第27回中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会への参加(とくしま生徒まんなか探究活動推進事業)について
2025年8月22日 08時36分応用数理科3年生 全国発表 8月20日(水)~8月21日(木)愛媛県西条市総合文化会館で行われた 第27回中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表会 へ参加してきました
この発表会は とくしま生徒まんなか探究活動推進事業 として「課題研究を発表する」活動として実施しました。
発表グループは「枯草菌の芽胞形成に及ぼす環境要因について」の研究班です。この研究班は、徳島文理大学 阪口 義彦 准教授から枯草菌(納豆菌)の培養・染色法を学び、自分たちで実験の手法を考え、取り組んできました。
特定の細菌は、環境状態が悪くなると温度や酸などに強い芽胞を形成し、休眠状態となります。この現象に興味を持ち、温度と芽胞形成との関係、栄養状態と芽胞形成、音波との芽胞形成について、研究を進めてきました。研究を進めていく内に、芽胞は環境状態が悪くなると形成されると言われていますが、菌の状態が活性化することも大切な可能性があることが示唆されました。一生懸命に研究に取り組み、観察を続けてきた結果かと思います。
さて、発表会についてですが、初日はポスター発表です。移動中にも発表内容を確認し、いよいよ、ポスター発表です。前半の発表でした。審査員の先生方からは「考察がしっかりできている」とのお褒めの言葉といただきました。1時間半のポスター発表でしたが、聴衆のレベルが高く、活発な質疑応答がなされていました。後半はポスター見学です。興味深い発表がたくさんあり、積極的な意見交換がなされていました。
移動中に発表内容を確認します 発表会場に到着しました ポスター発表で意見交換を行います
2日目は、口頭発表の見学と研究を通じて生徒交流会です。口頭発表 生物学分野の研究では、画像解析から3Dマッピングを行うなど、ハイレベルな研究がなされており、大変興味深かったです。昼からはポスター発表による生徒交流会でした。課題研究に取り組む理数科の生徒たちと研究を通じて、交流ができたことは大きな成果だと思いました。
口頭発表はハイレベルな研究ばかりでした ポスター発表生徒交流会で親睦を深めます
今後、課題研究で培った探究する力を生かし、活躍してほしいです。