量子コンピューターについての講演「ようこそ先輩研究室からこんにちは」
2025年8月18日 15時01分城南高校の卒業生で研究者になられた方をお迎えし、ご自身の研究について話をしてもらい、その後ざっくりと話し合いを行う会「ようこそ先輩研究室からこんにちは」を8月9日(土)に実施しました。 講師の森俊夫 先生は 1997年(平成9年)に城南高校を卒業後、現在、大阪大学 量子情報・量子研究センターで、量子コンピューターの研究開発を行っておられます。量子コンピューターは、理化学研究所が国産初号機を公開し、大阪大学も国産3号機を公開しました。先生はその両方の開発チームで、現在運用も行っておられます。
今回量子コンピューターの仕組みと今後の発展について教えてくれました。量子コンピューターを活用するには量子コンピューターが得意な分野を見つけ、そのアルゴリズムを開発していくこととが大切であること。これからは、現在の発生する誤差を抑え、ビット数を大きくすることがポイントとなるとおっしゃっていました。
現在、内閣府では、ムーンショット計画を打ち出しており、ムーンショット目標6には「2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現させる」とあります。
これからの技術である量子コンピューターについて知るとても良い機会となりました。