2023年6月の記事一覧
令和5年度徳島県高等学校総合体育大会ライフル射撃競技表彰伝達並びに閉会式
長かったこの4日間が終わりました。結果は以下の通りです。
男子BR団体3位と個人入賞、女子BR団体3位と個人優勝、男子AR団体3位と個人入賞、女子AR団体2位と個人優勝でした。また、残念ながら総合優勝はなりませんでした。次は2週間後に四国大会です。全国大会への弾みを付けたいです。
令和5年度徳島県高等学校総合体育大会ライフル射撃競技4日目(女子AR)
ついに県総体も最後の試合となりました。満を持してやっとこの日を迎えた感じがします。ビームライフル種目は高校生までのインターハイにしかなく、大学等のインカレからはエアライフルや実包を撃つスモールボアが中心となります。ゆえに、高校を卒業しても競技を続けたいなら、エアライフルの資格を得て試合に出る必要があります。ゆえに、どちらか選べとなればBRと同じ順位でもARの方が上位になります。つまりそれだけ難しいのです。
ファイナルには1名が進みました。今回の優勝候補筆頭です。危なげなく前半のステージで首位に立ちました。しかし、勝負は終わってみるまでわかりません。かつて私が顧問をしていたとき、ある生徒が全国大会のファイナルまで進みました。後1発で優勝が決まるというときに痛恨の暴発が起こりました。辛うじて的に当たったもののまさかの7.9点!相手に逆転され涙をのみました。試合は最後にゲタをはくまでわからないのです。なお、暴発というのは途中で撃つのを止めようとしたとき、指が引っかかってうっかり引き金を引いてしまうことを言います。銃が破損するわけではありません。
最後まで冷静に射撃を続けられ、予想通りに優勝できました。BRで630点超、ARで620点超のスコアが出せるのは本物である証です。全国でも頑張って欲しいです。なお、ケーブルテレビからインタビューされました。
令和5年度徳島県高等学校総合体育大会ライフル射撃競技3日目(男子AR)
大会三日目から種目が替わりました。圧縮空気の力で鉛玉を撃ち出す競技、エアライフルです。直進するビームではなく空気抵抗のある物体を撃ち出すので、BRよりも難しいです。この種目で使用する空気銃は銃刀法という法律によって制限されています。取得も難しいので必然的に選手の数も減り、BRの半数の30人くらいになりました。その分だけ頑張れば全国大会出場も夢ではありません。しかし、当日の運不運もあり誰がファイナルに残れるか予断を許しません。
案の定、プレッシャーに負けた者はいつもの実力を発揮できず沈んでしまいました。ファイナルには1名だけ出場できて、そこからは自分との戦いになり何とかキップを手にすることができました。
総体の試合の合間に・・・
4日間にわたる総体中に、一人の選手が出場できる試合は1~2回です。何時間も待ってやっと出番が来るのも珍しくありません。その合間に何をしているかというと、人それぞれで異なります。大学入試の勉強をしている人、次の大会に備えて小物(耳栓)を作ってもらっている人、水田で生物を観察する人、どかっと座って様々な談義をする人など、皆が思い思いに過ごしながらその時を待っているのです。
大会も半ばにさしかかり、緊張感がほぐれてきました。緊張しすぎるのも困りますが、それがないのも余りよろしくないです。自分の試合に向けて、各自が程よく緊張感を高めていきます。総体も後半戦にさしかかりました。
令和5年度徳島県高等学校総合体育大会ライフル射撃競技2日目(女子BR)
明けて6月3日(土)は晴れました。昨日に比べて気温が6℃も上昇し、これはこれでまた余り良くないコンディションを強いられました。それでも試合はやって来ます。射群の順番が回ってきました。いざ出陣です。
今日は女子の戦い、いや大会です。ルールは男子と同じで60発競技です。ビームライフルとはレーザー光線を発するのではなく、カメラのフラッシュのようなキセノンランプの光を収束させて的に当てる競技です。10m先にある直径4.5cmの丸い的を狙います。中心の直径たった1mmの円をかすめたら10.0点となり、中央に当たれば最高点の10.9点です。なかなか当たらないはずですが、実は男子より女子の方が接戦になります。
40名以上の選手が4つの射群に分かれて競技します。暫定的に8位以内に入っても、次の射群の選手にあっさり抜かれたりします。勝負は終わってみるまでわかりません。でも今年の我が校には最強の切り札がいます。ファイナルには2名が進みました。特に波乱はなく下克上もなく順当の進出です。その後の流れも変わりなく昨年に引き続いて個人優勝に輝きました。おめでとうございます。
令和5年度徳島県高等学校総合体育大会ライフル射撃競技1日目(開会式・男子BR)
6月2日(金)は大雨でした。ライフル射撃をするときコートという上着を着用しますが、汗が乾かないため肌にべっとりとへばりつき余り良いコンディションではありません。しかし、そういった条件が良くないときこそチャンスだと思っています。元来、徳島県の選手の神髄は「下克上」であり、不利な状況から一念発起して高みに至るのです。その伝統を我が校射撃部も受け継いでいます。
射場の一角で開会式が行われました。大会長挨拶、優勝旗返還、選手宣誓の後、各校ごとに分かれて試合の準備です。射座に持ち込むのは、コート、ズボン、シューズに、銃とバッテリー、タオルや飲料などです。暑いときはうちわが重宝します。今日の種目「男子ビームライフル競技」には県内6校から60名ほどが出場しました。
案の定、点数が伸び悩んでいました。一発毎の最高点は10.9点。それを60発も撃ちます。平年では多くの選手が合計得点600点を超えるのですが、いつもより人数が少なかったです。得点の上位8名が決勝ラウンド(ファイナル)に進みました。他校に強い猛者がいますが、本校からも1名が予選を通過しました。
ファイナルは前半と後半に分かれます。前半では合計10発を撃ってその得点が基準になります。そして、後半では1発ずつ撃っていき合計得点が低い者から順に脱落していきます。予選は最高得点でしたが、残念ながら他校に下克上されて優勝はなりませんでした。リベンジマッチは7月の全国大会まで預けます。