2月5日(木)13時より、1年生普通科全員を対象に、「探究活動入門講座―地域課題とその解決に取り組む人を知る―」を実施しました。1年生の3学期は、2年生で「課題を見つける」「課題を解決する」ための基礎として、「課題を知る」フェーズに位置付けています。
本講座では、地域課題の解決に取り組んでいるNPO法人等の方々11名を講師としてお迎えし、地域が抱える課題や、その解決に向けた具体的な取組についてお話しいただきました。講師の方々はいずれも、地域に根ざした実践を行い、メディア等でも取り上げられている方々です。
2年次から本格的に始まる探究活動に向けて、生徒が探究の意義や進め方を理解し、視野を広げてもらいたいと考え実施しました。
本校普通科の探究活動を今後さらに充実させていくため、次年度からは、
① 高大連携を活用した研究活動
② 地域・企業の課題解決に取り組む探究
③ 自分の身の回り(学校等)の課題解決
のいずれかを選択し、探究活動を進めていく予定です。
今回の講座は、その中でも②「地域・企業課題解決」につながる取組として、探究活動の初期段階である「知る」フェーズに位置付けて実施しました。
参加していただいた方々は以下のとおりです。

① 岡部 斗夢さん(NPO法人アクア・チッタ)
水都・徳島市万代中央ふ頭を舞台にした新しいまちづくりを推進

② 佐藤 貴志さん(NPO法人エコロジカルファーストエイド)
国内外で水環境問題の解決に向けた技術提供を実施

③ 大西 浩正さん(NPO法人牟岐キャリアサポート)
大学生が牟岐町の関係人口として関わる活動を支援(もちっとムギ等)

