SSH台湾海外研修5日目
2024年12月20日 00時00分 [管理者]12月20日 SSH台湾海外研修5日目です。無事に研修をやり遂げ、帰路につくこととなりました。これまで多くの研修に関わってくれた人々に感謝いたします。バスで桃園国際空港に移動し、無事に出国手続きを終え、関西国際空港に到着しました。離陸が遅れた関係で、遅くなってしまい、学校に着いたのは22時過ぎでしたが、多くの先生方が待っていて下さり、解団式を行いました。解団式では、竹南高級中学でいただいた交流証書を一人ずつ手渡した後、校長先生や教頭先生から、挨拶をいただきました。校長先生からは、「今回学んだことを海外研修に参加しなかった生徒にもほしい」とのメッセージを、教頭先生からは「世界中で英語や科学に対して学習に励んでいる人たちがいることを知り、今後の英語学習はもちろん、その他の学習への励みにしてほしい」とのメッセージをいただきました。多くの見聞や交流を通じて、文化や言語が異なる人々の価値観や考え方を受容する力や、コミュニケーションをとる力が向上したのではないでしょうか。さらに今後の学習に対するモチベーションの向上につながったと思います。今回は2回目の台湾への海外研修であり、前回よりも研修の質を向上することができたと感じます。事後アンケートでは研修への満足度は肯定的意見ばかりであり、生徒達は満足のいく研修であったのではないでしょうか。今後、教育プログラムとして、改善を重ね、よりよい海外研修へ発展させていきたいと思います。
以下生徒のレポートより一部抜粋
「私が今回の研修で1番心に残っているのは竹南高級中学や大学生の方その他大勢の人達と交流したことです。私自身英語を喋ることは得意ではないし、海外にも行ったことがなかったのでとても不安でしたが、会う人全てが優しくて温かかったので台湾が大好きになりました。私が交流から得た一番大きな学びは積極的に人と関わって行く態度です。綺麗な文章ではなくても伝わるし、うまく話せない、聞き取りにくい時でもしっかりと相手の方は耳を傾けてくれました。だから、まずは話してみることで言語の壁は簡単に乗り越えることができるのだと感じました。この経験を通して私の意識も変わったし、英語力、コミュニケーション能力についての新しい考え方が身に付いたと感じます。」
「今回の交流では、相手校の生徒が日本語、英語を操るのに対し、私は会話ができる程度の英語が喋れなかったことが、恥ずかしく、悔しかったです。自分の英語力の不足を感じるとともに、台湾の方の言語力の高さに圧倒されました。私は以前から英語を学んでいますが、最近は英語を学び始めた時の『他言語圏の人とコミュニケーションをとるために、英語を学びたい』という気持ちを忘れて、入試で使うためだけに英語を学んでいました。しかし、今回の研修で台湾の生徒と交流をしたことで、初心を思い出すことができました。これからはこの気持ちを忘れず、英語学習に取り組んでいきます。」
「最初は台湾海外研修について、不安しかありませんでした。しかし、全日程がとても楽しく、学びになることばかりで、今では、台湾研修に行ってよかったな、と思っています。2日目の竹南高級中学との研修では、自分たちの英語での発表があったり、英語で実験の説明をしなければならなかったりと、とても不安でした。しかし、課題研究の発表も、台湾研修の前から練習してきた甲斐があって、スムーズに英語で発表することが出来ました。英語を使うことに対して前よりは自信がついたと思います。その反面、英語をもっと聞き取ったり話せたりしたら、もっと相手のことを理解することができ、そして自分が伝えたいことが言えるのかな、と思いました。 また、研修の中で、異文化に触れる機会が沢山ありました。異文化に触れたことで、新しい世界を知れることができたと思います。 英語を使ったり、異文化に触れた経験は、必ず将来の自分の役に立つと感じています。この経験を活かして、今後はさらに英語力を磨き、異文化に触れる大切さを知り、日本にとどまらず世界の人たちとも、多く交流をしていきたいと思います。」