第108回選手権_チーム集合写真(城南)徳島新聞社様提出用

Since 1898 ~ 徳島県の野球文化の原点 ~ 

本校は徳島県における野球発祥校です。

1887(明治20)年に、本校の前身である旧制徳島中学校の学生が、体操伝習所で新式体操として野球を教わったとされる旧制徳島中学校教師の森萬吉氏、岩佐直氏により野球の手ほどきを受けたと伝えられています。このことが、徳島県における野球の始まりであると云われています。

それから10年あまり経った1898(明治31)年。徳島中学校に徳島県内初となる野球部が創設されたことをきっかけに、徳島県に野球の文化が広まりました。

その後、校名は徳島第一高校、城南高校と変遷し、強豪として名を馳せた時期もあれば低迷期もありましたが、たったボール3個から徳島県における野球文化の発展に尽力した先輩方の熱い思いは、現在に至るまで引き継がれています。

その思いが実を結び、ついに2011(平成23)年の第83回選抜高等学校野球大会では21世紀枠で選出され、創部113年目にして初の甲子園出場を果たしました。1回戦では兵庫県の強豪・報徳学園高校に8-5で勝利し、100年を超える甲子園の歴史に名を刻んだことでも知られています。

徳島県内で最も長い歴史と伝統を誇る城南高校硬式野球部の生徒たちは、徳島県における野球文化の先駆者としての責任と常に自覚した行動を心がけて、日々の生活に有意義に取り組んでおります。

本校の「自主自立」という校風のもと、創部以来の伝統である「文武両道」の精神を大切にし、学校生活においても生徒会長をはじめ、各種委員会やクラス委員長などのリーダーを務める者が多く、名実ともに学校を牽引する存在としてグラウンド以外の場面でも活躍しております。

部活動、学習のどちらにも全力で取り組む部員たちは、受験においても実力を発揮し、各個人が理想とする最善の進路を獲得しております。卒業後は城南高校での生活、硬式野球部での経験を活かし、良き社会の形成者として実力を発揮し、世界や地域の幅広い分野において活躍しております。

日々の練習では、限られた時間の中で自らの課題に真摯に向き合いながら、効率よく工夫された多彩な練習メニューをこなすだけでなく、自主練習にも主体的に取り組むことにより、お互いを高め合っています。練習試合においても消化試合という概念は存在せず、常に勝利にこだわり執念に満ちた戦いと激しいチーム内競争が展開されております。

今年度のチームは春季大会ベスト8といった実績を挙げておりますが、さらに上位進出を目指すことのできる潜在能力を持っており、今後の躍進が期待されます。

部員一人ひとりが城南高校硬式野球部の一員であることに誇りとプライドを持ち、野球が出来ることの喜びと感謝、応援してくださる方々の熱い想いを胸に全力で戦い抜きます。

チーム、卒業生はもとより、城南高校硬式野球部に関わるすべての方の悲願である次の甲子園出場、そして甲子園での2勝目を達成し、次の世代においても徳島県の野球文化の発展に貢献する存在であり続けたいと思います。

城南高校硬式野球部の活動に対する皆様のご支援、誠にありがとうございます。今後とも応援よろしくお願いします。

野球部活動報告

第79回徳島県高等学校野球秋季大会3位決定戦

2026年10月11日 13時20分 [教員25]
~ 健闘に満足せず 負けて兜の緒を締めよ 
勝ち切る力を身につけて 春夏は絶対にやり返す ~

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10月11日(日)、徳島市のむつみスタジアム(蔵本球場)で第79回徳島県高等学校野球秋季大会3位決定戦が行われました。対戦相手は今春の選抜高等学校野球大会出場校である阿南光高校です。1791730244936

《バッテリー》(城南)岡本、池田-宮本 (阿南光)嘉見、森下-篠原

《長打》▽二塁打 (阿南光)坂本、篠原

《試合の展開》城南の先発は、この試合も主将の岡本。ピンチを背負いながらも要所を締める投球で、阿南光打線を8回まで無得点に抑えます。また、ピンチを背負っても野手陣の堅実かつ体を張った好守が光り、好投を支えます。

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城南のこの試合最大のチャンスは3回裏。先頭の7番小池が右前に安打を放ち出塁し、8番髙畑の犠打、1番坂本大の申告故意四球、2番立木の四球で二死満塁となりますが、あと一本が出ず無得点に終わります。

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5回裏一死から9番橋本が安打で出塁しますが、後続が相手野手の球際への強さが光る好守に阻まれ無得点に終わります。また、7回裏にも6番宮本が敵失で出塁し、7番小池の犠打などで三塁まで走者を進めますが、ここも無得点に終わります。

