射撃部活動報告
令和2年度県高校春季大会とライフル射撃のこと1
令和3年2月13日(土)に、徳島市入田町にある徳島市ライフル射撃場で行われました。各校が集合したところで大会準備に入ります。ビームライフル用の標的を設置したり、日よけのためスダレを張ったり、皆が協力して速やかに準備が整いました。開会式は省略して9時から撃ち始めます。今日の種目は男子BRと女子AR及び男女BPです。昼過ぎにはすべての予選が終了しました。結果を祈りながら弁当を食べて貼り出されるのを待ちます。13時には各順位とファイナル出場者が判明しました。
さて、ここで準備の様子を見てみましょう。競技開始15分前に射座に入場して、コートや銃器を準備します。そのときに標的を見ながら自分が立つ位置を確認し、銃を置くスタンドの位置を決めます。こうしないと照準がずれて当たらないからです。A机上には電子標的に当たった場所がわかるディスプレイとキーボード、銃身と弾丸(先が平たくなった鉛玉)、グローブ、タオル、ペン、飲料水などが置かれています。これらは本人だけで運び込むのは無理なので、選手どうしが互いに協力して行います。その後、後方のイスに掛けてあったコートやズボンを身につけてやっと試合の準備ができました。
試合が終わると計測紙にサインして速やかに射座を離れ、競技施設の外に出てコートなどをぬぎます。そして、日当たり良い場所でコートを干します。このコートは洗うことができません。できるだけ汗を乾かすためにそうしています。最後に全体で片付けるまで干したままになっています。もちろんズボンやグローブ、シューズなども干しています。まるで、魚の干物でも作っているみたいです。
ファイナル(決勝ラウンド)に残る人が確定しました。ここからは8人の戦いになります。最初は5発ずつ2回の10発を撃ちます。その後は50秒で1発撃っていき、2発ごとに脱落者がでてきます。通算して20発目でメダリスト(3位以内)が確定します。女子ARでは接戦の末に下克上を果たして上位を独占、男子BRでは個人優勝を果たすことができました。皆さん、よく頑張りました!