2018年6月の記事一覧

応用数理科3年高大連携講座(徳島大学社会基盤デザインコース)

6月26日(火)の午後より,3年生AS(アドバンス サイエンス)の授業で高大連携講座を実施しました。徳島大学理工学部社会基盤デザインコースを生徒16名が訪問しました。
 最初に実験施設見学として地盤系実験室(上野勝利准教授),水理実験室(武藤裕則教授),コンクリート実験室(渡邉健准教授)の順に実験施設の見学・説明を受けました。生徒たちは初めて見る実験施設に興味を持ち,研究内容について質問しました。
 施設見学の後は建設棟に移動して小川宏樹教授による体験授業を受けました。「社会基盤としての建設のあり方」として現在の建設業界の環境やこれからの世の中に求められる社会基盤についてわかりやすく説明されました。地域社会の建築物を活かす内容には多くの示唆がありました。
 最後に武藤教授と広報委員で案内してくださった滑川達准教授も交えて懇談会がありました。社会基盤デザインコースや研究について多くの質問が出て,各教授が丁寧に質問に答えてくださいました。生徒たちの今後の進路選択に活かしていきたいと思います。先生方ありがとうございました。

107HR高大連携授業(笠先生・香川大学)

応用数理科1年生は、6月22日(金)午後、香川大学教育学部の笠先生をお招きして、課題研究に関する高大連携授業を行いました。
 前半は「探求活動とは何か~高校で科学する~」をテーマに、探求活動と普通の授業の違いから始まり、「聴き手」に対して「証拠」を示す、そのために研究の全過程でいつも研究の見直しを心がけることが大切であるとを学びました。
 後半は「変数とは何か」をテーマに、「変数(variable)」と「値(value)」について具体例を示しながらお教えいただき、生徒にとっても、参加していた教員にとっても大いに参考となる内容でした。
 笠先生の講義の続きは年度後半にも予定されております。応用数理科1年生は、笠先生に教わったことを参考に、夏休みの自由研究、3学期から2年次にかけて課題研究に取り組んでいくことになります。

208HR課題研究中間発表Ⅰ

6月13日(水)5~7限の3コマ通しで、応用数理科2年生の課題研究中間発表Ⅰが行われました。現時点での研究成果を14の研究班が発表し、お互いの研究についての情報共有や先生やクラスメートからのアドバイスを受け今後の研究を深化させることが目的です。教頭先生・理科教員の他、数学科・英語科の先生、ALTのMatt先生やTravis先生にもご参加いただきました。生徒も最初は緊張がありましたが、徐々に雰囲気にも慣れ、後半は生徒同士でも大変活発な意見交換ができました。テーマ決めに苦慮し、実験データが得られていない研究班もありますが、今回いただいた質問やアドバイスを今後の糧とし、研究が進み成果が得られることを期待します。

H30_化学グランプリ講習会

6月23日に徳島大学常三島キャンパスで化学グランプリ講習会があり、科学部化学班の1年生から3年生18名が参加しました。午前中は高校化学の範囲を徳島県総合教育センターの平田先生が担当してくださいました。単分子膜の測定からアボガドロ数を求める実験を交えながら物質量の理解を深めたり、医薬品に関する有機化学の分野を確認したりと短時間に盛りだくさんの内容をこなしました。午後は化学グランプリの概要説明と昨年度の問題から物理化学分野を鳴門教育大の武田先生、有機化学分野を徳島大学の三好先生が解説してくださいました。化学の知識の乏しい1,2年生にも挑戦しやすいように要点を絞り込んでお話くださいました。今年度は、鳴門教育大学の早藤先生が、ジュニアサイエンスドクターの受講生も引率してくださっていたので、高校生も小学生に負けないようにと頑張っていました。片付けの後、先生方が残って個別の質疑応答の時間もとっていただけました。

 

応用数理科3年高大連携化学分野

6/19(火曜日)14:15から徳島文理大学薬学部で文理大学薬学部
薬学部長の福山 愛保 先生を中心とした研究室による ~「ノーベル化学賞の化学反応」を見てみよう~と題して、「鈴木・宮浦カップリング」について学ぶ実験講座を開催していただきました。
久保美和先生・原田研一先生による実験機構や実験上の注意事項などの説明のプレゼンの後、実験室に移動して、生徒2人に指導者1名という贅沢な構成で実験を進めて行きました。先生方の丁寧な説明と見やすい実験書・実験室のよく使われている雰囲気・学生の皆さんとの親しい会話などで、高度な内容を楽しんで実習することができました。数分の攪拌の後に紫外線を当てて光ったときには笑顔があふれていました。内容が理解しやすかったためか、実施後のレポートも内容が詰まっていました。実験後は、会議を終えて合流してくださった福山先生を交えて集合写真を撮ったり、追加情報のお話をしていただたりと終始和やかな雰囲気で終えることができました。薬学部で学ぶことなどについても詳細な説明があり生徒も実感が持てたとのことでした。

有機ELを用いた実験授業

6/12(火曜日)にノーベル賞受賞者の白川先生プロデュースの有機ELに関する実験講座を行いました。3年の応用数理科のアドバンスサイエンスと2年応用数理科の理数化学をドッキングさせ、あすたむらんどの久米竜一先生を講師に迎え、さらに、前年度有機ELの講座を受講した2年生10名ははTAとして参加し、実験の受講者と指導者の両方を体験するという授業を試みてみました。昨年度受講者は、1テーブルを受け持ち、器具の配布や電源装置などの操作補助の他に、それぞれが体験に基づいて細かい注意を行ったり質問に答えるなどを行いました。授業担当者はできるだけ指示を減らし、テーブル毎で工夫する余地を持たせました。当然段取りの善し悪しが生まれ、進行具合に少し差が出ましたが概ね時間内にこなせました。また、下級生が上級生を指導する班もあり、生徒は新鮮な気持ちで取り組みました。巧く光った班は実験者の生徒も指導者の生徒も喜ぶことができました。

応用数理科3年 高大連携講座(徳島大学理工学部情報光システム)

理工学研究部 教授 陶山史朗 先生

 6/19(火)午後、応用数理科3年生は物理・化学・生物の各分野に分かれて高大連携講座に参加しました。物理分野を選択した17名の生徒は徳島大学理工学部情報光システムの陶山先生の研究室で研修を行いました。
 研修前半では、陶山先生から情報光システムでの研究内容についてお話いただいた後、2名ごとの9班に分かれて、各5分間ではありますが、研究室の学生の皆さんから、各自が行っている3D技術に関する研究内容について、わかりやすく熱心に説明していただきました。本校生徒も、自らの課題研究を思い起こしながら集中して説明に耳を傾けていました。
 後半は再び陶山先生のご説明の後、「アーク3D(光の散乱を利用して立体画像を浮かび上がらせるもの)」作成の実習を行いました。参加した生徒は各々「月と星」「ハート」「ピカチュー」などの画像について立体画像を作成観測し、楽しみながら体験的に学ぶことができました。
 熱心にご指導いただいた陶山先生、研究室の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。