2015年10月の記事一覧
「活断層と地震」講義および現地研修
10月に徳島大学総合科学部教授の村田明広先生を講師にお招きして「活断層と地震」と題した講義と現地研修を実施しました。まず10月7日(水)に行われた出張講義では、1.東日本大震災、2.南海地震の再来、3.兵庫県南部地震と野島断層、4.徳島県の中央構造線断層帯、という4つの項目を中心に、豊富な写真や図を用いて、様々な内容をわかりやすくレクチャーしてくださいました。
10月21日(水)には、応用数理科2年生全員で貸し切りバスで淡路島まで行き、野島断層保存館等で現地研修を行いました。行きのバスの中では中央構造線や淡路島の活断層地形などについて村田先生が作成された立体画像を用いて、また現地では活断層露頭や震災に遭った住宅などを実地見学しながら先生にご説明をいただきました。
震災体験館がリニューアルされており、定員10名の震動台では、リビングのTVから緊急地震速報や緊急ニュースが流れる演出、東日本大震災の地震データによる揺れの再現などが新たに加わり、よりリアルな疑似体験ができました。
その後、明石海峡大橋の松帆アンカレイジへ移動し、震源地の明石海峡を見ながらお話しをお聞きしました。
研修を通して、地震災害と防災に関する知識と意識を高めることが出来ました。
SSH研究成果発表会の開催
日時 平成27年9月20日(日)12:00~16:30
場所 本校大会議室および多目的ホール
主な内容
(1)実践及び成果報告(SSH事務局)
SSHアメリカ研修報告(口頭:参加生徒代表)
(2)生徒課題研究口頭発表(3年生:日本語4件・英語1件)
(3)生徒課題研究ポスター発表(3年生:日本語14件)
生徒課題研究中間ポスター発表(2年生:日本語13件)
SSHアメリカ研修報告(ポスター:参加生徒代表2グループ)
(4)本年度の取組概要及び成果と課題および
指導講評(参加者による協議・意見交換など)
本校では最近は、2月の平日に第2回SSH運営指導委員会を兼ねる形で、SSH研究成果発表会を開催してきました。しかし3年生は卒業前の自宅研修期間で不在の上、平日の授業日ということで参加者も限られていました。
そこで今年度は、試験的に9月の休日に発表会を設定し、例年の応用数理科1,2年生に3年生を加え、また科学技術振興機構(JST)関係者、本校SSH運営指導委員の先生方、徳島県教育委員会や徳島県立総合教育センターの方々、県内外SSH校関係者以外に、県内中学高校教育関係者、中学生、応用数理科生徒保護者、本校普通科の参加希望生徒保護者も対象として幅広くご案内し、生徒の司会・運営でSSHの取組について発表しました。
科学技術振興機構(JST)からは、今春新たに地区担当となった理数学習推進部先端学習グループの宮﨑主任調査員様がご参加くださいました。またSSH運営指導委員の先生方、徳島県教育委員会および徳島県立総合教育センターの先生方、県内中高教育関係者の方々、中学生や保護者の皆様にお越しいただきました。
参加した応用数理科の生徒にとって、発表そのもの、あるいは発表会運営について貴重な経験となりました。また保護者の方々や中学生に自分たちの取組を紹介する好機ともなりました。
また、ご指導の先生方や保護者の方々からは、生徒の課題研究や本校のSSH事業全般について、様々なご質問、ご意見やご助言を賜りました。いただいたご意見・ご助言は今後のSSH事業にぜひ生かしていきたいと思います。