《写真部活動報告》

 私たち写真部は一年を通して様々な活動をしています。主な活動内容は自分の撮った写真を

現像し、コンクールに出品したり文化祭で展示したりすることです。活動日などは特に決まって

いないので自分の好きな時に活動することができます。

 写真は本当にいいものです。誰にでも手軽に撮ることができるし、思い出をずっと

残しておくことができます。もちろんデジタルカメラで撮った写真もOKです!

写真が好きな人、少しでも興味のある人はぜひ入部してみませんか?

城南写真部であなたの持つ感性をぶちまけましょう。きっと何か新しい発見があるハズ。

一度きりの高校ライフを最高の思い出にするためにもぜひ城南写真部に。

心よりお待ちしております。

部活動紹介の様子

写真部活動報告

第42回高文祭写真部門

 11月9日(木)、あわぎんホールにて高文祭の展示会がありました。美術や書道に交じって、私たち写真部もお披露目の時を迎えました。昨年の冬から今年の春、そして暑い夏盛りまでを、その時空を切り取って、わずかな額縁のすき間に描写しました。それらを公開する日が来たのです。

 顧問会議の後、割り当てられた場所に写真を飾っていきます。構図や色合い、果ては額縁のデザインまでを考慮して、白壁に取り付けていきました。1時間くらいで終わらせると、次は生徒相互審査です。これは部員全員で他校の作品を見て、最も好みで上手な物を選んで得票するものです。一通り回ってきて投票を済ませて戻ってくると、自分たちの写真下の箱に票が入っていました。その結果、奨励賞に「ママは安全基地」と「空を泳ぐ」が選ばれました。

 

昼食を挟んで、午後は生徒交流会と講演会です。今年は演出が一風変わっていて、ビンゴゲームをしながらその番号順に写真部紹介が行われました。城南高校の出番は半ば過ぎくらいの時間でした。それよりも部長が引いたビンゴが3位に入り、見事に商品のお菓子を手に入れられたのが印象深いです。これは後日、部員みんなのお腹に消えていきました。

 講演会では、何と本校OBの宮武健仁氏が講師として招かれていました。氏が撮影された写真はナショナルジオグラフィックや地学の教科書にも掲載されており、文書館で個展を開くなど今も精力的に活動されています。説明と共に映し出される画像や映像に思わず見入ってしまいます。夜のスーパー林道で光るツキヨタケやヒメボタルの乱舞にため息が出て、厳冬の北海道のサンピラーに目が釘付けになり、桜島の火山雷の荒々しさに戦慄しました。その後、帰り間際に氏から話しかけられて部員たちはうれしそうでした。

 今年の成績は、2年生の作品「絆」が優良賞をいただき、来年度の近畿高文祭福井大会に出場が決まりました。今後も頑張ります。

かごしま総文祭に参加して

 徳島県総合文化祭写真部門で優秀賞に輝いた生徒は、翌年の全国高等学校総合文化祭に参加できます。(ちなみに、優良賞に輝いた生徒は翌年の近畿高文祭に参加できます。)そこで、7月29日(土)から8月2日(火)の日程で、鹿児島県で行われる「かごしま総文祭」に行ってきました。

 出発当日は徳島駅に集合して特急や新幹線で移動しました。6時間以上かかりましたが無事に鹿児島中央駅に着きました。そこから路面電車でホテルに移動し、荷物を降ろした後に会場の下見です。ちょうど総合開会式が始まり、目抜き通りではパレードが行われていました。2日目は少しゆっくりしてから受付を済ませ、開会式・講演会・交流会がありました。交流会では各自が作ってきた缶バッジや手紙を交換しました。ライン交換をした人もいたそうです。

 3日目は自由行動での撮影会です。鹿児島市内を路面電車で巡って、水族館へ行ったり天文館通りを歩いたりしました。天気が良くなかったので少し雨に濡れましたが、程よく疲れるくらい歩きました。4日目は表彰式・講評・閉会式でした。残念ながら入賞できませんでしたが、鹿児島まで来られたので満足しています。最終日は帰りの途中で太宰府に立ち寄りました。受験生なので合格祈願のお守りを買いました。こうして貴重な体験ができました。

城南雪景色2023

 2022年12月23日の終業式と、2023年1月28日に雪が降りました。特に1月は何十年ぶりかの大雪で、富山では民家の2階まで雪で埋まり、三重では新名神が大渋滞で不通になるなど、大きな被害が出ました。本県でも交通が麻痺して学校に行かれなかった人もいました。でも、そうしたなかでも城南生はたくましく、密かに楽しんでいる人もいます。

