平成26年度

会議・研修 応用数理科3年 高大連携講座(徳島大学・伏見先生)

 6/17(火)午後、応用数理科3年生はクラスを進路や興味関心によって3班に分け、高大連携講座を行いました。そのうち物理系の班では、徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部教授の伏見賢一先生をお招きして「ニュートリノと宇宙暗黒物質」という内容での出張講座を開催しました。
 高校の50分1コマ×2に合わせて、前半は素粒子物理学の科学史~概容、ニュートリノの理論的予想から発見に至る過程から先端研究まで、ニュートリノを軸に様々な角度でのお話をいただきました。後半は宇宙暗黒物質(ダークマター)検出に挑む伏見先生の研究プロジェクトの最新情報、そして徳島大学での学生生活や将来の進路、研究者として歩んでこられた経験に基づくアドバイスや、研究者に必要な能力など、研究者を目指す生徒にとって役立つお話をたくさんいただきました。なお、伏見先生は大阪大学大学院ご出身ということで、講義の中に関西らしい小ネタをちりばめており、生徒は楽しく講義を拝聴していました。

会議・研修 応用数理科1年 高大連携講座(香川大学・笠先生)

 6/20(金)午後、応用数理科1年生は課題研究に向けて、本校SSH運営指導委員でもある香川大学教育学部教授の笠潤平先生をお招きし、自分たちでテーマを設定し、実験計画を立てるために必要な事について学びました。講座の前半は「変数」について、アクティビティや思考実験を交えて自ら考え、理解していく内容、後半は「公正な(フェア)なテストを計画する」というテーマで、40名を10班に分け、気柱共鳴に関する実験を題材に実験計画を立て、実際に各班で計画に従って実験を行ってみました。そして普通の理科の授業と探究活動の違いについて、みんなで考えました。
 巧みなアクティビティにより、生徒たちは自ら積極的に、楽しみながら取り組んでいました。そして今回の講座を通して、生徒たちは課題研究のイメージや方向性への理解が大いに深まったようです。

108HR高大連携授業(徳島文理大学薬学部)

応用数理科1年生は、6月6日(金)午後、徳島文理大学薬学部薬品分析学教室にお邪魔して高大連携授業に参加させていただきました。
 「薬を分析しよう」をテーマに、通先生や宗野先生の講義をお聞きした後、薄層クロマトグラフィーとガスクロマトグラフィーを用い、市販薬に含まれる成分を分析、同定実験に取り組みました。
 3時間近い長時間にわたっての高大連携授業でしたが、みんな時間を忘れて熱心に講義や実験に取り組んでいました。私たちのために、貴重な時間を割いてご指導いただきました徳島文理大学薬学部薬品分析学教室教授の通先生をはじめ、研究室の先生方や学生の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

お知らせ SSH学校設定科目Science EnglishⅠ&Ⅱ

 応用数理科では,国際的に活躍できる科学技術研究者育成を目標の一つに掲げており,普通科と同じコミュニケーション英語や英語表現等(普通科と内容,時間数同一)に加えて,学校設定科目のScience Englishを週1時間行っています。県外先進校の学校設定科目「科学英語表現」を参考に,本校向きにカスタマイズした内容を,英語科と理科教員およびネイティブの先生方2人と共同で進めています。
 1年次のScience EnglishⅠはクラスを20人ずつ2班に分け,各班にネイティブの先生と英語科教員のペアに,理科教員のサポートを加えて“English presentation”の基本的スキルを学ぶ授業を実施しています。
 2年次のScience EnglishⅡでは1年次の入門編を踏まえて,より本格的な内容を,ネイティブの先生2人に英語科教員1名,理科教員2名で実施しています。2年では研究班をつくり,物化生地数の各分野に分かれて課題研究を行います。自らの課題研究内容をpower pointによる口頭発表,ポスター発表,論文等にまとめていく際に,SEⅡでそれらを英語でも行います。研究内容をきちんと英語化するのはもちろんですが,口頭発表やポスター発表を,NHK・E-テレ「スーパープレゼンテーション(TED)」のようにphysical な表現も含めて英語で行えるようにするのが目標です。

会議・研修 第2回四国地区SSH生徒研究発表会報告

 4月12日(土)の午後、徳島県立脇町高校体育館を会場に、第2回四国地区SSH生徒研究発表会が開催され、本校応用数理科3年生がクラスで参加しました。今回の発表会は、四国地区のSSH指定校8校が一堂に会し、互いの課題研究をポスター発表し、生徒同士の意見交換・交流を促進するとともに、徳島県のSSH校3校のSSH運営指導委員の先生方、徳島県教委・徳島県立総合教育センター・香川県教委・高松市教委の先生方、各校引率教員のアドバイスをいただき、参加生徒が今後の課題研究に生かすという趣旨で行われました。いろいろ有益な助言をいただき、生徒にとって良い刺激となりました。
【参加校】 徳島県立脇町高校(幹事校)、高松市立高松第一高校、愛媛県立松山南高校
       香川県立観音寺第一高校、高知県立高知小津高校(来年度幹事校)
       徳島県立徳島科学技術高校、愛媛県立宇和島東高校、徳島県立城南高校