射撃部活動報告

高校総体2日目です!

 6月5日(土)は女子のビームライフル競技でした。全県から30名が出場し、本校から7名が参加しました。15分のプレパレーションタイム(試射の時間)の後、60発の本射に入りました。10発で1シリーズと呼びますが、これを6シリーズ行うのです。上手な人は1シリーズで102点以上をマークします。これが6回で612点以上になります。これくらいの得点を採ればファイナルに進出できます。ちなみに1発の最高点は10.9点で、1シリーズでは109点、最終成績では654点になります。640点以上は「神の領域」と呼ばれ、未だ誰もその領域に達した者はおりません。

 この日の本校の選手は好調で、個人2位と団体優勝を獲得しました。30年ぶり2度目の優勝で大変驚きました。

2年ぶりの高校総体(1日目)に出場しました!

 令和3年6月4日(金)、今日から4日間にわたる高校総体ライフル射撃競技が始まりました。思えば、昨年はコロナウイルス流行により多くの大会が中止され卒業していった先輩たちは最後の大会に臨めませんでした。残された選手にとっても同様でしたが、今年は流行が収まってきておりそのチャンスにすべてを掛けることにしました。

 1日目は男子のビームライフル競技でした。県内6校から合わせて60名が出場し、本校からも9名が参加しました。各校とも本大会に向けて調整してきており、かなりの接戦になりました。上位8人が予選を通過してファイナルに進みました。ファイナル(決勝ラウンド)では、まず5発ずつ2回(合計10発)を撃ちます。続いて1発ずつ撃っていって2回毎に下位から順位が決まります。周囲に惑わされず淡々と慎重に撃っていったので、個人優勝を果たすことができました。団体戦では5位でした。なお、優勝者にはケーブルテレビのヒーローインタビューがありました。

他県の高校と合同練習しました!

3月25日(木)、徳島市ライフル射撃場で高校5校が参加して合同練習をしました。この時期に行われるはずの

全国選抜大会が延期されたのをきっかけに、力を持て余している選手たちのために行いました。練習と言っても実践と

同じで、互いがライバル視して競技に臨みました。今回は島根県の立正大学淞南高校も来て、エアライフル(AR)と

ビームピストル(BP)競技を実施しました。

 午前中は2射群に分かれて、午後は上位のみのファイナルを実施ました。結果は全体としてはまずまずでしたが、

少し気持ちが弱っているのかシリーズ毎の得点にばらつきがありました。ちなみに、ライフル射撃では男女とも1シリーズ

10発ずつで合計60発を撃ちます。得点ができるだけ均等になれば良いのですが、不調時には上がり下がりが目立ちます。

ちょっと今はスランプ気味かもしれません。

 久しぶりに試合形式で他校と行えて、少しだけカンが戻りました。4月からまた新しい年度の大会があるので、

それに向けて各校とも頑張っていくことを誓いました。なお、コロナ対策はきちんとしており、体温の計測やアルコール

消毒もしています。

 

令和2年度県高校春季大会とライフル射撃のこと1

 令和3年2月13日(土)に、徳島市入田町にある徳島市ライフル射撃場で行われました。各校が集合したところで大会準備に入ります。ビームライフル用の標的を設置したり、日よけのためスダレを張ったり、皆が協力して速やかに準備が整いました。開会式は省略して9時から撃ち始めます。今日の種目は男子BRと女子AR及び男女BPです。昼過ぎにはすべての予選が終了しました。結果を祈りながら弁当を食べて貼り出されるのを待ちます。13時には各順位とファイナル出場者が判明しました。