 地球温暖化が進んでいても雪が降ります。こういう日も珍しいので、授業の合間に少しだけ童心に返ってしまったようです。この雪も今日で終わりです。明日からもまた頑張る日々が続きます。

 

写真部紅葉狩り

 10月29日(土)、部員を連れて剣山まで紅葉の撮影会に行ってきました。本校の前を通る国道439号線に沿って進みました。佐那河内村・神山町・旧木屋平村を経て見残しへ向かいます。見残しは剣山北麓の標高1450m付近で、中腹までつながるリフトがあります。途中で川井峠を通りました。春には「枝垂れ桜(シダレザクラ)」で有名な場所です。トンネルを抜けると何だか空気がヒンヤリしました。山のふもとの垢離(コリトリ)まで来ると、ここから急に標高が上がります。

 くねくねした道が続きます。まるで日光のいろは坂のようです。目線が高くなるにつれて山々の紅葉がはっきりしてきました。赤や黄色、それらが混じった橙色や黄緑などまさに「織る錦」の世界です。途中で何度も停車しながら撮影しました。おかげで予定を1時間もオーバーしました。これも醍醐味です。

 見残しの駐車場は一杯でした。そこで、東祖谷の方に下りて「奥祖谷の二重かずら橋」へ行きました。ここは西祖谷のかずら橋とは異なり、2つの橋を順に渡ることができます。まだ余り観光化されていないので、ちょっと昔の雰囲気が残っていました。 さっきの山々の紅葉もきれかったですが、この祖谷川周辺も素晴らしいです。休憩を挟みながら存分に紅葉を満喫しました。帰りは旧一宇村からで、土釜のポットホールを見ました。こうして10時間に及ぶ撮影会を無事に終えました。

センサ・マイクロマシンと応用システム表彰式

 アスティ徳島を会場として行われた「センサ・マイクロマシンと応用システム」研究発表会に参加しました。とは言っても、大学や企業の研究者の方々に交じって発表したのではなく、マイクロサイズやミリサイズの被写体を対象とする写真展に応募したのです。本校から2点出品して、うち1点が優秀賞を頂きました。そして、当日にその表彰がありました。

 これからも様々なコンテストにチャレンジして行きます。皆さんも城南高校に来て写真部に入りませんか?部員一同待っています。

令和4年徳島県高等学校総合文化祭にて

 11月4日(金)から6日(日)まで、あわぎんホール(郷土文化会館)にて県下の高校文化部による文化祭が行われました。一生懸命作ってきた作品を展示したり、一生懸命練習してきた技能を披露したり、この日のために頑張ってきた成果が現れるときです。体育部の各大会とはまた趣が異なり、館内には閑かな緊張感が漂っていました。

 私たち写真部は2階と3階に展示会場があります。今年もほぼ同じ位置に展示できました。出場者18名全員参加の下で、額に入れた写真を取りだしてレイアウトを決めます。縦横の違い、写真の被写体や色合い、フレームまで考慮して、来館者が見やすいように配置しました。余り悩むことなくスムーズに準備を終え、ほっと一息つきました。

 次は奨励賞を選ぶための選考会です。全ての高校が各ブースを回り、これはと思う作品に一票を投じます。それらを累算して高得点を取った者が入賞です。本校から2名の者が選ばれました。着陸態勢に入った飛行機とファイヤーストームでした。

 午後からは部活紹介です。本校の新しい部長が代表で挨拶しました。ちょっと緊張していましたが、なんとか上手く乗り切れたようです。次は講演会です。徳島新聞で長年勤めておられた方が講師になり、海外で撮った民俗写真を披露されました。内容を熱心に聴いており、後から質問までしていました。

 最終日までに他の入賞者が決まりました。本校から全国大会に行ける優秀賞1名と、近畿大会に行ける優良賞1名が選ばれました。県外の大会への出場が決まったのは一昨年ぶりで、2名も選ばれたのは初めてです。来年には鹿児島県と三重県に行けるでしょう。その日が楽しみです。

城南高校に冬が訪れました

 期末考査が終わったある日の放課後、ほとんどの生徒が帰ってしまっていました。晴れた青空から枯れた木の葉が舞い落ちて、シロツメクサを覆っていました。近くの山にはまだ紅葉が残っていますが、校地内の木々はほとんど落葉しています。実だけになったアオギリや何も残っていないイチョウなど、わびさびの境地というかもの悲しい雰囲気が漂います。

 今の時期、写真部は個人による活動が主になっています。高文祭が終わって気が抜けたこともあるでしょう。しかし、冬には冬の良さがありよく探せば被写体もたくさんあります。次の大会に備えて英気を養うとともに、より一層の技術向上を目指して頑張ります。

