2023年12月の記事一覧

2023(令和5)年12月 硬式野球部活動報告(OB戦)

~ 青空のもと、世代を超えて野球を愉しんだ1日 ~

12月10日(日)、硬式野球部OB戦が開催されました。OBチームは立石剛OB会長様をはじめ、現役時代にエースとして決勝進出に導いたレジェンドOBや、結束力が高く歴代有数の実力者が集結した創部100周年世代、競争が激しいお笑い界において第一線で活躍中の芸人・中山女子短期大学さんなど、普段は様々な世界で徳島、日本を支える多くの硬式野球部OBが参戦する豪華な顔ぶれとなりました。また、綱島同窓会事務局長様をはじめ、マネージャーOGも現役時代と変わらぬバイタリティーで、さわやかにベンチを盛り上げました。

なお、試合の結果は以下の通りです。

  現役 ⚪ 11 ー  6 OB

  現役 △   4 ー  4 OB

OBとしては「新入生」となる、さわやかな3年生マネージャー2名の始球式からはじまった一日。今年は例年にない晴天のもと、好ゲームが展開されました。

今年のOBチームは、年を追うごとに強くなるOBの皆様の結束力と勝利への執念が体現され、非常に強力なチームでした。特に、百戦錬磨のOB投手陣には見事な投球術を披露され、高校生との対戦だけでは得られない見事な駆け引きを学ぶことができました。

勝負は甘くない、逆にこうして勝つんだということをプレーで証明していただいたことは、チームの生きた財産になります。また、中山さんの姿からは「笑いのプロ」としてチームの盛り上げ方を学び、現役で最も声を出す選手まで完全に圧倒されるという、今まで見たことのないような姿を見ることができました。

さらに、第2試合の9回表には現役の新旧指導者4名が連続して代打に登場し、連続安打で逆転することにより、現役部員に勝負の厳しさを見せつけるという場面もありました。この2試合はOBの皆様が有形、無形の財産を見せてくれたナイスゲームであり、参加者全員が野球を愉しむことができたのではないかと思います。

これからの戦いをもって、城南高校硬式野球部に関係するすべての人が野球を愉しむことができるように。チーム一同、この一日で得た財産をしっかりとチーム力向上に役立てていきたいと思います。

試合開催にご尽力いただきましたOB会の皆様、誠にありがとうございました!

《文責》尾形

2023(令和5)年11月 硬式野球部活動報告(練習試合)

~ 強く戦える理由を手に入れるため、全員で「限界突破」の秋!! ~

日頃は、本校硬式野球部の活動にご理解・ご協力いただき、誠にありがとうございます。

城南高校硬式野球部創部125周年となる、2023(令和5)年のシーズンもまもなく終わりを迎えます。

文武両道を高い次元で達成しようと日々、努力し続けている部員たちは12月の2学期期末考査を終え、冬休みを迎えました。2年生は、年明けには「3年0学期」と呼ばれる3学期を迎えるにあたり、理想の進路実現に向けて戦い抜くための心の準備を進めています。1年生は来シーズンの「下剋上」を目指し、「限界突破」を心がけて日々熱心に練習に取り組んでおります。

今回は、秋季大会以降の練習試合について、結果と概要を報告させていただきます。

 10月1日(日)

 城南 ⚫ 4 -  6 鳴門渦潮

 城南 ⚫ 1 ー  8 鳴門渦潮

10月7日(土)

 城南 ⚫ 1 -  9 松山商業(愛媛)

 城南 △ 10 - 10 松山商業

10月22日(日)

 城南 ⚪15 -  1 洲本実業(兵庫)

 城南 ⚪10 -  0 洲本実業

11月5日(日)

 城南    △ 2 -  2 神戸(兵庫)

 城南 ⚫ 2 -  8 長田(兵庫)

11月23日(木)

 城南 ⚪ 2 -  1 阿波

 城南 ⚫ 4 -  7 川島

11月26日(日)

 城南 ⚪ 9 -  1 穴吹

 城南 ⚪ 7 -  5 穴吹

9月末から10月にかけて開催された「Liga 徳島」と並行し、県内外強豪校との練習試合も多く戦いました。秋季大会では実力を発揮し切れたとは言えない状況の中、しばらくは不調も続きました。その厳しい状況の中でも秋季大会で上位に進出し、結果を残してきたチームとの間に圧倒的な格差があるようにも感じさせない、見事な戦いぶりを発揮する一面も見られました。一方で、チームとして、個人としての課題がたくさん現れ、これらを一つずつ乗り越えていくことで本物の強さを生み出すことにつながります。

戦力は、選手だけではありません。マネージャーは毎晩、補食としておにぎりを作り、試合では記録員を務める傍らグラウンドに向けて大きな声で打順と全打席までの打撃結果を伝達することで、チームとして一体感を持って戦うための強さを創出しています。試合に出場することはできないけど、チームの躍進のために尽くしたい。そう思うと、声を出さずには、行動せずにはいられない。チーム愛が原動力の献身的な取り組みに、ベンチのメンバーも、試合に出ているメンバーも「コール&レスポンス」。感謝の思いをプレーでしっかり表明してほしいものです。

先日の体力・技術向上研修会で実証されたとおり、城南高校硬式野球部は間違いなく「選手が育つ」環境です。この冬は、新しいヒーローが次々に誕生するための準備期間です。城南の実力は、まだこんなものではない。そのことは、実際に大会で実力を発揮しなければ証明できません。

2024(令和6)年は春季大会から実力を発揮できるよう、野球人としての初心に立ち返り、ひたむきに努力し続けることが不可欠です。来シーズンこそ、チーム全員で最高の盛り上がりを。この冬は各個人が覚悟を持って取り組み、春には成果として現れることを期待しております。

皆様、今年も一年、応援いただき誠にありがとうございました。

創部126年の2024(令和6)年も、応援よろしくお願い致します!!

 

《文責》尾形