第76回科学経験発表会報告
10月27日(日)、徳島県教育会館にて第76回科学経験発表会が開催されました。高等学校の部には、近年最大の参加数となる4校12班の参加があり、3時間を超えるの熱心な発表・質疑応答が繰り広げられました。本校からは現在課題研究に取り組んでいる応用数理科2年生から5つの研究班が参加しました。どの班も校外での発表会は初めてでしたが、現在までの研究の成果をうまくプレゼンすることができました。今回の発表で貴重な発表経験を積むことができ、審査委員や引率の先生方から様々な質疑やアドバイスをもらうことができました。最後の閉会行事において、鳴門教育大学の早藤先生から講評をいただきました。ご指摘いただいたのは次の4点です。
○新規研究は先行研究の内容がどこまで明らかになっているのか?
○研究の動機と自ら取り組む仮説の設定は妥当か?(実施期間内に解決可能か?)
○目的(課題)を達成するための妥当な方法が設定されているか?
○グラフ及び表の表現に仕方が適切か?
最後に「結論を急がないで、現状の事実から言い切れる内容を大事に研究を進めて欲しい。結果から新たに導き出される仮説の妥当性を高めながら、研究を進めて欲しい。」とエールをいただきました。ぜひ今後の研究や発表会に生かしていきたいと思います。
【発表会の結果】
特選/最優秀賞 「塩素系漂白剤とDHHBにおける反応と染色の応用を目指して」
特選 「プラナリアの餌を感知する部位と誘引物質」
入選 「ビリヤード球の衝突特性」
「長周期地震動と建物の揺れの関係」
「海部刀の原料はどこからきたか」
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