J-Linkツアー第2回天体観測会

 2月12日(金)の夕方から夜にかけて、令和2年度第2回天体観測会を実施しました。

この日は雨天の予報が出ていて開催が危ぶまれましたが、日頃の行いが良いせいか何とか実施できました。

阿南市科学センターに到着して全体写真を撮った後、天文館1Fを見学しました。50kg超の隕鉄に磁石をくっつけたり、

惑星の解説を読んだりしました。

 準備が整ったので、奥の部屋でスライドショーを見ました。ハレー彗星やアジアの皆既日食の観測、オーストラリア星紀行

などです。ストリートビューで場所を選定するなどの苦労話や深夜の移動途中でカンガルーとぶつかりそうになったこと、

高さ2mを超える蟻塚やハエの群れに難儀したことなど、1時間にわたってどれも面白い内容ばかりでした。

 3Fの観測所に上がりました。今回はまだドームが閉まっていましたが、スイッチ1つで大きな音とともにスライドして

夜空と向き合いました。雲が多かったので比較的空いている部分を狙って望遠鏡を向けました。双子座のカストル、

おおいぬ座のシリウス、牡牛座のアルデバラン、ぎょしゃ座のカペラなどの1等星がきれかったです。

続いてエスキモー星雲やオリオン大星雲などを見ました。特に、前回も見えたM37散開星団を望遠鏡越しでスマホによる

撮影に成功しました。また、M45プレアデス星団(和名すばる)を撮影した人もいました。おそらく一生の思い出になるでしょう。


 コロナの影響で楽しみにしていた修学旅行やアメリカ研修などがすべて中止になりました。また、フェスティバルや

理科実験教室なども延期や規模縮小の憂き目に遭いました。応用数理科の生徒たちから「僕たちはイベントに飢えている。」

との話を聞き、急遽これらのイベントを企画・実施したところ多くの人が参加しました。

 次年度もどうなるかわかりませんが、今後もこういった行事を続けていこうと思います。