応用数理科207HRでScienceDialogueが実施されました
2025年11月24日 17時37分11月19日(水)5・6限目、応用数理科207HRを対象に Science Dialogue を実施しました。Science Dialogue は、文部科学省および日本学術振興機構(JSPS)が推進する国際科学交流プログラムで、外国人研究者による英語での科学講義や交流を行う取り組みです。
今回は、徳島大学生物資源産業学部より、バングラデシュ出身で博士課程を修了された Md Hanif ALI(ハニフ・アリ)氏さんをお招きし、「脱髄モデル細胞系を用いたペルオキシソーム病の病理解明と創薬」についてご講演いただきました。また、指導教授の 田中保先生 にもご同席いただき、大学院での学びや研究内容についてご説明いただきました。
事前学習
前日には、提供いただいたスライドを使って事前学習を行い、講義で使用される英語キーワードの確認や研究内容の基礎知識を身につけました。
当日の様子
第1部(交流)
アリさんの自己紹介に続き、バングラデシュの文化、日本に来た経緯、日本での生活などをお話しいただきました。生徒からは「日本とバングラデシュの大学の違いは?」「日本で好きな食べ物は?」などの質問が英語で行われ、積極的な交流が見られました。田中先生からは、修士課程・博士課程を経て研究者を目指す道のりについてご説明いただき、大学で学ぶ魅力を知る機会となりました。
アリさんの徳島の生活について説明してくれました 皆さん興味深く聞いています。
第2部(研究講義)
後半は、アリさんによる研究発表を英語で聞きながら、区切りごとに田中先生が日本語で補足説明を行う形式で進められました。ペルオキシソーム病は神経細胞がうまく形成されず、中枢神経の働きが失われていく進行性の難病です。アリさんの研究では、超長鎖脂肪酸を細胞に取り込ませ、ペルオキシソーム病モデル細胞を作成に成功したこと、その細胞を用いた検証の結果、病気の原因は「超長鎖脂肪酸の増加」ではなく、やや短い長鎖脂肪酸の減少であることが紹介されました。
難しい内容でしたが、事前学習の効果もあり、生徒からは日本語・英語の両方で多くの質問が寄せられ、理解が深まった様子が見られました。
アリさんに英語で発表していただきました 指導教官 田中先生に詳しく日本語で説明していただきました
事後アンケート結果(N=29)
講義全体についてどうでしたか「非常に良かった」55%「良かった」31%
外国人研究者の講義を再び聞きたいか「ぜひ聞きたい」41%、「機会があれば聞きたい」55%
生徒から高い満足度が示され、国際的な科学交流の意義を実感する機会となりました。
生徒の感想
「英語学習のモチベーションが上がりました。海外で研究するのも面白そうだと思いました。」
「英語と日本語で説明していただき、とても分かりやすかったです。」
「質問の時間が多く、疑問をしっかり解決できました。」
今回のScience Dialogueを通して、生徒たちは英語による科学コミュニケーションの重要性を実感し、将来のキャリアや進路を考える貴重な経験となりました。