2015年12月の記事一覧

星 日本学生科学賞徳島県審査表彰式

12月25日に徳島県教育会館にて、第59回日本学生科学賞徳島県審査の表彰式があり、最優秀賞の代表生徒1名が参加しました。審査結果は以下の通りです(再掲)。

最優秀賞(知事賞)「レーザー雨量計MARKⅡ」 
 応用数理科3年 嶋田大地 長谷原康介 西本允郁 府殿崚冬
優秀賞(教育長賞)「広石谷川に生息するコケ類および藻類と重金属の関係」
 応用数理科3年 片岡あい 杉内脩太郎 松岡菜奈
優秀賞(教育長賞)「希少糖が再生中のプラナリアに及ぼす影響」
 応用数理科3年 倉良詩夢 髙橋恵里 平間太雅
優秀賞(教育長賞)「ソフトテニスボールの回転運動」
 応用数理科3年 朝倉大智 太田匠 林太功磨 吉成翼
入賞「Kイオンによるアマガエルの体色変化」 
 応用数理科3年 株田亜美 池渕澄玲 小川早輝 北原優良
入賞「竹とんぼの形状と飛行に関する研究」
 応用数理科3年 井上創太 森前凌介
入賞「オセロにおける盤面と勝敗の関係性」
 応用数理科3年 天羽日々輝 井内啓介 河野晴太

花丸 高校・高専「気象観測機器コンテスト」 最終審査の結果

行事名 「第4回 高校・高専『気象観測機器コンテスト』」
場  所 元南極観測船SHIRASE5002(千葉県船橋港)
参加者 応用数理科2年 豊田 三木
日  時 平成27年12月20日(日)
     10時00分:開場ならびにセッション開始。
     12時30分~14時00分(昼食ならびに船内の見学)  
     14時00分~15時00分:セッションの実施  
            ~16時00分:表彰式の実施  
     16時00分頃:閉会  
  応用数理科2年生は全員が課題研究に取り組んでおります。そのうち気象に関する研究を行っていた2名は、財団法人WNI気象文化創造センター主催の「第4回高校・高専『気象観測機器コンテスト』」にエントリーしておりました。そして11月の事前審査の結果、千葉県船橋市の港に係留されている元南極観測船「しらせ」内部のオーロラドーム(元のヘリコプター格納庫)で行われる最終審査(ポスターと実機によるプレゼン審査)に行くことになり、「テザードローンによる空中電位測定」という発表テーマで参加しました。
 この日はウェザーニューズ社の「チャレンジングSHIRASE2015」というイベントも行われており、大学・企業など様々な専門家の方のみならず、一般の観覧客も訪れており、専門的な質問から子供達の素朴な質問まで様々な問いが寄せられ、貴重な経験をすることができました。
 まだ中間発表的な内容でしたが、ご来場の皆様から支持を集めることができ、「観客賞」を獲得することができました。参加生徒も、いただいたアドバイスを生かし、今後さらにデータを集めて研究を完成させたいと意欲を見せていました。

帰路は、SSH冬の情報交換会

(法政大学市ヶ谷キャンパス)

に参加されていた岩代校長先生と同じ便でした。

会議・研修 京都大学サイエンスフェスティバル参加報告

行事名 京都大学 高大連携事業「京都大学サイエンスフェスティバル」
日時  11月28日(土)9:30~16:00
場所  京都大学百周年記念ホール
参加者 「塩化リチウムがプラナリアの頭部再生に及ぼす影響について」研究班
     応用数理科2年 中村・西内・蓬莱 (観覧:川添・筑後・川崎・田中・村上)
     
 京都大学は、文部科学省のスーパーグローバル大学(タイプA:トップ型)、また科学技術振興機構の次世代人材育成事業「スーパーグローバルサイエンスキャンパス」に採択されています。そしてその中で、高大接続科学教育を研究開発するため、“科学体系と創造性がクロスする知的卓越人材育成プログラム「ELCAS」”と名付けた取り組みを行っています。そして徳島県教育委員会は、京都大学と連携協定を締結し、本校を含めて徳島県内の数校が連携校として「ELCAS」に参加しています。
 そうした取り組みの一環として、11月28日(土)に、京都大学吉田キャンパスにて「京都大学サイエンスフェスティバル」が開催されました。山極壽一総長の基調講演の後、京都大学と連携協定を結ぶ13の府県・市から代表校11本の発表が行われ、徳島県からは本校が県代表校として口頭発表に臨みました。他県の優れた研究に触れ、発表した生徒や観覧した生徒には大いに刺激となったようです。貴重な機会を与えてくださった京都大学の皆様、そして今回の参加でご支援くださった徳島県教育委員会、徳島県立総合教育センターの皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。

ひらめき 徳島県SSH高校課題研究および科学部研究研修会の開催

第一回研修
日時 2015年11月28日(土)13:00~17:00
場所 徳島大学総合科学部(総合科学部3号館東スタジオ)
 本校SSHではミッションの一つとして「地域における科学の中核校」を掲げており、その一環として徳島県の課題研究のレベル向上を図るべく、徳島大学総合科学部の全面的なご協力と、徳島県立総合教育センターや徳島県教育委員会のご助力を得て「徳島県SSH高等学校課題研究および科学部研究研修会」を実施しております。他校にも呼びかけたところ、本校以外に2校の参加があり、当日は80名の生徒が総合科学部に集結しました。
 集まった生徒は12の班に分かれ、物化生地4分野5名の先生方と、徳大生のTAの皆さんに各班に付いてご指導いただきながら、「研究テーマの選び方と研究のすすめ方」について、ブレインストーミングとKJ法によってアイデアをまとめていくという手法を体験的に学びました。研修は3つのパートに分かれ、①研究対象の設定(何について調べるのか)、②研究目的(何のために調べるのか)、③実験方法の設定(どうやって調べるのか)という各テーマについて班ごとに活発な話し合いが行われました
 なお2月20日(土)午後の第2回研修では、各校各研究班で課題研究テーマ・仮説・研究方法・予想される結果などをまとめ、事前提出レポート1枚と当日10分程度のプレゼンにまとめて発表し、大学の先生方からアドバイスをいただくという内容で行う予定です。第1回に参加できなかった学校も参加可能です。この企画が本校だけでなく、県内高校の課題研究の向上に少しでも役立てば幸いです。
 ちなみに本校応用数理科1年生は、3学期に課題研究の研究班とテーマを決める話し合いを行い、第2回研修を経て予備実験を開始し、2年次に本格的に研究を進めていく予定です。 
 最後となりましたが、ご協力いただきました徳島大学の先生方・学生の皆さん、県総教センターの先生方、各校引率の先生方に心から感謝申し上げます。