【活動報告】1年生応用数理科 高大連携授業「骨学実習」を実施しました
2026年1月25日 10時47分2026年1月16日(金)午後、徳島大学蔵本キャンパスにて、応用数理科1年生(107HR)を対象とした高大連携授業「骨学実習」が開催されました 。
講師紹介
本実習の講師は、徳島大学 医歯薬学研究部 教授 寺井 健太 先生に務めていただきました。寺井先生はポストフォトニクス研究所にも所属されており、特殊なレーザーを用いた二光子顕微鏡による脳神経科学や癌研究など、最先端の病態生理解明に取り組まれています。
実習内容と学び
1. 医療倫理と献体への感謝
実習の冒頭では、御遺骨を用いて学習する際の「医療倫理」について学びました 。生徒たちが手にするのは、かつて人生を歩まれていた方々の身体そのものです 。「自分の体で未来の医療を支えてほしい」という献体者の方々の尊いご厚意に感謝し 、全員が真摯な姿勢で実習に臨みました。
2. 骨の役割と生命の神秘
骨の大きな役割である「体の支持」や「造血」について学習しました 。実際の骨を観察しながら、骨髄の場所や骨髄移植に関する専門的な解説もしていただきました 。
3. 全身骨格の観察と組み立て
全身の各部位の名称、配置、左右や正面の見分け方について丁寧に指導を受けました 。バラバラの状態から全身骨格を組み上げていくプロセスを通じ、骨の複雑な組成と構造を立体的に理解することができました。
4. 興味深い骨のトピックス
専門的な知見から、骨にまつわる多様なトピックをご紹介いただきました。
進化と構造:ネコには鎖骨がほとんどないため前足で頭をかけないことや、キリンの頸椎の数もヒトと同じ「7個」であるといった比較解剖学的な視点を学びました 。
臨床とスポーツ:肘の靭帯再建である「トミージョン手術」を例とした靭帯の役割解説がありました 。
成長のサイン:赤ちゃんの頭蓋骨にある「大泉門・小泉門」という隙間が、脳の成長に合わせてどのように変化するかを学習しました 。
実習を終えて
大学ならではの貴重な資料や寺井先生の豊富な知見に触れ、生徒たちにとって人体への理解を深める特別な1日となりました。本校では今後もサイエンスの多様な分野における学習機会を提供し、幅広い興味と知識を持つ人材の育成を目指してまいります。
献体者から提供されたご遺骨を用い、体の構造を学びます
以下生徒の感想です
「普段見ることのできないご遺骨を見ることができて非常に良かった」
「徳島大学医学部でしか、実施することができない授業を受講することができ、非常に刺激になった。今後も、大学でしか実施できない様な授業に参加したい」