2018年6月の記事一覧
有機ELを用いた実験授業
6/12(火曜日)にノーベル賞受賞者の白川先生プロデュースの有機ELに関する実験講座を行いました。3年の応用数理科のアドバンスサイエンスと2年応用数理科の理数化学をドッキングさせ、あすたむらんどの久米竜一先生を講師に迎え、さらに、前年度有機ELの講座を受講した2年生10名ははTAとして参加し、実験の受講者と指導者の両方を体験するという授業を試みてみました。昨年度受講者は、1テーブルを受け持ち、器具の配布や電源装置などの操作補助の他に、それぞれが体験に基づいて細かい注意を行ったり質問に答えるなどを行いました。授業担当者はできるだけ指示を減らし、テーブル毎で工夫する余地を持たせました。当然段取りの善し悪しが生まれ、進行具合に少し差が出ましたが概ね時間内にこなせました。また、下級生が上級生を指導する班もあり、生徒は新鮮な気持ちで取り組みました。巧く光った班は実験者の生徒も指導者の生徒も喜ぶことができました。
応用数理科3年 高大連携講座(徳島大学理工学部情報光システム)
理工学研究部 教授 陶山史朗 先生
6/19(火)午後、応用数理科3年生は物理・化学・生物の各分野に分かれて高大連携講座に参加しました。物理分野を選択した17名の生徒は徳島大学理工学部情報光システムの陶山先生の研究室で研修を行いました。
研修前半では、陶山先生から情報光システムでの研究内容についてお話いただいた後、2名ごとの9班に分かれて、各5分間ではありますが、研究室の学生の皆さんから、各自が行っている3D技術に関する研究内容について、わかりやすく熱心に説明していただきました。本校生徒も、自らの課題研究を思い起こしながら集中して説明に耳を傾けていました。
後半は再び陶山先生のご説明の後、「アーク3D(光の散乱を利用して立体画像を浮かび上がらせるもの)」作成の実習を行いました。参加した生徒は各々「月と星」「ハート」「ピカチュー」などの画像について立体画像を作成観測し、楽しみながら体験的に学ぶことができました。
熱心にご指導いただいた陶山先生、研究室の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。