第42回高文祭写真部門

 11月9日(木)、あわぎんホールにて高文祭の展示会がありました。美術や書道に交じって、私たち写真部もお披露目の時を迎えました。昨年の冬から今年の春、そして暑い夏盛りまでを、その時空を切り取って、わずかな額縁のすき間に描写しました。それらを公開する日が来たのです。

 顧問会議の後、割り当てられた場所に写真を飾っていきます。構図や色合い、果ては額縁のデザインまでを考慮して、白壁に取り付けていきました。1時間くらいで終わらせると、次は生徒相互審査です。これは部員全員で他校の作品を見て、最も好みで上手な物を選んで得票するものです。一通り回ってきて投票を済ませて戻ってくると、自分たちの写真下の箱に票が入っていました。その結果、奨励賞に「ママは安全基地」と「空を泳ぐ」が選ばれました。

 

昼食を挟んで、午後は生徒交流会と講演会です。今年は演出が一風変わっていて、ビンゴゲームをしながらその番号順に写真部紹介が行われました。城南高校の出番は半ば過ぎくらいの時間でした。それよりも部長が引いたビンゴが3位に入り、見事に商品のお菓子を手に入れられたのが印象深いです。これは後日、部員みんなのお腹に消えていきました。

 講演会では、何と本校OBの宮武健仁氏が講師として招かれていました。氏が撮影された写真はナショナルジオグラフィックや地学の教科書にも掲載されており、文書館で個展を開くなど今も精力的に活動されています。説明と共に映し出される画像や映像に思わず見入ってしまいます。夜のスーパー林道で光るツキヨタケやヒメボタルの乱舞にため息が出て、厳冬の北海道のサンピラーに目が釘付けになり、桜島の火山雷の荒々しさに戦慄しました。その後、帰り間際に氏から話しかけられて部員たちはうれしそうでした。

 今年の成績は、2年生の作品「絆」が優良賞をいただき、来年度の近畿高文祭福井大会に出場が決まりました。今後も頑張ります。