④ 笠井 省宜さん(NPO法人あわとも)
スポーツを通じて、多様な人が交流できるインクルーシブな場づくり

⑤ 里見 和彦(NPO法人チャレンジサポーターズ)
SUNSUNマーケットなどを通じて学生の起業・挑戦を支援

⑥ 木村 洋一郎さん(八万こども食堂)
子ども食堂を拠点に、防災教育や英会話・茶道など居場所づくりを実践

⑦ 白桃 さと美さん(NPO法人 徳島の子育てに伴走する会「マチノワ」)
妊婦・親子・地域をつなぐ居場所と人の輪づくりを推進

⑧ 木村 誠一郎さん(徳島県社会福祉協議会)
行政や関係団体と連携し、安心して暮らせる福祉コミュニティを構築

⑨ 平田 大祐さん(一般社団法人 藻藍部)
美波町の磯焼け問題解決に向け、アイゴ活用の商品開発などを展開

⑩ 津山 隼人さん(Hatch+)
徳島大学生として、高校生向けの探究学習教材を開発

⑪ 徳島市企画政策課 河村さん
徳島市アクションプランの説明・施策の全体調整を担当
本講座を通して、生徒は地域課題を「知識として知る」だけでなく、「自分事として考える」きっかけを得ることができました。今後は、今回出会った多様な課題や取組を出発点として、生徒自身が問いを立て、探究を深めていくことを期待しています。本校では、今後も地域や大学等と連携しながら、生徒の探究心を育む学びを推進していきます。
1月15日(木)総勢21名の大学等の先生を招き、
理数探究基礎 「徳島の研究者の声を聴く」「徳島文理大学・徳島文理大学短期大学部との連携による探究活動のプレゼンテーション」が行われました。
本校1年生「理数探究基礎」では、1学期 「データを根拠に課題を示そう」2学期「変数を意識し、実験を計画しよう」を実施してきて、探究活動に必要な能力である理科的数学的見方考え方を育んできました。3学期はいよいよ自分たちで課題を見つけ、課題解決に向かう探究活動の実施に向けての取り組みになります。
3学期は課題を見つけるための知識を身に付けるための「知る」フェーズと位置付けた取り組みの実施です。2年生では「課題を見つけるフェーズ」「課題を解決するフェーズ」と進んでいきます。
「知る」フェーズ第一段は、大学で研究されている方から研究について知ると共に、本年度から実施している徳島文理大学・徳島文理大学短期大学部との連携協定による探究活動のご紹介をしてもらいました。大学で取り組んでいる研究について知ると共に、文理大学と連携した探究活動を行う場合は、どのようなことができるか知ってもらいました。参加していただいた先生方は以下の通りです。
| 『徳島文理大学連携による探究活動に関するプレゼンテーション』 |
| ① |
人間生活学部 食物栄養学科 吉村英悟 |
| ② |
人間生活学部 心理学科 土中幸宏 |
| ③ |
薬学部 薬学科 角大悟 |
| ④ |
保健福祉学部 看護学科 上田伊佐子 |
| ⑤ |
保健福祉学部 理学療法学科 長田悠路 |
| ⑥ |
文学部 文化財学科(日本文学科、英語英米文化学科) 古田昇 |
| ⑦ |
理工学部 機械創造工学科 三好真千 |
| ⑧ |
理工学部 ナノ物質工学科 箕田康一 |
| ⑨ |
短期大学部 保育科 岡部祐子 |
| ⑩ |
短期大学部 言語コミュニケーション学科 堀口誠信 |
『研究とは何か、研究者からの声を聴く』 |
| ① |
徳島大学 総合科学部社会総合科学科 教授 矢部 拓也 「まちづくりの地域社会学 ーマクドナルド化する社会の中での徳島での 地方創生・観光まちづくりの実践報告ー」 |
| ② |
徳島大学 大学院社会産業理工学研究部 理工学域機械科学系エネルギーシステム分野 助教授 草野 剛嗣 「宇宙と熱の話 宇宙は熱い?冷たい?」 |
| ③ |
四国大学 文学部 日本文学科 教授 須藤 茂樹 「徳島のお城めぐり -城が語る日本史-」 |
| ④ |
四国大学 経営情報学部 メディア情報学科 教授 山本 耕司 「映像制作入門」 |
| ⑤ |
四国大学 看護学部看護学科 教授 山口 豪 「お風呂を科学する」 |
| ⑥ |
徳島文理大学 薬学部 薬学科 教授 鈴木 真也 「体験型:化学反応で調べる環境汚染」 |
| ⑦ |
徳島文理大学 保健福祉学部 口腔保健学科 教授 藤澤 健司 「唾液の分泌メカニズムと生理機能について」 |
| ⑧ |
徳島文理大学 保健福祉学部 理学療法学科 教授 鶯 春夫 「体験型:ロコモチェック~運動器機能を評価~」 |
| ⑨ |
徳島文理大学 総合政策学部 総合政策学科 教授 松村 豊大 「Society5.0と政策科学」 |
| ⑩ |
徳島県立文書館 嵐 大二郎 「歴史研究の具体的アプローチについて~徳島県立文書館での職務経験から~」 |
ほとんどの生徒が大学進学する中で、研究とはどのようなもので、大学との共同研究はどのようなものか知っていただけたでしょうか。高大連携を活用した探究学習を行うことで、「やらされている学習」ではなく、主体的に取り組む「未来への学習」に向かってほしいと思います。だれも知らないことや誰もやっていないことにチャレンジする試みは本当に心がワクワクします。ぜひ、高校生のうちにチャレンジする楽しみの一端を経験してほしいです。


徳島文理大学との連携でどのような探究活動のご説明をしていただきました。


研究となどのようなことなのか、その面白さや意義をご自身の研究を交えて教えていただきました。
2025年11月10日 13時07分
[教員23]
本校のSSH事業の一環として実施している、理数探究基礎「徳島県における地方創生・政策提言~RESAS・e-Stat・RAIDAの活用~(普通科1年生対象)」の取組が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が管理する全国版学習事例紹介サイト『サイエンスチーム』に掲載されました。
今後も「イノベーターの育成」を目指し、生徒が探究の道筋を自ら歩むために必要な論理的思考力を育む教材の開発に取り組んでまいります。

