第1回科学部野外巡検
2025年8月4日 15時08分7月30日(水)、生徒3名と共に木屋平と東祖谷を回ってきました。フィールドワークを体験するためです。ときどき大学の方から伺うのですが。最近の学生は野外での調査活動の経験が少なくなっているようです。そこで、参加希望者を募って現地まで赴き、植生や地質を調べたり、地元の方への聞き込みなど様々な活動を行いました。
最初に訪れたのは、美馬市木屋平の傾斜地です。にし阿波傾斜地農耕システムとして、傾斜地を上手く利用して農業を行っています。ここでは生徒が地元の方に直接話を伺って、作物の生育や季節毎の生活の移り変わりを知ることができました。次に東祖谷を訪れましたが、集落の会合があるようでどこも留守でした。
近くまで来たのでかずら橋を渡ってみました。平家の落人がここに隠れ住んだとき、交通の便を良くするため谷川にかずらをロープのように渡して橋を造ったのがきっかけです。足元のかずらのすき間からずっと下の水面が見えます。よく揺れるのでかなりビクビクしながら何とか渡り終えました。生徒たちにとっても良い経験になったようです。