参加生徒32名教員2名で、12月15日から19日まで、4泊5日の台湾海外研修に出発しました。これまで事前学習や事前交流を重ね、実りある研修となるよう準備を進めてきました。いよいよ本研修のスタートです。
今年度は「Tokushima海外体験体験推進事業」として、資金援助を受け実施できることとなりました。


理科実験(ScienceFair)の準備です。全部で5つのブースを設置し、英語での理科実験を行います
当日は7時00分に本校大会議室に集合し、結団式を行いました。はじめに佐山校長先生より、「多様な価値観を持つ人々と協働できる力を育んでほしい。何より研修を楽しんできてほしい」との激励の言葉をいただきました。続いて、207HRの大屋さんが生徒代表として、「積極的に学ぶ姿勢を持ち、交流や実習に主体的に取り組んできます」と力強く決意を述べてくれました。
結団式後はバスで高松空港へ移動し、無事に出国、予定通り桃園国際空港に到着しました。苗栗市のホテルに到着したのは現地時間16時00分(日本時間17時00分)でした。少し早い時間での出発でしたが、渋滞等一切なくスムーズに移動でき、生徒たちは皆元気な様子です。


台湾桃園国際空港に到着しました 近くのレストランで食事をとりました
明日は竹南高級中学校との交流が予定されており、英語による課題研究発表や理科実験に取り組みます。また、明日からはホームステイも始まります。これまで準備してきた成果を十分に発揮できるよう、充実した研修にしていきたいと思います。
12月9日(火)、四国放送の情報番組「ごじかる」のコーナー「ななみのにじいろ放課GO!」において、本校が生放送で出演しました。
今回は、応用数理科の取り組みについて取材が行われ、主に課題研究に関する内容が紹介されました。特に、生物班の研究が紹介され、徳島文理大学薬学部微生物研究室と連携して進めている「ヒト腸内由来放線菌の生育とその代謝物について~食品パウダーの効果~」や、生薬研究室からアオサの提供を受け進めている「アオサノリの生育と元素との関係について」の2つの研究が取り上げられました。
生放送ということもあり、緊張感のある場面ではありましたが、生徒たちは落ち着いて研究内容を説明し、日頃の探究活動の成果をしっかりと伝えることができていました。


今後も、さまざまな機会を通して、本校応用数理科の取り組みや研究活動の魅力を広く知っていただけるよう、発信を続けていきたいと考えています。
令和6年11月29日(金)午後、香川大学教育学部の笠先生をお招きし、応用数理科1年生107HRを対象に、課題研究に関する高大連携授業を実施しました。授業の導入では、理科の授業と探究活動の違いについて考え、証拠を示すことの重要性や論理的思考、実験計画の立て方について理解を深めました。また、「変数(variable)」を意識することで、探究活動がより進めやすくなることについて説明していただきました。


探究活動とは何か、イギリスの授業を例に教えてくれました
その後、「変数とは何か」という問いをもとに、さまざまな種類の本から変数を見つける活動や、図形の中に含まれる変数とその値を考える活動を行いました。さらに、複数の変数の間にある関連性についても考察しました。


変数についての考え方を深めます 「音の高さは何によって決まるのか」実験計画を立てます
続いて、「音の高さは何によって決まるのか」というテーマについて、変数の考え方を用いた検証実験を行いました。生徒たちは、基本的な実験手法を身に付けることができたと考えられます。
今後は、対照実験(アクティブコントロールやネガティブコントロール)についても学び、課題研究を進める上で重要な力をさらに養っていきます。本授業はアクティブラーニング型の授業であり、課題研究で求められる「ゆっくりと考える力(スローシンキング)」を重視した内容でした。生徒には、じっくり考えることでより深い思考を体験し、将来の科学技術人材に必要な思考力を高めていってほしいと考えています。
11月25日(金)、英語コミュニケーションの授業において、普通科201HRが台湾国立竹南高級中学とオンライン発表を行いました。
現在、応用数理科で行っている国際交流活動を普通科にも広げるため、英語コミュニケーションの授業を活用し、TED-Edの授業を専攻している台湾国立竹南高級中学の生徒との相互発表を実施しました。TED-Edとは、動画を用いて英語の聞き取りや内容理解、意見交換を行う授業で、多くの台湾の学校で取り入れられています。字幕を活用しながら、思考力やプレゼンテーション能力を高めることを目的としています。
本校の生徒は「自分が好きな場所」について発表し、台湾国立竹南高級中学の生徒は「文化や宗教」をテーマに発表を行いました。