徳島県における地方創生☆政策提言~RESAS等のデータ活用~
https://scienceteam.jst.go.jp/example/2025_020_d1/
本校普通科1年生では、理科的・数学的な見方・考え方を活かした探究活動を実施しています。
1学期は「徳島県における地方創生・政策提言~リーサス・Estat・RAIDAの活用~」としてデータを活用した探究活動を行いましたが、2学期は生徒の興味・関心に応じたテーマで、実験による検証を行う自然科学の探究活動に取り組んでいます。
2学期のスタートは、9月18日にThinkingScienceの教材を使った「パイプから出る音は何によって決まる?」で変数の理解を深める活動を行いました。その後、希望テーマを3つに分けて活動を進めています。
「カの忌避・誘引行動について」「ペットボトルロケットの飛距離について」「Google ColaboratoryによるOpenCV活用による画像解析」
各グループはまず調査を行い、実験に影響する要因(変数)を決定。その後、必要な器具や方法を考え、10月30日(1時間)と11月6日(2時間)の計3時間で実験を行いました。
・カの忌避・誘引行動
株式会社アース製薬様にご協力いただきました。
徳島県との包括連携協定に基づく理系人材育成支援事業を実施している アース製薬株式会社 様より ヒトスジシマカ をご提供いただくと共に、カの生態や探究活動へのアドバイスに加え、徳島県が進めるワンヘルスについてもご説明いただきました。
生徒たちは、実際に見る30匹のカに驚くとともに、探り行動や雄雌の違いなどを観察した後、調査した内容に基づく仮説検証実験を行いました。手に模様を描いて色による行動の違いを調べたり、ラベンダーの量を変えて寄ってくる行動を検証したりと、生徒たちは楽しみながら実験に熱中しました。


手を縞模様に塗って、カの行動を見ます 教室で実験を行います


動きを動画で記録に残します 様々な周波数の音ではどのような動きになるのかな?
・ペットボトルロケット
初めはうまく飛ばすことができませんでしたが、慣れてくると飛距離を伸ばせるようになりました。水のりを用いて中に入れる水の粘性を変え、粘性摩擦の影響を検証したり、炭酸水を用いた場合の飛び方を調べるなど、工夫にあふれた実験が行われました。


だんだんと飛ばせるようになってきました みんなで協力して飛ばします
・Google ColaboratoryによるOpenCV活用
撮影した画像をグラフ化して動きを数値化・分析する活動です。初めてのプログラミングに苦戦する生徒もいましたが、生成AIを活用して上手くグラフ化することができ、成功した達成感を味わっていました。

タブレットPCでボールの種類と弾み具合の関係をグラフ化しています
今後は、得られたデータの分析と発表準備を行い、探究活動の成果を発表する予定です。発表会が楽しみです。
1年生普通科 1学期に行った理数探究基礎での内容について、徳島県地域創生課のアドバイスを受けながら、作成を続けて、出品した「地方創生☆アイディアコンテスト」について3グループが一次審査突破しました。しっかりデータ分析を行い、解決アイディアを考えてきた結果だと思います。残念ながら東京で開催される中央審査には選ばれませんでしたが、よく頑張った結果だと思います。次年度はぜひ全国入賞を目指しましょう。また、徳島県グラフコンクールにも挑戦してみようと計画しています。校内だけにとどまらずに、外部出品・入賞目指して頑張りましょう。


生徒作品「徳島のこれからの観光」より
7月23日(水)午後 1年生普通科「理数探究基礎」において実施した「徳島県における地方創生・政策提言~リーサス・Estat・RAIDAの活用~」で、優秀な発表であった4組が地方創生☆アイディアコンテストへの出品を行うことになりました。
そこで、徳島県地域連携課の3名にお越しいただき、アドバイスをもらう会を行いました。まずは、地方創生☆アイディアコンテストについての説明をしていただき、その後は、それぞれのグループに対し、個別にアドバイスしていただきました。生徒達からは「RESASでこんなデータを集められますか?」や「県や自治体ではどのような取組がなされていますか?」など様々な質問がでて、非常に有意義な会になりました。


