平成28年度
「世界津波の日 高校生サミット」報告 その1 サミット概要
行事名 「世界津波の日 高校生サミット in 黒潮」
High School Students Summit on “World Tsunami Awareness Day” in Kuroshio
日 時 2016年11月25日(金)~11月26日(土)
場 所 高知県立土佐西南大規模公園体育館 他
宿 泊 幡多青少年の家(日本の高校生・引率)
主 催 高知県、高知県教育委員会、黒潮町、黒潮町教育委員会
共 催 国連国際防災戦略事務局(UNISDR)駐日事務所
後 援 国土強靱化推進本部,内閣府(防災担当),外務省,文部科学省,経済協力開発機構(OECD)
参加者
○海外29カ国(ポルトガル・ギリシャ・トルコ・ケニア・インド・スリランカ・モルディブ・中国〈福建省・海南省〉・ミャンマー・タイ・カンボジア・ラオス・ベトナム・マレーシア・シンガポール・韓国・フィリピン・インドネシア・ブルネイ・パプアニューギニア・パラオ・ミクロネシア・マーシャル・フィジー・トンガ・サモア・アメリカ〈ハワイ〉・ペルー・チリ):高校生240名・引率36名
○日本35校:高校生105名・引率37名 →徳島県からは本校応用数理科2年生6名1班が参加
【開催趣旨】
津波の脅威と対策への国際的な意識向上を目的に、日本が提唱し日本を含む世界142カ国が共同提案を行った、11 月5 日を国連の共通記念日である「世界津波の日」とすることについて、2015 年12 月、国連総会委員会において全会一致で採択されました。
日本では、すでに11 月5 日を「津波防災の日」として定めています。
これは、1854 年旧暦11 月5 日に起きた安政南海地震の際、和歌山県広川町の庄屋だった浜口梧陵(はまぐちごりょう)が、稲わらに火をつけ、村人を高台に導いて大津波から命を救った逸話「稲むらの火」に由来しています。
このたび、「世界津波の日」の啓発イベントとして、青少年による国際会議「世界津波の日」高校生サミットを、高知県黒潮町において開催します。
高知県黒潮町は、南海トラフ地震による国の被害想定において、津波高34 メートルという国内一の想定を受けた町です。その想定後黒潮町では、地震津波で一人の犠牲者も出さないことを理念に、防災インフラ整備、防災教育、防災産業の創出など、様々な取り組みを進めています。
地震津波は多くの人命を奪い、甚大な被害をもたらす各国共通の課題です。
今回の高校生サミットは、防災の知見と地震津波の脅威を伝え、必要な防災、減災、迅速な復旧復興、国際連携に資する施策を総合的かつ計画的に実行することで、地震津波から国民の生命、身体、財産の保護、国民生活及び国民経済に及ぼす影響を最小化できる、国土強靱化を担う将来のリーダーを育成することを目的に開催します。