エシカルを考える~上勝町オンライン視察~

12月21日(月)上勝町と徳島北高校・城南高校を結んで「上勝町オンライン視察」を行いました。

株式会社パンゲアの野々山さんからのお話は

①いろどり事業について②ゼロ・ウェイストについて③SDGsの取組の三部構成で行いました。


①35年前から始めた葉っぱビジネス「いろどり事業」では,農家の高齢者自身が「感動できる仕事」と感じ生き生きと

   働く姿に感動しました。生産者と(株)いろどりと農協の三者がそれぞれ情報管理や流通などを分担し軌道に乗っていますが,

   今後は後継者の育成に励むとのことでした。


②上勝町は2003年にゼロ・ウェイスト宣言を行い,2020年度末までの目標達成に向けて取り組んで来ました。

    町内のリサイクル率はなんと80.7%(日本の自治体平均は約20%)!2020年4月にはゼロウェイストセンターを新設し,

    宿泊(ホテルWHY)やくるくるショップなども併設しています。センターを上空から見ると?のマークの形をしており,

  「なぜ我々はゴミを分別しなければならないのか?」「なぜ我々はゴミを出すのか?」と問いかけていく事業だと

    聞きました。


③2013年に持続可能な美しいまちを目指して条例が制定され,国連の2015年採択のSDGsよりも前からさまざまな取組を

   行っているとのこと。「いろどり山(実習園)」を活用した産業振興・ゼロウェイストブランドを活用した循環型まち

   づくり事業・上勝町の資源を活かした教育ツーリズムなどが始まっているそうです。


その後両校から質疑応答が行われ,3時間のオンライン視察もあっという間に過ぎました。ぜひ一度上勝町を訪れてみたいと参加者は強く感じ,自分たちに今できることは何か?と問いかけるきっかけとなりました。