出品は9月になります。まずは一次審査突破を目指し、夏休みでの調査を進めてもらったらと思います。ぜひ、四国の代表となり、東京での発表を目指しましょう!
本校1年生 普通科では総合的な探究の時間の代わり理科的な見方考え方生かした探究活動を行う「理数探究基礎」を実施しています。1学期は、「徳島県における地方創生・政策提言~リーサス・Estat・RAIDAの活用~」をテーマとしたミニ課題研究を実施しました。リーサスやEstat等のデータを収集・整理・分析するデータサイエンスの手法を身につけ、データを用いて論理的に問題点を提示し、問題解決についての政策提言を行い、地方創生☆アイディアコンテストへの出品を目指すことを目標にしました。
さて、前半はオリエンテーションとリーサスの活用です。合わせてグーグルアプリの使い方も指導しました。さすがはデジタルネイティブ!理解が早く、どんどんと進めていけます。先生方も一緒に理解を進めながら行います。


習得が速く、RESASを使いこなします。AI Geminiを活用します。
いよいよ、自分たちで、人口、地理、産業・観光、教育、医療などの分野を決め、分野における問題点をデータ分析から見つけます。少し難しいミッションですが、さすが城南生。教員のサポートもありながら、問題点を見つけ、その要因をデータから分析し(焦点化することです)、解決アイディアを考えていきました。どの班も一生懸命に取り組んでいました。時間の壁もありましたが、どの班も、データ分析から問題点を見つけ解決アイディアを導いていました。
最終発表では、多くの班ではリーサス等のデータを活用し、論理的に述べていました。徳島県地域連携課の人に発表スライドを見ていただきましたが、「短い時間でこんなにまとめられているのはすごい」との意見をいただきました。引き続き、私たち教員は生徒達の主体的学びのきっかけ作りとなる教材開発を行きたいです。


データ分析の手法をしっかり身に付けることができました。2学期は実験による検証を行いますよ。
クラスで優秀だったスライドを載せておきます。
観光3.pdf
観光.pdf
産業.pdf
観光2.pdf
1年 理数探究基礎では、3学期には「課題研究へのアプローチ」を行っていきます。
1月16日(木)5~6時間目、大学や博物館等で研究をされている徳島の研究者から講義を受けました。
先生方が研究者になられたきっかけや研究へ取り組む方法、研究の面白さ、取り組まれている研究などについてお話を伺うことで、研究とはどのようなものであるか理解すると共に、今後の探究活動・課題研究への動機付けとすることが目的です。
生徒は興味・関心に従って事前に選択した2講座に参加し、真剣な面持ちで講義に耳を傾けていました。



1年生 理数探究基礎では、2学期末に「ミニ課題研究②」の発表会と生徒による相互評価、教員による講評を終えました。
1学期の「ミニ課題研究①」での学びが活かされ、グループでの協議や作業分担、プレゼン発表等においてスキルアップした印象でした。データから課題を読み取り、課題の要因を探る、それを解決するアイデアを生み出す作業・・・そこに難しさを感じるグループは多かったようです。しかし、他地域や他分野の事例を参考にしたり、班員のアイデアを組み合わせたりといった、アイデアを生み出す過程そのものが大変有意義なものでした。ぜひ、来年度の探究活動につなげていってほしいです。
★発表の様子★

★評価★
次の観点で、Microsoft Forms のアンケートフォームで生徒・教員が評価しました。
①問題提起(問題提起がデータに基づき、解決の必要性・緊急性が高い。)
②問題要因(問題の要因が複数データから多角的に分析できている。)
③課題解決(問題解決のアイデアが問題の要因とデータに結びつき現実可能である。)
④政策実施後の予想(他地域のデータやインタビュー等が参考とされ、アイデアの有効性が説明できている。)
⑤スライド作成(図・写真・グラフ等を効果的に使用している。)
⑥発表態度(原稿を見ず、アイコンタクト等の聞き手に伝わる配慮をしている。)
以上( )内は3段階評価の最高点
★講評★
クラス内発表後、「理数探究基礎」担当教員より全クラス生徒に向けて講評がありました。
探究活動で身に付けてほしい力、生徒発表へのコメント、今後の活動についてお話しされました。
