令和7年度活動一覧

台湾研修3日目

2026年1月5日 15時10分

本日は台湾研修3日目を迎えました。最初の活動は、昨日のホームステイ先からホスト生徒と共に竹南高級中学へ戻り、Closing Ceremony に参加することでした。各自ホームステイ先から戻った後は、写真撮影をしたり自由に交流したりする時間が設けられました。その後、生徒一人ひとりがホームステイを通して経験したことや学んだことを発表し、名残惜しい中でお別れとなりました。

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ホームステイ先から学校へ登校 別れを惜しみます 感じたことを発表しました

 その後、バスで移動し、次の交流先である私立君毅高級中学に到着しました。到着後の歓迎会では、独学で日本語を学んだ生徒が流暢な日本語で司会を務めてくれ、心のこもった温かい歓迎を受けました。
 歓迎会後はロボット教室に移動し、君毅高級中学の生徒と共に、英語によるロボット工学の授業を受講しました。授業を担当してくださった林玉潔先生は、アメリカでロボット工学を学ばれたご経歴をお持ちで、ロボット工学と英語の両面に精通された先生です。林先生の英語による丁寧な説明を受けながらロボットの作成を行い、分からない点については現地の高校生が教えてくれるなど、交流を深めながら活動を進めることができました。

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現地での歓迎会の様子です レゴロボットの作成を行います 林先生にお世話になりました

 午後からは、国立陽明交通大学へ移動しました。同大学は台湾を代表する理系トップクラスの大学の一つです。はじめに、籔下篤史先生による講義を受講しました。籔下先生は東京大学で博士課程を修了後、国立陽明交通大学で研究を続けておられます。講義の冒頭では、研究者として歩んでこられたこれまでの道のりについてお話しいただき、グローバルに活躍する研究者に求められる資質や能力について理解を深めました。続いて、「パルス波を用いたタンパク質の構造解析」についてご説明いただきました。事前にスライドを提供していただき、事前学習を行っていたこともあり、内容をより深く理解することができました。短いパルス波を発生させることで、タンパク質の構造変化を時系列で解析できるという非常に先進的な内容でした。また、タンパク質の構造解析が太陽光発電の仕組みを大きく変える可能性を持つなど、今後の応用や発展についてもお話しいただきました。この分野はノーベル賞受賞研究も多く、今後も発展し続ける分野であると強く感じました。本研修を通して、生徒たちには、世界中で科学技術の発展のために研究が行われていることを実感してほしいと考えています。その後、日本の高校から国立陽明交通大学へ進学された森下さんより、留学生活についてのお話をしていただきました。困難の乗り越え方や、チャレンジに対する好奇心の大切さについて、スライドを用いて分かりやすく説明していただきました。質疑応答の時間には、生徒たちと年齢の近い先輩ということもあり、活発に質問や意見交換が行われ、価値観について深く考える貴重な機会となりました。

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海外に来られた経緯と研究についてお話しいただきました 短波を作り出すことで、分子の振るまいの分析が可能に フォトンを利用した量子コンピューターの開発も進めておられます

 夜には夕食を兼ねて、致理科技大学日本語学科の学生の皆さんのアテンドの元、士林夜市を訪れました。平日の水曜日にもかかわらず、多くの人々と屋台で賑わっており、生徒たちは見るものすべてが新鮮な体験となりました。現地大学生との交流も行い、非常に有意義な時間を過ごすことができた一日となりました。

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電車で大学生と一緒に移動します 有名な士林夜市に行きました 大学生と一緒に夜市を回ります

以下、生徒の振り返りです。
自分でプログラムを組み、ロボットを作成する活動はとても面白く、貴重な経験となった。制作には苦労する場面も多かったが、現地の生徒や先生方が積極的に英語で話しかけてくれたことで、安心して活動に取り組むことができた。完成後に、自分たちが作成したロボット同士を対戦させた際には、プログラム通りに動く様子を見ることができ、大きな達成感を得ることができた。また、班ごとに工夫を凝らし、より頑丈で機能的なロボットを作っている点が非常に興味深かった。
 籔下教授の講義は内容としては難しい部分もあったが、実験を行う上での注意点や重要な考え方についても丁寧に説明してくださり、研究活動に対する理解を深めることができた。今回の経験を通して、科学技術に対する興味が一層高まったと感じている。」

「日本の高校から国立陽明交通大学に進学した森下さんのお話の中で『就職活動の際に、海外の大学名が履歴書にあると相手の目を引きやすい』という部分が特に印象に残りました。これまで海外の大学へ進学するという選択肢は考えたことがありませんでしたが、将来の進路を考える上で、新たな視点として参考にしたいと感じました。
 これまでの体験で、物事をこれまでとは異なる視点で捉えられるようになることに気づきました。海外で実際に体験することの大切さを改めて実感し、海外での経験が自分にとって非常に価値のあるものだと感じました。」