図書企画課より

第一回読書会

 6月13日(火)放課後、第一回読書会を行いました。今回は図書委員が運営をにない、ビブリオバトルを開催しました。参加者は13名でした。チャンプ本には同票で『彼女。』(相沢沙呼ほか著)と『本好きの下克上』(香月美夜著)が選ばれました。

理数探究基礎講演会 WOTA 株式会社 前田 瑶介さん「水問題を構造からとらえ、解決に挑む」

 WOTA 株式会社 代表取締役兼CEO 前田 瑶介さんが講演に来てくださいました。前田さんやWOTAについては知ってる人がたくさんいたと思いますが、やっぱり直接お話を聞くと、メディアを介するのとは熱量が違います。現代の水問題とはどういうものなのか、日本の現状がどうなっているのか、どんな問題解決のためにWOTAは小規模分散型水循環システムを手がけているのか、大変クリアにお話ししてくださいました。イノベーションには「目的の純度と熱量」が必要であり、それは「問題の原体験」から生まれる、という前田さんのことばは、まさにこの混沌とした社会を変えていくみなさんに伝えたい、と私たちも思っていることです。何のために大学に行くのか、人生120年(先生たちは90年くらいですかね)をどう生きるか、それぞれがいろんな気づきを得た講演会でした。前田さん、寒い中アツくお話しいただき、本当にありがとうございました。時間の都合で質問できなかったみなさん、ごめんなさい!

        

1年生理数探究基礎 ミニ課題研究発表会(12月1日)

 2学期の研究テーマは「10年後の○○」。「10年後に空を飛べるか」「10年後のギャル」「紙が神にとられるとき」「マンモス復活計画」「気象」「稲作」「お風呂とトイレ」・・・ユニークなラインナップです。今回はデータを活用し、仮説を検証しながら客観的な予測を立てる練習です。1学期よりもテーマに自由度が増したほか、パワーポイントによるプレゼン&レポート提出でした。さすがZ世代、スライド作りはお手のものです。中にはゲームグラフィックのような美スライドも・・・。でもテーマ設定と考察が最重要。ユニークなテーマの設定と、調べ学習に終わらない考察にはみんな苦労したようです。タブレットひとつで情報を集めることは可能ですが、実際にスーパーにアンケート収集に出かけたグループや、エキスパートに話を聞きに行ったグループが複数あり、自分の脚で情報を集める姿勢をもっと多くのみんなで共有してほしいと思いました。独自のものを作りたければ、自分がまず動くこと。それが最新の情報や気づきを得ることにもつながります。また、具体的なテーマと探究心がなければ、自発的にアクションを起こすことはできません。2年生でフリーの研究に取り組む時には、もっともっと深掘りできるようがんばりましょう。短期間での調査、お疲れ様でした!