションの形で実施し、大学の先生や高校の先生に意見をいただくと共に、生徒同士でお互いの内容を確認・意見交換をする会となっています。今回は、本校含め4校(城南・富岡西・海部・徳島市立)の参加があり、発表数は26グループ、76名が参加・発表しました。発表は3交代で4回発表を行い、発表4分、質疑9分で議論の時間を多くとりました。大学の先生9名と高校教員12名はそれぞれのポスター発表を見学し、それぞれの研究計画に対して、活発な議論を行っていました。閉会に際しての講評は、よくできていたという評価をいただいた一方で、よい研究をまとめるには、関連する研究について過去の論文等をきちんと検証し、自らでしっかりと実験計画を立て、検証実験を行い、議論することが大切であると、重要なご助言をいただきました。また、前回と比べ、レベルが上がってるとの意見もいただきました。終了後,希望するグループには個別相談の時間を設定しました。例年、質問に行くグループは本校の生徒がほとんどでしたが、今年度は、他校生徒も多く質問に行くなど課題研究に取り組む姿勢が高まっていると思いました。本県の課題研究への取り組む姿勢は毎年向上していると感じます。また、今回の振り返りをカリキュラムの中に取り入れていただいている学校もあり、この研修会が定着してきて、研修会の効果が上がっているとも感じました。今後も本校は大学や他校とのつながりを大切にしながら本県の課題研究を進める仕組みを確立していきたいと思います。

2月20日(木)、台湾の国立羅東高級中学から教員4名、生徒25名が日本への研修旅行で本校を訪れました。台湾国立羅東高級中学は全校生徒約1300人で、応用科学クラスや科学実験クラスがあり、特に理科に興味を持つ生徒たち25名が本校に来校しました。
初めは多目的ホールで歓迎会を行いました。城南高校校長と羅東高級中学主任先生があいさつをした後、生徒代表あいさつや両校のパフォーマンス等が行われました。司会は本校生徒が日本語と中国語、英語で行いました。

応用数理科1年 代表生徒が英語と中国語であいさつをしました 羅東高校と本校応用数理科1年生との記念写真です
その後、2 グループに分かれ、本校応用数理科1年生の生徒と羅等高級中学の生徒で、英語での実験教室を実施しました。生物分野と地学分野で実施し、生物分野では、テーマは「Let’s understand the green color of plants」として、直視分光器(spectrograph)を用い、抽出した光合成色素(photosynthesis pigments)を通した光を見るとどうなるか確認しました。その後TLCを用い、光合成色素を分離し、最後に光合成色素に紫外線を当て、クロロフィル蛍光を確認しました。地学分野では、「漣痕(れんこん)」という規則的な地形を水槽に水と砂を入れて再現しました。

光合成色素を抽出しています 地形モデルを形成しています
午後は応用数理科2年生と一緒に課題研究の発表を行いました。本校応用数理科2年生はSEⅡで行ってきた課題研究の英語発表を羅東高級中学は台湾東部の地理的特徴や現住民族などの紹介を英語で行いました。

SEⅡで行ってきた課題研究の英語発表を行います 台湾のプレートなど地理的特徴について英語発表してくれました
最後は多目的ホールに戻り、送別会を行いました。サイエンスと英語のたっぷり詰まった交流であったと思います。この経験をもとに、国際的に活躍できるグローバル人材として活躍してほしいと思います。

本校校長が挨拶をしました 応用数理科2年生代表が英語であいさつしました 全員で記念撮影です
なお、羅東高級中学校の本校への訪問は2月21日 徳島新聞朝刊に取り上げられました。

1月11日(土)13:00~令和6年度徳島生物学会総会があり、高校生発表の部で、本校応用数理科2グループが発表しました。
総会では、特別講演として林博章先生(鳴門渦潮高校教諭)「徳島県剣山系の世界農業遺産~持続可能な社会への道標~」として、西阿波の傾斜地農業についての講演から始まりました。
その後、本校生徒2グループが
「アオサノリの生育と河川水の成分と関係について」
「オオカナダモの紅葉」について発表しました。多くの方々からアドバイスをいただき、新たな考察や今後の研究についての方向性を示すことができました。
高校生発表では、他 徳島市立高校理数科2グループが「ナメクジの粘液に保水効果があるのか?」「カメムシの光走性について」発表しました。
その後、一般講演が行われ、様々な観点からの考察や提案がなされ、興味関心を惹かれる内容ばかりでした。
後日、優秀賞の発表があり、本校の
「アオサノリの生育と河川水の成分と関係について」が最優秀賞に選ばれました。
こまめにデータを取り、わからないことがあっても、粘り強く取り組んだ結果だと感じました。
これからも、科学技術人材としての能力を育むことができるよう、多くの学会発表等の機会を提供していきたいです。