緊張からやり取りが円滑に進まない場面も見られましたが、英語が世界とつながる大切なツールであることを実感する貴重な機会となりました。今後も多くの機会を提供したいです。
11月21日(金)、Science Englishの授業において、本校応用数理科1年生107HRと台湾・国立羅東高級中學1年生とのオンライン相互発表を実施しました。
本校応用数理科1年生は、2学期に「行きたい場所とその理由」をテーマにプレゼンテーションを行ってきました。今回は、その成果に加え、英語コミュニケーションの授業での発表内容も取り入れ、台湾の生徒との相互発表を行いました。
当日は、はじめに自己紹介を行い、その後、それぞれが英語でプレゼンテーションを発表しました。発表後には、質疑応答や自由交流の時間を設け、互いに交流を深めました。
107HRの生徒にとって、海外の高校生とのオンライン発表・交流は今回が初めての経験でした。開始当初は緊張した様子も見られましたが、交流の時間になると、英語を用いて積極的にコミュニケーションを取る姿が多く見られました。


GoogleMeatを使って、相互発表を行いました。伝えることの工夫を学んで欲しいです。
今後は、本格的に課題研究が始まります。来年度は、課題研究の成果を英語で相互発表することを予定しています。生徒が主体的に英語での研究発表に挑戦できるよう、引き続きサポートしていきたいと考えています。
令和7年11月22日(土)・23日(日)に、米子市淀江文化センター「さなめホール」で開催された第45回近畿高等学校総合文化祭鳥取大会(自然科学部門)において、本校応用数理科の生徒2名が発表を行いました。
ポスター発表部門では、理数探究の授業で取り組んできた研究「ヒト腸内由来放線菌の生育とその代謝物について~食品パウダーの効果~」を、松尾 理佐さんが発表しました。また、口頭発表部門では、中学校から継続して取り組んできた研究で、サイエンスメンタープログラムや徳島文理大学との連携を活用して進めている「植物の創傷時に見られる蛍光物質の定性分析」**について、松尾 紗花さんが発表し、優秀賞を受賞しました。
22日(土)には口頭発表が行われました。どの発表も非常にレベルが高く、検証によって得られた結果から新たな仮説を設定し、さらに探究を深めていく内容が多く見られました。松尾 紗花さんの発表は、植物損傷時に見られる蛍光物質に着目し、その正体を特定する段階まで研究を進めており、高く評価されました。大学の先生方からは「この物質の生態的意義は何か」といった質問が多く寄せられ、今後の研究の方向性について多くの示唆を得ることができました。


会場に到着しました 松尾 紗花さんの口頭発表の様子です
口頭発表後には生徒交流会が行われ、紙を加工してどの県が最も遠くまで飛ばせるかを競う活動を通して、参加生徒同士の交流が深まり、大変盛り上がりました。


斜方投射グランプリとして紙を加工し飛ばしました 司会も上手く大盛り上がりでした
23日(日)はポスター発表が行われ、大学教員からの助言や生徒同士の意見交換など、活発な質疑応答がなされました。発表を終えた松尾 理佐さんからは、「発表を通して、自分の研究内容への理解がより深まった」という感想が聞かれ、発表会への参加が研究への意欲向上につながることを改めて実感しました。


聴衆のレベルが高く、活発な質疑応答がなされました
午後の閉会式では表彰が行われ、口頭発表部門で松尾 紗花さんが優秀賞を受賞しました。中学校から継続して研究に取り組み、内容を深めてきた成果が高く評価された結果です。


