令和5年度徳島県高等学校総合体育大会ライフル射撃競技1日目(開会式・男子BR)

 6月2日(金)は大雨でした。ライフル射撃をするときコートという上着を着用しますが、汗が乾かないため肌にべっとりとへばりつき余り良いコンディションではありません。しかし、そういった条件が良くないときこそチャンスだと思っています。元来、徳島県の選手の神髄は「下克上」であり、不利な状況から一念発起して高みに至るのです。その伝統を我が校射撃部も受け継いでいます。

 射場の一角で開会式が行われました。大会長挨拶、優勝旗返還、選手宣誓の後、各校ごとに分かれて試合の準備です。射座に持ち込むのは、コート、ズボン、シューズに、銃とバッテリー、タオルや飲料などです。暑いときはうちわが重宝します。今日の種目「男子ビームライフル競技」には県内6校から60名ほどが出場しました。

 案の定、点数が伸び悩んでいました。一発毎の最高点は10.9点。それを60発も撃ちます。平年では多くの選手が合計得点600点を超えるのですが、いつもより人数が少なかったです。得点の上位8名が決勝ラウンド(ファイナル)に進みました。他校に強い猛者がいますが、本校からも1名が予選を通過しました。

 ファイナルは前半と後半に分かれます。前半では合計10発を撃ってその得点が基準になります。そして、後半では1発ずつ撃っていき合計得点が低い者から順に脱落していきます。予選は最高得点でしたが、残念ながら他校に下克上されて優勝はなりませんでした。リベンジマッチは7月の全国大会まで預けます。