「日本野球聖地・名所」認定について

硬式野球部の練習場、バックネット裏にある「徳島県立城南高等学校 徳島野球発祥の地 石碑」が、日本野球機構、全日本野球協会、野球殿堂博物館によって「日本野球聖地・名所」に認定されました。

この事業は、日本に野球が伝来して今年で150年を迎えることを記念し、日本の野球文化の発展に貢献した場所を150周年にちなんで全国の150カ所を聖地・名所に認定するというものです。

徳島県では「野球のまち阿南」と本校の2カ所が認定されました。高等学校関係では本校の他に茨城県立水戸第一高等学校、和歌山県立桐蔭高等学校と全国で3カ所しか認定されておらず、今回の認定は、チームはもちろん学校としても、非常に名誉なことで喜ばしいと感じております。

『徳島中学・城南高校百年史』によると、「明治20年頃から徳中生は、森萬吉、岩佐直の二人の教師から、野球の手ほどきを受けてきている。しかし、当時はバットもボールもなく、木切れでゴム球をなぐっていたに過ぎないが、これが野球の始まりといえないこともない」との記述があり、本校に野球部が創設された1898(明治31)年より前に野球が伝わったのも本校であることがわかります。城南高校は名実ともに、徳島県における野球発祥の地です。

ボール3個から始まった本校硬式野球部の歴史は、今年で創部124周年を迎えます。

認定証を生徒たちに紹介する際、竹内監督からは「(野球部の歴史が)古いからすごいのではない。ここまで124年間続いてきたことが素晴らしいのだ。みんなはその城南高校硬式野球部の歴史の1ページを刻む一員であることの自覚を持って、これからも取り組んでほしい」という話がありました。

改めてチーム一同、徳島県の野球文化をリードしてきた城南高校硬式野球部の伝統をつなぐ一員としての自覚を強く持ち、先輩方への感謝を忘れず日々の活動に取り組んでいきたいと思います。

私たちはこれからも県民に愛され、野球少年の憧れとなるチームを目指し、精進して参ります。

《文責》尾形