ポスター発表は表彰がありませんでしたが、口頭発表で松尾 紗花さんが優秀賞を受賞しました
今後も、生徒の主体的な活動である課題研究について生徒達としっかり議論し、一緒に進めていくことで、研究活動を通して物事を深く考える力を育成していきたいと考えています。
11月22日(土)18時から21時の予定で、本校にて天体観測会を行いました。夏季と違ってこの時期は日没が早いので、すぐに空が暗くなり始めます。また、天候に恵まれて早くも一番星が見えていました。今夜は期待できそうです。
18時には参加者が集まりました。まず、大会議室でレクチャーです。今日のテーマは「天王星」でした。天王星は太陽系第7惑星で、太陽からかなり遠いところを公転しています。色調は緑色が強く表れ、土星のようなリングや複数の衛星(お月さん)を持っています。もっとも注目すべきは、その自転軸がほぼ横倒しになっていることでしょう。この惑星が地球からもっとも近い場所にあり、肉眼で見える6等星ギリギリの明るさになっています。参加者はそれらを聞きながら観測の準備が整うのを待っていました。
19時近くになり、空がすっかり暗くなりました。手持ちの望遠鏡や双眼鏡をすべて運び出し、生徒スタッフがついて望遠鏡を操作したり、視野に入れた星の説明を行いました。小さいお子さんが多かったので、見やすいように望遠鏡のレンズを下げるのに苦労しました。それでも「よく見えた!」と感動したように話しかけられると、私たちも大変うれしく思いました。今後もこうした活動を続けていきます。
11月22日(土)13時から16時の日程で、徳島大学理工学部共通講義棟にて研修会が行われました。これは本校の応用数理科や県内高等学校科学部を対象に、今後の研究テーマを決めるための研修です。本校を含めた4つの高校の生徒80名余りが参加しました。また、講師として徳島大学の教授・准教授をはじめとする多くの先生方に協力していただきました。
まず、全体説明としてテーマの選び方・考え方についてのレクチャーがありました。興味関心だけでなく実際にその研究を進められるのか、それは社会にどれくらい貢献できるのか、様々な要素を考慮しながらテーマ決めを進めていくことが大切です。続いてグループごとに分かれて、各自が自分の考えを付箋紙に記入したものを大きな模造紙に貼り付けていきました。そうしてある程度時間をおいてから、記入した内容のうちよく似たものをまとめていきました。
また、その間に先生方からアドバイスをいただいたり、自分たちでネットから調べたりして、グループの研究方針が決まってきました。こうしてほとんどのグループにおいて今後の研究テーマが決まりました。しかし、これはまだ最初の取っ掛かりに過ぎません。研究を推進する方法や手段など計画の策定が重要です。各校に持ち帰って次のステップに移るべく、さらなる協議が必要です。1年後にはどれくらい研究が進められているのか期待と不安でいっぱいですが、ここから研究活動がスタートしました。
11月19日(水)5・6限目、応用数理科207HRを対象に Science Dialogue を実施しました。Science Dialogue は、文部科学省および日本学術振興機構(JSPS)が推進する国際科学交流プログラムで、外国人研究者による英語での科学講義や交流を行う取り組みです。
今回は、徳島大学生物資源産業学部より、バングラデシュ出身で博士課程を修了された Md Hanif ALI(ハニフ・アリ)氏さんをお招きし、「脱髄モデル細胞系を用いたペルオキシソーム病の病理解明と創薬」についてご講演いただきました。また、指導教授の 田中保先生 にもご同席いただき、大学院での学びや研究内容についてご説明いただきました。
事前学習
前日には、提供いただいたスライドを使って事前学習を行い、講義で使用される英語キーワードの確認や研究内容の基礎知識を身につけました。
当日の様子
第1部(交流)
アリさんの自己紹介に続き、バングラデシュの文化、日本に来た経緯、日本での生活などをお話しいただきました。生徒からは「日本とバングラデシュの大学の違いは?」「日本で好きな食べ物は?」などの質問が英語で行われ、積極的な交流が見られました。田中先生からは、修士課程・博士課程を経て研究者を目指す道のりについてご説明いただき、大学で学ぶ魅力を知る機会となりました。


アリさんの徳島の生活について説明してくれました 皆さん興味深く聞いています。
第2部(研究講義)
後半は、アリさんによる研究発表を英語で聞きながら、区切りごとに田中先生が日本語で補足説明を行う形式で進められました。ペルオキシソーム病は神経細胞がうまく形成されず、中枢神経の働きが失われていく進行性の難病です。アリさんの研究では、超長鎖脂肪酸を細胞に取り込ませ、ペルオキシソーム病モデル細胞を作成に成功したこと、その細胞を用いた検証の結果、病気の原因は「超長鎖脂肪酸の増加」ではなく、やや短い長鎖脂肪酸の減少であることが紹介されました。
難しい内容でしたが、事前学習の効果もあり、生徒からは日本語・英語の両方で多くの質問が寄せられ、理解が深まった様子が見られました。


