平成29年度

ノート・レポート 野島断層見学

11月22日 午後の課題研究の時間を利用して、徳島大学理工学部の村田明広先生を講師に淡路島の野島断層の見学に行きました。高速道路につながる道ではバスの車窓から前週の講義で聴いた鳴門のレンコン畑付近の断層を確認しました。村田先生が用意して下さった赤青の眼鏡で立体視できる地図を見たりしながら淡路島に渡りました。野島断層の記念館に着くと実際の断層を確認したり、ラボ展示で断層の種類や液状化などを確認したり、シミュレーターで地震の揺れの体験をしました。さらにバスで海岸沿いの断層を確認しながら走り、断層が海に至った明石大橋の道の駅で、断層のずれによって距離が変わった橋脚も確認しました。

ノート・レポート H29科学体験発表会

今年度は近畿高校総合文化祭のプレ大会として阿波銀ホールで開催されました。2年生の口頭発表・ポスター展示の他に1年生が運営役員として参加しました。

花丸 第61回日本学生科学賞徳島県審査の結果

第61回日本学生科学賞徳島県審査
(読売新聞社主催:11/1徳島県立総合教育センターにて審査)
※今年は昨年より受賞数を絞った辛めの審査だったそうです。

◇最優秀賞(知事賞) 1点 →中央予備審査へ
「煎茶の劣化防止を目指して」
 応用数理科3年 土居 義典・酒井 喬介・盛 裕貴
※審査得点順位 徳島県第1位

◇優秀賞(教育長賞) 2点
「防波堤の形状による波高減少効果について」
 応用数理科3年 吉田 裕哉・永尾 拓都・向井 伸吾・吉田 陸矢・竹田 晴香
「藍染めによる紫外線強度の計測とその表現」
 応用数理科3年 寺山 依里奈・西浦 歩里

◇入賞 3点
「音響湿度計の製作」 
 応用数理科3年 市川 裕一朗・早瀬 智章・平岡 大空・黒崎 七穂
「ソフトテニスボールの汚れ防止」
 応用数理科3年 木下 育・清水 桐也・福寿 慶太
「ワカメを用いたアルコール発酵」
 応用数理科3年 冨本 春香・披田 壌・美浦 菜月

星 SSH研究成果発表会開催

日時 平成29年9月24日(日)12:00~16:30
場所 本校大会議室および多目的ホール
主な内容 
(1)実践及び成果報告(SSH事務局)
   SSHアメリカ研修報告(口頭:参加生徒代表)
(2)生徒課題研究口頭発表(3年生:物化分野計4件)
(3)生徒課題研究ポスター発表(3年生:12件)
   生徒課題研究ポスター中間発表(2年生:11件)
 SSHアメリカ研修ポスター発表(参加生徒代表2グループ)
(4)指導講評(参加者による協議・意見交換など)

 今年度のSSH研究成果発表会は、応用数理科2・3年生が様々な課題研究の発表を行い、1年生も今後の課題研究の参考に参加しました。また本校SSH運営指導委員の先生方、徳島県教育委員会や徳島県立総合教育センターの方々、全国SSH校の先生方、県内中学高校教育関係者、県内中学生・高校生、応用数理科生徒保護者、本校普通科の参加希望生徒および保護者も対象として幅広く案内し、生徒の司会・運営でSSHの取り組みについて発表しました。特に本年度は県外からも多くの参加があり、本校から遠隔地にある先生方にも取り組みを知っていただくことができました。
 参加した応用数理科の生徒にとって、発表そのもの、あるいは発表会運営について貴重な経験となりました。そして保護者の方々や中学生の皆さんに自分たちの取組を紹介する好機ともなりました。3年生は対外的に口頭・ポスター発表を行うのはこれが最後となります。この経験が今後に活かされることを期待します。
 また、ご指導の先生方や参加された方々からは、生徒の課題研究(特に2年生の中間発表に対して)や本校のSSH事業全般について、様々なご質問、ご意見やご助言を賜りました。いただいたご

ノート・レポート J-LINKツアー(2年)

平成29年8月10日(木曜日)に応用数理科2年生が、午前中は理化学研究所の放射光科学総合研究センターを訪問し、午後は神戸大学のオープンキャンパスに合わせた研究室訪問を行いました。
午前は兵庫県佐用郡佐用町光都 一丁目の施設を訪れ、大型放射光施設のSPring-8やX線自由電子レーザーのSACLAについて、職員の方に説明を受けた後、メンテナンスで休止中の内部を見せて頂きました。1年次にアメリカ研修で原子の合成ができる加速器について見学や受講した生徒もおり、比較して理解を深めました。案内の職員の方から日本の磁石が優れていることを実感するため、普段の生活では、磁石に引きつけられないと思われるアルミニウム板を持つ手に磁力を感じる実験をさせて頂きました。さらに、事件解決や工業製品の改良に利用できていることや、世界のトップクラスの日本の技術の粋を集めて作られた設備で有ることを分かりやすく説明をして頂けました。SPring-8の中でもガイダンスが聞けるように全員無線機を着けての見学というのも新鮮だと感じたようでした。全体の記念撮影の後、型に身体を合わせて記念撮影するなど楽しい研修となりました。

午後の神戸大学では、情報工学や情報科学に興味を持ち、工学部の吉本研究室を訪ねる班とオープンキャンパスに参加する班に分かれました。今年度は吉本先生は城南塾という本校での講演にもお越し頂いていたので、生徒も先のお話を踏まえての研究室訪問となりました。他の班も、自らも課題研究をしているため、大学での研究活動の楽しさや大変さをより実感しながら、自らの進路についても考える良い機会となりました。