平成25年度
J-Linkツアーin関西 企業・大学研修108HR
応用数理科108HRは8月7日に、午前中は新日鐵住金広畑製鐵所、午後は甲南大学フロンティアサイエンス学部にて県外研修を行いました。
☆新日鐵住金株式会社広畑製鐵所(姫路市)
先端技術を用いて鉄スクラップなどの冷鉄源から様々な用途の高品質薄板鋼板を生産している製鉄所です。また日本国内で年間約百万トン発生する古タイヤを溶解炉の熱源や鉄源にしたり、熱分解してガスや油、鉄ワイヤーなどに分離して再資源化する施設もあり、資源リサイクル・持続可能な社会の実現に貢献しています。
見学センターで広畑製鐵所に関する概況説明とビデオ上映のあと、作業服・ヘルメット・軍手を着用して、バスで製鐵所敷地と熱延ラインの見学に行きました。非常に広大な敷地には製鉄関係施設、線路・道路・橋・港湾施設などがありました。見学の目玉である熱延ラインは幸運にもちょうど稼働中で、バスから降りて施設内部に入り、加熱炉で1200℃に熱せられた鋼材(スラブ)が高速で圧延機に送られ、あっという間に薄板を丸めた熱延コイルに仕上げられていく様子を一通り見ることができました。赤熱したスラブの放つ強烈な赤外線を肌で実感しました。(広報センター以外は写真撮影等禁止でした。)
ご説明・ご案内いただきました広畑製鐵所OBの生原さん・藤原さんに、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
☆甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科(神戸市中央区)
甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科では、生物無機化学がご専門の藤井敏司先生と、6人の学部生TAの皆さんのご指導の下、「光でお米の鮮度を調べてみよう」というテーマで、3~4人一班で様々な酵素反応に関する実験を行いました。最初に酵素や酵素反応に関する講義と本日の実験内容に関する説明をお聞きした後、実験作業に取りかかりました。みんな熱心に実験に取り組んでいました。
ご指導くださった藤井先生を初め、お世話をいただいた学生や事務室の皆さんに、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。