アリさんに英語で発表していただきました 指導教官 田中先生に詳しく日本語で説明していただきました
事後アンケート結果(N=29)
講義全体についてどうでしたか「非常に良かった」55%「良かった」31%
外国人研究者の講義を再び聞きたいか「ぜひ聞きたい」41%、「機会があれば聞きたい」55%
生徒から高い満足度が示され、国際的な科学交流の意義を実感する機会となりました。
生徒の感想
「英語学習のモチベーションが上がりました。海外で研究するのも面白そうだと思いました。」
「英語と日本語で説明していただき、とても分かりやすかったです。」
「質問の時間が多く、疑問をしっかり解決できました。」
今回のScience Dialogueを通して、生徒たちは英語による科学コミュニケーションの重要性を実感し、将来のキャリアや進路を考える貴重な経験となりました。
11月5日(水)、本校応用数理科2年生(207HR)が、姉妹校である台湾竹南高級中学校(206HR)との オンライン交流を行いました。
交流は、両校の校長挨拶で始まり、その後ミーティングルームに分かれて自己紹介を行った後、課題研究の相互発表が行われました。
2学期のScience English IIでは、生徒たちは自身の研究について 実験方法(Method) と 結果(Result) を英語で発表する方法を学び、発表内容を準備してきました。今回のオンライン交流は3回目で、PC操作にも慣れた生徒たちは、学んだ内容を英語で互いに発表しました。
竹南高級中学校でも課題研究が行われており、海外の同世代が探究的な学びをしていることを知ることで、生徒たちにとって大きな刺激となっています。
12月16日(火)には、海外研修として台湾の竹南高級中学校を訪問し、対面での相互発表を行う予定です。実際に会って交流する日を、生徒たちは楽しみにしています。


竹南高校の生徒はプレゼンが上手く、刺激になっています オンライン発表にも慣れてきました
中学生と高校生を対象とした科学コンクールである「第69回日本学生科学賞」の徳島県審査が、11月5日(水)に板野町の県立総合教育センターで行われました。
本校応用数理科3年の池原 菜桜さん、兒玉 祐愛さん、田木 遥さんによる研究「アオサノリの生育と河川水の成分の関係について」が、見事最優秀賞(知事賞)を受賞し、県代表として11月15日・16日に東京で開催される中央予備審査に進むこととなりました。
また、本校応用数理科3年生による出品では、合計6グループが入賞し、出品している高校の中で最も多い入賞数となりました。これからも、課題研究のリーディング校として、生徒の探究的な学びをさらに発展させていきたいと思います。以下入賞内容です。
🏆 最優秀賞(知事賞)
「アオサノリの生育と河川水の成分との関係について」 池原菜桜、児玉祐愛、田木遥
🥈 優秀賞(教育長賞)
「オオカナダモの紅葉」長尾夏希、前川璃乃
「環境要因による枯草菌の芽胞形成への影響」 坂本陽光、高麗渚央、徳元優樹
「ハロゲン置換インジルビンを用いた新規化合物の合成」 工藤大河、岩本秋貴、佐中大雅、吉本訊
🏅 入賞
「ドミノの転倒とエネルギーの関係」 高橋悠愛、江本結、根來和芳
「ゆこう非可食部の有効利用とその効果」 米田光里、和田愛椛
なお、この結果は11月6日(木)の読売新聞朝刊に掲載されました。

https://www.yomiuri.co.jp/local/tokushima/news/20251105-OYTNT50161/
11月1日(土)、教育会館にて開催された「科学経験発表会」に、本校応用数理科2年生の2グループが参加しました。発表テーマは「放線菌の生育と代謝物について~食品パウダーの効果~」および「アオサノリの生育と金属元素の関係について」です。
近年、各校でSSH校や理数科を中心に課題研究が活発に行われており、本発表会には各校から最大2グループという制限の中で、校内発表の上位グループが出場しました。
生徒たちは前日までスライドを練り直し、論理的で分かりやすい発表となるよう工夫を重ねて臨みました。その結果、両グループとも最高賞である「特選」を受賞しました。
研究はまだ始まったばかりですが、今後さらに内容を深め、最終発表につなげてほしいと思います。


緊張感もありながらしっかり発表しています 2チームとも特選を受賞しました