 さて、ここで準備の様子を見てみましょう。競技開始15分前に射座に入場して、コートや銃器を準備します。そのときに標的を見ながら自分が立つ位置を確認し、銃を置くスタンドの位置を決めます。こうしないと照準がずれて当たらないからです。A机上には電子標的に当たった場所がわかるディスプレイとキーボード、銃身と弾丸(先が平たくなった鉛玉)、グローブ、タオル、ペン、飲料水などが置かれています。これらは本人だけで運び込むのは無理なので、選手どうしが互いに協力して行います。その後、後方のイスに掛けてあったコートやズボンを身につけてやっと試合の準備ができました。
 試合が終わると計測紙にサインして速やかに射座を離れ、競技施設の外に出てコートなどをぬぎます。そして、日当たり良い場所でコートを干します。このコートは洗うことができません。できるだけ汗を乾かすためにそうしています。最後に全体で片付けるまで干したままになっています。もちろんズボンやグローブ、シューズなども干しています。まるで、魚の干物でも作っているみたいです。

 ファイナル(決勝ラウンド)に残る人が確定しました。ここからは8人の戦いになります。最初は5発ずつ2回の10発を撃ちます。その後は50秒で1発撃っていき、2発ごとに脱落者がでてきます。通算して20発目でメダリスト(3位以内)が確定します。女子ARでは接戦の末に下克上を果たして上位を独占、男子BRでは個人優勝を果たすことができました。皆さん、よく頑張りました!

     
     
     

令和2年度県高校春季大会とライフル射撃のこと2

 翌日の14日(日)には、男子ARと女子BRが行われました。予選がすべて終了し、ファイナルに出場する8人が確定しました。
 まず、男子ARからです。城南からは2名が残りました。所定の時刻までに射場に出頭し、コートを着用していきます。シューズはイスに座らないと履けません。ズボン後ろ側のファスナーを止めて、コートのボタンをすべて入れるともう歩きにくくなります。それでもゆっくりヒョコヒョコと、おぼつかない足取りで射座まで歩きます。銃器や私物を確認し、銃を手に取って標的をのぞき込み感触を確かめます。そして、試射を始めて照準を合わせていくのです。BRでは10点以上に当たれば王冠マークが点灯しますが、ARならば選手の手元のディスプレイに表示されます。その間に外では同じチームの選手たちが見守っています。
 ついにファイナルの本射が始まりました。選手後方に旗手がいて、試合が始まると旗を揚げます。選手が撃ち終わると下げるのでギャラリーからもわかりやすいです。これを幾度となく繰り返して試合が進んでいきます。ARの方はちょっと調子が出ずに個人3位(ブロンズ)となりました。それでも頑張った選手には温かい拍手が送られていました。

 続いて女子BRです。ファイナルには4人が残りました。試射が始まりました。少し照準がずれているようです。何度も試射を繰り返すうちに本射になってしまいました。本射では10.0点以上に当たるとギャラリーが拍手をしてくれます。逆に9.9点以下ではシーンと静まりかえるので何となく居たたまれなくなります。どれだけ皆から拍手をもらえるかというのも大事です。次々と脱落していくなかで何とか個人1位と3位に入賞しました。おめでとうございました。
 選手たちは皆が初心者でした。高校に入るまでに射撃の経験どころか知識もゼロでした。それがいつの間にか成長して全国大会でも他県の高校と張り合えるなどと誰が予想できたでしょうか?毎年のようにどこかの高校でヒーロー・ヒロインが現れています。
 中学生の皆さん。高校に入学したらぜひ射撃部を見に行って下さい。城南だけでなく城北・城西・小松島・阿南光・小松島西勝浦に部があります。BP(ビームピストル)だけなら徳島市ライフル射撃場で練習できるため、高校に部がなくても大会に出場している人もいます。とにかく一度訪ねてみて下さい。すべての選手すべての部員があなたを待っています。

令和2年度全国選抜の四国ブロック予選

 11月13日(金)から15日(日)にかけて、徳島市ライフル射撃場で四国ブロック予選に出場しました。各県から各種目ごとに上位8名がエントリ-し、そのうち上位個人3名(BPは2名)が熊本県で開催される全国選抜大会に出場できます。本校から男子1名と女子5名が参加しました。繰り広げられる熱戦の中で、男子1名と女子3名が予選を突破でき、全国への切符を手に入れました。来年の春には頑張ってくれるでしょう。