第40回徳島県高等学校総合文化祭写真部門に参加して

 11月4日(木)に、あわぎんホール(郷土文化会館)に展示作品を搬入しました。今年も多くの部員から多数の作品が提出されて選考するのに難儀しましたが、そのうち18作品が展示されることになりました。指定されたスペースに作品をピン留めしていきます。縦横の違いや配色などを考慮して配置するため、すべて展示するまでに1時間半くらいかかりました。その後、生徒同士による作品の品評が始まりました。各校の作品を見ながらもっとも良いと思われる作品に票を投じていきます。それにより、今年の奨励賞が決まりました。

 6日(土)は受付をしました。写真部の担当は朝から昼過ぎまでです。3階のEV横に並んで座って、訪れる方々に会場の案内をしました。例年より少ないですが、それでも3時間くらいで100名以上の方がいらっしゃいました。午後はもっと多かったそうです。7日(日)は16時から搬出作業をしました。一斉に作業するので運び出すのにかなり混雑しました。

 こうして今年も無事に高文祭を終えることができました。残念ながら入賞できなかったですが、次こそは頑張ります!

 

全国総文祭写真部門に出場して

 8月2日(月)~4日(水)の日程で、和歌山県で開かれる全国大会に行ってきました。昨年度の県高文祭で優秀賞を頂き、県の代表に選ばれたので今回の出場となりました。初日は徳島港からフェリーで和歌山に渡り、そこから紀ノ川沿いに50km進んだ橋本市の会場に移動しました。開会式・講演会の後に生徒だけの交流会があり、京都や静岡の高校生と距離を少し置いて様々なことを話しました。また、全国から集まった優秀作品を見ながら感想を述べたり、質問したりしました。

 

 

 2日目は各校毎に自由な撮影会です。私たちは和歌山市内を散策することにしました。黒潮市場やポルトヨーロッパのあるマリーナシティは後回しにして、「ネコ駅長」に会いに行きました。わかやま電鉄貴志川線の終点「貴志駅」には有名な駅長さんがいます。種族はヒトでなく本物のネコです。今は二代目の「にたま」と四代目の「よんたま」がいます。おとぎ話のような電車に揺られること50分で終点に着きました。

 駅の周辺や電車の中はすべて被写体です。どれもこれも興味をそそられどこから撮ろうか迷うくらいでした。10時になり駅長さんの出勤時刻となりました。ガラスの窓越しに少し不機嫌そうな駅長さんがいました。すぐに撮影開始です。気分が優れないとどこかに行ってしまうので、あわてていろいろなアングルから撮影しました。ありがとうございました。その後もう1つの目的の「たま電車」を撮りに行って、この日の撮影を充分満喫しました。

 

 

  最終日は閉会式と表彰式がありました。残念ながら入賞できませんでした。また次回に頑張ります。

 帰りのフェリーまで時間があったので高野山へ行きました。深い山の中なのに学園都市のような町並みでした。それでもメインストリートから外れるとそこは幽玄の世界です。100以上の寺社仏閣に樹齢千年を超える杉の大木、広大な敷地を埋め尽くす墓地は圧巻でした。こうして全員が様々な経験を積んで無事に終えることができました。

 

雲辺寺~徳島と香川の県境の八十八ヶ所巡り

 四国霊場88ヶ所のうち、24の寺が徳島県にあります。そのうち一番から二十三番札所は徳島県東部の平野や低山、海岸線にありますが、たった1つだけ西部の高山にあります。標高900mの最高峰にあるのが六十八番札所「雲辺寺」です。7月31日(土)に撮影会をしました。

 うちの部員たちは、なぜか被写体に寺社仏閣を選ぶことが多いです。昨年度の展示物を考えても23作品中6作品もありました。レトロな雰囲気が好まれるからでしょうか。しかし、今回のここは初めてなので他の被写体にも惹かれたようです。学校から車で2時間半かけて、ようやく寺の狭い駐車場に着きました。香川県側からはロープウェイで上がりますが、徳島県側からは直接行けるのです。さて、お参りを済ませてから自由行動です。寺社だけでなく杉の大木や路傍のお地蔵さん、おみくじや石畳の落ち葉、五百羅漢の表情、毘沙門天の展望台からの眺めなど、自身の感性と向き合いながら撮っていました。

 午後は隣接する高原での撮影です。ブランコやベンチなど小道具が用意されており、順番に撮っていました。青い瀬戸内海が一望でき、香川県や愛媛県の都市部がよく見えます。ふと上を見ると飛行機雲の筋がたくさん走っていました。これもよい被写体です。夢中になって4時間近く長居をして、ようやく帰途につきました。よい写真が撮れたそうで満足です。