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9回表を守り切り、9回裏で得点できなくてもタイブレークに持ち込めば勝機は十分でしたが、そううまくはいきませんでした。この回、阿南光は先頭打者が二塁打で出塁し、続く打者の犠打はバント安打となり無死一・三塁。ここから連続四死球で押し出し、という形で先制点を献上し、さらに2安打を打たれたところで、今大会エースナンバーを背負う池田に交代。池田は制球に苦しみながらも、なんとか後続を断ち5点ビハインドで9回裏の攻撃を迎えます。しかし、攻撃も三者凡退に終わり試合終了。0-5で敗れ、ここまで5試合を戦った秋季大会は終わり、秋季四国大会の出場権を逃しました。

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《試合の総括》最後まで粘り強さを発揮して戦い、9回表に入るまで阿南光の強力打線を無得点に抑える非常に白熱した試合となりましたが、新聞紙上でも書かれている文字通り力尽きたという結果になりました。部員たちの健闘は、普段の練習の成果をしっかり発揮したものとなり、賞賛すべきものだと思っております。しかし、私たちが目指していたのはその先の四国大会出場であり、来春の選抜高校野球大会出場。その夢を叶えることができなかっただけでなく、1大会で2度、相手校の校歌を聴くという、その年度で1校しか経験しない屈辱を味わうこととなりました。

結果だけを見れば、城南は進学校で練習時間も短く、グラウンドは他部と共用という練習環境にも恵まれない中で大健闘した、という評価の方が多いと思いますが、ここで満足したら秋季大会がピークに終わり、それ以上の結果は出ません。だからこそ、あえて厳しく言わせてもらいます。本当に、この2試合は勝てなかったのか、本当に勝機はなかったのか、と。勝てる可能性は十分にあった試合を落とした、というショックは大きいですが、勝負どころでの一本が出ないこと、振るべきストライクを振らなかったり、二塁走者が外野への安打で本塁に突入できない消極性、失策や四死球など、出したり進めてはいけない走者が失点につながるなど、四国大会進出を懸けて最後の2戦を強豪校と戦ったことで、秋冬への課題はより明確になりました。今大会、出場した10名のレベルアップはもちろん、出場できなかった10名から学年に関係なく新戦力が次々と現れ、戦力が底上げされることも必要です。戦い方のバリエーションを増やし、より厚みのある戦力へと成長してもらいたいものです。

直後の決勝戦では、前日の準決勝で敗れた徳島商業高校が大差で海部高校に勝ち、優勝しました。私はケーブルテレビの生中継で閉会式の様子を最後まで見届け、改めて悔しさが込み上げてきました。引退した3年生は、前日は模試のため応援に来ることはできなかったのですが、自分の模試の出来以上に準決勝の勝敗を気にしており、模試のないこの日は決勝でも3位決定戦でも後輩たちが夢を叶えることができるように必ず応援に行く、と全員が集結して、スタンドで全力応援してくれました。現役やOBはもちろん、スタンドで応援してくださったすべての方が、この景色を見るのにふさわしい人格者の集まりであることを改めて実感した一日でした。だからこそ、この時間は球場で、城南の部員たちが立って、優勝旗とメダルを受け取ってほしかった。せめてこの日、勝って3位の賞状を受け取ってほしかった。しかし、それが叶わなかったという現実を直視し、絶対に次は相手がどこであっても負けない、秋冬で鍛え直し、絶対に春夏でやり返してやる、という思いを強く持っております。

ちなみに、昨年の3位決定戦で敗れ、4位校となったのは今年の夏の王者で、2回戦で対戦した鳴門渦潮高校でした。鳴門渦潮はここでの敗戦後、春は苦しみながらも夏は徳島を制し、聖地甲子園で1勝をマークしています。そこに続けるのかどうかは、ここからの取り組み次第です。「いつも通り」やるということは、日々の練習で自分とチームを極限まで追い込むことが条件です。試合の苦しい局面でも、自分たちは日々の厳しい練習で課題を乗り越えてきたのだから、練習通り勝利をつかむために試合でも必死でやり抜くのみだ、ということです。私は、部員たちは「いつも通り」のレベルをより高い方向へシフトすることにより、必ず成し遂げると信じています。皆様も春夏の逆襲を信じ、応援という形で一緒に戦っていただければ幸いです。

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皆様、今大会もそれぞれの場所から応援いただき、ありがとうございました!
成長と活躍を信じ、これからも応援よろしくお願い致します!!

《文責》尾形

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