令和6年度活動内容

科学の祭典2024徳島大会に参加して(一日目)

 11月23日(土)と24日(日)、今年も阿南市科学センターにて「青少年のための科学の祭典」が開催されました。このイベントは毎年秋に行われており、城南高校科学部も毎年ブースを開設して参加しています。内容は簡単な工作や観察実験、昆虫や化石などの展示、センターの施設を利用した各種体験などです。私たちのブースでは、昨年と同様に「宝石を探そう」を実施しました。

 一週間前から準備にかかりました。まずラベルを作り、小袋に小ビンとキャップ、ストラップなどを詰め込んで、来場者に配布するセットを用意します。2日間実施するため300個ほど用意しました。また、ストラップの作り方を書いた説明書など来場者の立場になってわかりやすいように工夫しました。こうして当日を迎えました。

 初日は土曜日だったので人出も少なく少し寂しい出だしでした。本校のブースは2階にあるため、先に1階を回った方が2階に来るまで時間がかかります。しかし、毎年出店しているため近年では知名度が高くなり、開場早々に来場がありました。内容としては、溶岩が粉砕されてできた黒い砂に含まれるペリドットを小ビンに採集する作業です。事前に溶岩の話をしたり、ペリドットの由来を説明して砂の中からウグイス色の結晶を探してもらいます。

  30分後にはほぼ全体のスペースが埋まりました。小さいブースが多くて一度に大人数が参加できません。そこであえて時間制限なしで採集し放題にしたところ、他との時間調整もかねてここに集まったようです。砂にはペリドットの他に水晶片やクロム鉄鉱を含む砂鉄、軽石、火山ガラスなどが含まれています。来場した子どもたちにこれらを説明しながら、たくさん採って持って帰られるように応援しました。小粒ですからなかなかいっぱいにはなりません。それでも時間と根気が続く限り頑張っていました。こうして10時開場、16時閉場の6時間で150個の小ビンがなくなり、保護者を含めて約230名の方が来られました。明日はもっと忙しくなりそうです。

 

 

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