平成30年度

科学への誘い参加

 7月21日(土)、徳島県立総合教育センターで開催された「科学への誘い~光の性質を体験してみよう~」に応用数理科2年生4名が参加しました。講師は徳島大学理工学部久田旭彦先生です。はじめにプリズムで光の分散(7色に分かれる)を観察し、色による分散の角度を調べました。続いて簡易分光器を製作し、蛍光灯や白熱電球などのいろいろな光にどのような色が含まれるかを観察しました。また、色が波長の違いによることも理解しました。次に光の屈折について学び、水の中で透明な物体が見える理由や全反射の現象を確認しました。最後に偏光(1方向の振動面をもつ光)について学習し、偏光板を通して光の観察をおこないました。偏光は奥が深く、生徒は課題を与えられた形で講義を終了しました。参加生徒も非常に高い興味を示し、今後の探究活動に生かせるものと実感したようです。半日大変お世話になりました。

応用数理科3年高大連携講座(徳島大学社会基盤デザインコース)

6月26日(火)の午後より,3年生AS(アドバンス サイエンス)の授業で高大連携講座を実施しました。徳島大学理工学部社会基盤デザインコースを生徒16名が訪問しました。
 最初に実験施設見学として地盤系実験室(上野勝利准教授),水理実験室(武藤裕則教授),コンクリート実験室(渡邉健准教授)の順に実験施設の見学・説明を受けました。生徒たちは初めて見る実験施設に興味を持ち,研究内容について質問しました。
 施設見学の後は建設棟に移動して小川宏樹教授による体験授業を受けました。「社会基盤としての建設のあり方」として現在の建設業界の環境やこれからの世の中に求められる社会基盤についてわかりやすく説明されました。地域社会の建築物を活かす内容には多くの示唆がありました。
 最後に武藤教授と広報委員で案内してくださった滑川達准教授も交えて懇談会がありました。社会基盤デザインコースや研究について多くの質問が出て,各教授が丁寧に質問に答えてくださいました。生徒たちの今後の進路選択に活かしていきたいと思います。先生方ありがとうございました。

107HR高大連携授業(笠先生・香川大学)

応用数理科1年生は、6月22日(金)午後、香川大学教育学部の笠先生をお招きして、課題研究に関する高大連携授業を行いました。
 前半は「探求活動とは何か~高校で科学する~」をテーマに、探求活動と普通の授業の違いから始まり、「聴き手」に対して「証拠」を示す、そのために研究の全過程でいつも研究の見直しを心がけることが大切であるとを学びました。
 後半は「変数とは何か」をテーマに、「変数(variable)」と「値(value)」について具体例を示しながらお教えいただき、生徒にとっても、参加していた教員にとっても大いに参考となる内容でした。
 笠先生の講義の続きは年度後半にも予定されております。応用数理科1年生は、笠先生に教わったことを参考に、夏休みの自由研究、3学期から2年次にかけて課題研究に取り組んでいくことになります。

208HR課題研究中間発表Ⅰ

6月13日(水)5~7限の3コマ通しで、応用数理科2年生の課題研究中間発表Ⅰが行われました。現時点での研究成果を14の研究班が発表し、お互いの研究についての情報共有や先生やクラスメートからのアドバイスを受け今後の研究を深化させることが目的です。教頭先生・理科教員の他、数学科・英語科の先生、ALTのMatt先生やTravis先生にもご参加いただきました。生徒も最初は緊張がありましたが、徐々に雰囲気にも慣れ、後半は生徒同士でも大変活発な意見交換ができました。テーマ決めに苦慮し、実験データが得られていない研究班もありますが、今回いただいた質問やアドバイスを今後の糧とし、研究が進み成果が得られることを期待します。

H30_化学グランプリ講習会

6月23日に徳島大学常三島キャンパスで化学グランプリ講習会があり、科学部化学班の1年生から3年生18名が参加しました。午前中は高校化学の範囲を徳島県総合教育センターの平田先生が担当してくださいました。単分子膜の測定からアボガドロ数を求める実験を交えながら物質量の理解を深めたり、医薬品に関する有機化学の分野を確認したりと短時間に盛りだくさんの内容をこなしました。午後は化学グランプリの概要説明と昨年度の問題から物理化学分野を鳴門教育大の武田先生、有機化学分野を徳島大学の三好先生が解説してくださいました。化学の知識の乏しい1,2年生にも挑戦しやすいように要点を絞り込んでお話くださいました。今年度は、鳴門教育大学の早藤先生が、ジュニアサイエンスドクターの受講生も引率してくださっていたので、高校生も小学生に負けないようにと頑張っていました。片付けの後、先生方が残って個別の質疑応答の時間もとっていただけました。