令和5年度活動内容

第1回徳島県SSH高等学校課題研究及び科学部研究研修会

11月25日(土)13:00~ 「第1回徳島県SSH高等学校課題研究及び科学部研究研修会」が徳島大学理工学部で行われました。「徳島県SSH高等学校課題研究及び科学部研究研修会」は、課題研究を実施するに当たって最も大切である、テーマ決めの実習として、徳島大学理工学部の全面的なご協力と徳島県教育委員会のご助力を得て、本校が主となり実施しております。

県内課題研究の発展のため、県内の高校へ参加を促し、一緒に実施しております。今年度は、県内4校96名の生徒、11名の教員の参加があり、遠方の高校は1校はオンラインで、残りの3校は徳島大学理工学部で対面で実施しました。指導については、徳島大学の先生方8名、TAとして大学院生5名、参加教員11名で指導に当たっていただきました。

内容は、昨年度から少し改善し、まず「良い課題研究について」と「研究倫理について」の講義を実施していただきました。「良い課題研究について」は例を挙げながら説明していただき、「研究倫理について」は、データの改善や盗用は許されないことであると共に、研究ノートを確実に書き、残していくことの重要性なども説明していただきました。

その後、「研究テーマの選び方と研究のすすめ方」について、ブレインストーミングとKJ法によってアイデアをまとめていくという手法を体験的に学びました。研修は3つのSTEPに分かれ、STEP1では、興味があることを自由に上げ(抽象)、STEP2では、その中で、分かっていない解明されていないと思われることを上げ(やや具体に)、STEP3では、どのようにしたら明らかにすることができるか(具体に)各テーマについて班ごとに活発な話し合い、発表が行われました。自分達の興味のあることを研究に昇華させるイメージをつかんでもらったと思います。この研修をきっかけとして、12月・1月に各校で課題研究のテーマ決めと班編制および研究の進め方について考えていきます。

なお、宿題として、課題研究テーマ・仮説・研究方法・予想される結果をまとめ、提出し、徳島大学の先生からコメントをもらいます。そのコメントを参考にし、第2回研修会が行われます。

2月10日(土)予定の第2回研修では、各校各研究班で課題研究テーマ・仮説・研究方法・予想される結果などを5分程度でポスター発表を行い、大学の先生方からアドバイスをいただくという内容で行う予定です。第1回に参加できなかった学校も参加可能です。このような機会により、本校並びに県内各校での課題研究がますます発展して欲しいと思います。

 

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