2023年10月の記事一覧

本校SSH活動 徳島新聞への掲載

10月27日(金)徳島新聞朝刊に本校SSH(科学部)の活動が「自由に実験 知識深める」というタイトルで掲載されました。本校科学部の活動はSSH活動の1つを担い、物理・化学・生物・地学と分けはあるものの、それぞれが興味のある分野について自由に実験を行うことができます。また、フィールドワークや小中理科実験教室、科学験ツアーなども活動の一つです。今回は、活動の一つであるミャンマーとのオンライン理科実験教室の際に取材がありました。

記事には

部長の笹川善正さん(18)=応用数理科3年=は「先生に相談すれば自由に実験をさせてくれる。失敗から学び、自分から調べることで知識が身につく」

とあり、SSH活動の目標である主体的学びの実現ができていると感じました。

多くのSSH活動を通じて、科学の知識はもちろん、スクールポリシーである探究(好奇心を持つきっかけ)・協働(自分の強みを理解し、活動で周囲と力を合わせる)・創造(探究・協働を通じて、よりよい手法を生み出す)する力を育成していきたいです。

なお、徳島新聞web版にも、詳しい内容が掲載されています。

https://www.topics.or.jp/articles/-/975053

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令和5年度徳島科学技術大賞 こども科学者部門 表彰式

令和5年10月21日 徳島科学技術大賞の表彰式がときわホールにて行われました。

この賞は県内外で優秀な成績を収めた研究グループに送られるものです。本校から2グループが徳島科学技術大賞 こども科学者部門に入賞しました。

1グループは第25回中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会でポスター発表部門で最優秀となったこと、もう1グループは、科学経験発表会で最優秀かつ徳島県SSH生徒研究合同発表会で優良賞となったことが評価されました。

入賞したグループと研究内容は以下の通りです。

「ウズムシの摂食行動に必要な器官の研究」  池田 あやみ 上野 佳那子

「甲虫目を主とした跗節による分類 ~並びに跗節腹面に生える毛の生態的意義~」

立石 桃 林 心羽  藤原 由望 堀北 明李

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海部刀班による金属学会ポスターセッション発表

 9月26日(火)の午後、本校においてオンラインによるポスター発表を行いました。金属学会から毎年学会案内が届いていましたが、今回が初めての参加となりました。ちょうど海部刀班が砂鉄と玉鋼の成分分析をしていて、その結果が先日まとまったところでした。そこで、この機会に金属関係の学会での発表にこぎつけました。

 発表は14時から前半の班が始まりました。自分たちは後半だったので、他校がどのように発表しているのか見ていました。ポスターではなくパワポを用いている学校もあって少し驚きましたが、焦らずにそのときを待ちました。15時半から後半が始まりました。新参だからかそれともテーマが響かなかったのか、わずか4校しかのぞきに来ていただけませんでした。しかし、生徒たちはいつもと同じように説明をして質疑応答にもきちんと受け答えをしていました。他校や大学の先生との話は大変貴重なものでした。

 残念ながら入賞はできませんでしたが、いただいたご意見を取り入れてより一層の研究活動に邁進します。ご覧になってくださった皆様方、ありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。

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電子顕微鏡操作実習

 8月から9月にかけて、課題研究の海部刀班が神戸市立工業高等専門学校を訪ねました。研究を進めるに当たって元素分析の必要が生じたため、こちらの機器をお借りして分析をするためです。今回も走査型電子顕微鏡(SEM)でした。電子線が試料に当たると跳ね返り、それを受け止めて元素を特定するものです。

 初めてこれに参加した生徒もいて、興味津々で画像に見入っていました。また、砂鉄や玉鋼の分析結果が出るとその数値から様々な意見が出ました。まだまだ半人前ですが、ひとかどの研究者を目指して頑張っています。機器を使わせてくださった神戸市立工業高等専門学校の方に御礼申し上げます。

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ジャパンハート が運営するミャンマーの療育施設Dream Train とのオンライン実験教室(物理分野)の実施

10月5日(木)18:30~(現地時間15:30~)本校化学室にて、ジャパンハート が運営するミャンマーの療育施設Dream Train とのオンライン実験教室(物理分野)が実施されました。

今回は物理分野として、「分光器を作成しよう」を実施しました。これは、今まで本校がコロナ禍において、培ってきたオンライン中学生対象理科実験教室の手法を生かしたものです。まず、分光器を作成しました。そして自然光を分光器にて観察し、光が分散される様子を確認しました。その後、蛍光灯の光を見て、自然光とは違うところに気づいてもらいました。合わせて虹についてや蛍光灯の光の説明などを本校生徒が行いました。

質疑応答の際には、Dream Train の子供達から活発に質問が出ており、本校生徒がしっかりと質問に答えていました。オンライン実験教室が終わった後も、Dream Train の子供達は分光器を使って、様々な光を見ていたそうです。この取り組みの目標である、本校が培ってきた手法により多くの地域で理科教育を推進すること、本校生徒のプレゼンテーション能力向上や多様な視点の獲得による個性を尊重する力、さらに協働力の向上に向かえていると感じました。これからもオンラインの良さをしっかりと生かしながら、活動を進めていきたいと思います。

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