第79回徳島県高等学校野球秋季大会2回戦
2026年9月24日 11時12分 [教員25]~ 勝敗を決める要素はセオリーだけではない!
快投、マジック、徹底力の融合で勝利を掴み取る!! ~
9月19日(土)、徳島市のむつみスタジアム(蔵本球場)で第79回徳島県高等学校野球秋季大会2回戦を戦いました。対戦相手は夏の選手権徳島県代表で第1シードの鳴門渦潮高校です。
《バッテリー》 (城南)岡本-宮本(鳴門渦潮)手嶋、有馬、森田-大浦
《長打》(鳴門渦潮)吉田
《試合の概要》3回裏、城南は先頭打者の8番髙畑が安打で出塁し、9番川村の犠打と1番坂本大の安打で一死一・三塁。2番橋本の打席で一塁走者の坂本大が盗塁し、捕手が二塁へ送球した間に三塁走者の髙畑が本塁へスタートを切り生還し、1点を先制します。なおも3番岡本の適時打と相手投手の暴投で、リードを3点に広げます。その後、5回表に鳴門渦潮に犠飛で1点を返されますが、後続を断ち切り前半を2点リードで折り返し、試合を優位に進めます。
城南は、6回裏には7番小池が四球、8番髙畑が左前打で出塁し、9番川村の犠打で二死二・三塁。1番坂本大の中前打で1点を追加し、さらに相手投手の暴投もありもう1点追加します。
先発の岡本は得点を許した5回表以外、二塁を踏むことすら許さず、9回を投げ切りたったの73球で被安打5、1失点に抑える快投を展開しました。8回表、9回表も三者凡退に打ち取り、5年ぶりのベスト8進出を果たしました。
《試合の総括》普通に対戦したら実力差では負ける試合を、いかに工夫と熱量で勝利に結びつけるかは私たちの野球のテーマです。実力差があるチームとセオリー通りに戦えば、セオリー通り実力差で簡単に負けます。この試合の相手は甲子園出場校で第1シード、練習時間や実力通りであれば圧倒的に不利な条件を覆し、この勝利をもたらした要因は指揮官の「鎌田マジック」と主将の快投、チーム全員の徹底力、そのすべてが融合した成果です。
3回裏の先制点は仕掛けたからこそ入った得点です。一死一・三塁は無数に攻撃のパターンが想定される中、盗塁を選択し、捕手の送球間に三塁走者を迎え入れました。新チームは特に走塁に対する意識が高く、常に先の塁をめざし、いかにしてホームに到達するかという日頃の練習の成果、練習試合での取り組みが見事に本番で発揮されました。
また、相手投手は3名とも好投手でした。特に2番手として登板したエース投手は、140kmを超える直球と切れの良い変化球が武器でした。簡単に打ち崩すことはできないと覚悟した上で狙い球を絞るということを徹底し、この投手から得点につながる4本の安打を効果的に集めたことも勝利につながった要素です。
たった73球で強力打線を抑えた主将の岡本は、故障明けながら丁寧なコントロールで要所を締め、フライアウトを16本積み重ねるなど、巧みな投球術が光りました。その投球に応え、守備も堅実に守り抜きました。このように、勝敗は身体能力の差だけでは決まらず、どのような状況からでも工夫と熱量次第で勝利の可能性は高まります。チームの全員にとって、野球の面白さを理解するには最高の一戦でした。しかし、余韻に浸るのは長くてもこの1日だけです。チームはすでに、次戦の勝利を掴み取ることへと意識はシフトしています。
準々決勝は9月26日(土)9時から、徳島市のむつみスタジアム(蔵本球場)で行われる第1試合、板野高校と対戦します。ここからの戦いも実力校との対戦が続き、厳しい戦いになることは予想されますが、この日のようにどんな状況にあっても自分たちのやるべきことに意識を集中し、勝利につながるよう、全員で戦い抜くのみです。
皆様、この試合もそれぞれの場所から応援いただき、誠にありがとうございました。
ここからの戦いも全力応援よろしくお願い致します!
《文責》尾形