SSH台湾海外研修2日目
2024年12月17日 00時00分 [管理者]12月13日、いよいよ台湾研修2日目です。本日から3日間の研修が始まります。本日は国立竹南高級中学校との交流です。朝食を済ませ、8時30分に国立竹南高級中学校に到着し、校長先生始め多くの先生方や今回交流していただく生徒40人からお迎えを受けました。
まず、図書館2階に移動して、歓迎会が行われました。2人の生徒がしっかりとした日本語で司会進行をしてくれました。歓迎会では、竹南高級中学の呂淑美校長先生と城南高校の秋山教頭先生がそれぞれ挨拶をし、お土産の交換を行いました。
今回の訪問の際、竹南高級中学と本校は姉妹校締結を行いました。本校も竹南高級中学もどちらもサイエンスを中心とした学校で、次年度は5月に竹南高級中学が本校に来校し、理科実験等と通じた交流を行う予定です。今後ますます交流が盛んになることが期待されます。
その後2つの教室に分かれて、まずは竹南高級中学の先生から、液体窒素を使った実験を英語で行ってくれました。本校生徒と竹南高級中学が混じり、一緒に実験を行いました。一緒に感想を言い合ったり、実験について話をしたりと盛り上がっていました。その後、本校生徒主体で英語での理科実験(Science Experiment)を行いました。「ギムネマ茶とミラクルフルーツを使った味覚の不思議実験(How tastes works)」を行いました。パワーポイントを使い英語で説明しながら、丁寧に実験を進めることができました。
その後、課題研究の英語発表を行いました。分かりやすく発表できるよう十分に準備してきました。生徒達はしっかりと発表し、英語での質疑応答にも丁寧に対応していました。この課題研究の英語発表に対し、応用数理科はどのように発表すれば内容が伝わるのか、難しい内容をどのように簡単に伝えることができるか工夫してきました。普通科ではこの発表の機会で、実際に見せるものを用意するなど、プレゼンテーションの準備をしてきました。応用数理科、普通科共に、英語力の向上のみならず、表現する力や探究する力の向上にとって、非常によい機会になったと感じました。また、プレゼンテーションの能力が高く、堂々と発表する竹南高級中学の生徒たちの姿を見て、本校生徒は良い刺激をもらったようでした。
昼食は生徒同士一緒に取り、食後は一緒にグランドにて遊ぶ姿が見られました。高校生同士、すぐに仲良くなり、スムーズにコミュニケーションがとれていました。その姿を見て嬉しくなりました。
午後からは、TSMC創新館に移動し、英語での説明を受けながら見学を行いました。半導体の進化や活用について知ることができると共に、国際的な視点や意識を高く持っていることに驚きました。
なお、今回の竹南高級中学との交流は「竹南高級中学と城南高校姉妹校締結」というタイトルで、台湾版Yahoo!NEWSに掲載されました。多くのおもてなしに感謝します。
https://ynews.page.link/84p8X?soc_src=social-share&soc_trk=li
以下生徒の本日のレポートの一部です。
「竹南高級中学の皆さんと交流することが出来てとても楽しかったです!文化も言語も違っていたけれど、お互いがそれぞれ色々な方法(英語やインスタグラム交換、ジェスチャーなど)で仲良くなっていて、それがとても印象的でした。」
「竹南高級中学の生徒と実際に交流してみて、まず圧倒的なコミュニケーション能力の差を感じた。台湾の高校生達は自ら積極的にsnsのアカウントを聞いたり、自分から英語を用いてコミュニケーションを取ろうとしていたのに対し、自分たちはそのようなコミュニケーションにおける積極性に欠けているように感じた。また、そのようなコミュニケーション能力があるからこそ、彼らはとても上手な発音で英語を話したり、発表を行ったりできているのではないかと思った。」
「課題研究の英語発表では、伝わりやすいようにゆっくり説明した。もう少し聞く人の反応を見れたらよかったと思う。英語の発音をよくして今よりもスラスラと言えるようにしたい。」
「まず台湾が半導体に優れているということ、その技術力の高さを知ることができた。普段あまり意識していないところで様々な国が協力し、技術を合わせることでスマートフォン等を使えているのだなと感じた。」