2020年6月の記事一覧
207HR課題研究中間発表Ⅰ
6月24日(水)5~7限の3時間で、応用数理科2年生の課題研究中間発表Ⅰが行われました。休校の影響で課題研究が
遅れていましたが、現時点での研究成果を12の研究班が発表し、お互いの研究についての情報共有や先生やクラスメイト
からのアドバイスを受けました。
理科教員、英語科の先生、ALT先生、その他の教科の先生方にもご参加していただきました。生徒同士でも大変活発な意見
交換ができました。テーマ決めに苦慮し、実験データが得られていない研究班もありますが、短い期間である一定の成果が
出せている班が多く、努力の結果が見られました。一方で、インターネットによる調査に頼ってしまい、先行研究や文献の
調査が不十分である班が多かったことが課題でした。
生徒達は「今後、研究分野への見識を深め、更に探求を進めていきたい」と、意気込んでいました。今回いただいた質問
やアドバイスを今後の糧とし、研究が進み成果が得られることを期待します。
SEⅢ 6月19日(金)
307HR一週間の最後の授業はSEⅢです。この授業はAET2名と英語教師,担任の4名が担当しています。
現在は課題研究でまとめた論文を英訳して英語による論文を作成中です。生徒たちは研究班に分かれてそれぞれの担当パートを辞書を使いながら英作文に励んでいるところです。AETの先生方は日本語も堪能,科学の知識も豊富なため生徒たちにとっては大変頼りになる存在です。(一方担任の方はというと日本語も怪しいという噂も…?)
例年とはスケジュールが違いますが,論文の完成は7月の初旬になりそうで今から完成が楽しみです。
Science EnglishⅡ科学実験(207HR)
6月10日(水)・17日(水)のScience EnglishⅡでは英語による科学実験を実施しました。第4期の指定を受け、
本校が科学英語の強化に力を入れている研究の取組の一部です。今回の実験テーマは「Bacterial Growth Experiment」
です。それぞれが実験の目的を設定して4カ所から細菌を採取し、1週寒天培地で培養しました。
レポートでは、仮説・実験方法・結果・考察を英語でまとめるなど研究手法についても学び、課題研究でも
活用していきます。
課題研究のポスターが新しくなりました
6月16日(火)のASの時間に昨年度の課題研究のポスターを印刷しました。昨年度末の徳島県SSH生徒研究合同発表会が
中止となり,休校期間もあったためポスター作成が例年に比べて遅れていました。
生徒たちは限られた期間の中で工夫してポスター作成やに取り組んできました。今後は研究論文の推敲に力を入れていく
ことになります。
ポスターは城南高校2F職員室前の廊下にSSH掲示板として一年間掲示します。また9月実施予定の本校でのSSH研究成果
発表会ではこのポスターを使った発表をおこないます。
Science Introduction第1回基礎実験(107HR)
前週のオリエンテーションに引き続き、6月12日(金)5限に107HRのScience Introduction(SI)の第1回基礎実験が
始まりました。今年は感染症予防およびきめ細やかな指導のため、物理・化学・生物・地学の各分野10人ずつで実験
を行います。生徒たちは4週で全分野の実験から基礎技能を学び、今後の課題研究につなげていきます。
以下は各分野の内容です。
【物理分野】記録タイマーを用いた重力加速度の測定
加速度の概念を学び、記録タイマーを用いて自由落下の重力加速度を測定します。生徒たちは測定の精度を上げる
ために、どのような工夫や配慮がいるのかを意識しながら実験に取り組みます。また、実験結果のエクセルによる処理
についても体験します。
【化学分野】ものの重さをはかろう!
今回のテーマは「秤量」、すなわち薬品の重さをはかる練習をします。電子天秤を用いて、ある重さの食塩を
はかり取ります。はかり取った食塩は、水に溶かして食塩水とします。この一連の操作で、決まった濃度の溶液を
調製する方法も学習します。
【生物分野】顕微鏡の基本操作とミクロメーターによる測定
顕微鏡の基本操作の確認を行うとともに、ミクロメーターの使い方をマスターし、今後の課題研究に必要な技術
の習得・向上を目指します。 ミクロメーターを使うことで、顕微鏡での大きさの測定が可能となります。
【地学分野】 化石の採掘と同定
地学分野は固体地球分野・地球史分野・大気海洋分野・天文分野に分かれています。今回は地球史分野を
体験してもらいました。化石は地層の地質年代を特定する上で重要な鍵層になります。この化石を採掘し,
同定することで岩石が形成された時代を推定してもらいました。