会議・研修 平成23年度SSH生徒研究発表会報告

 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の生徒が課題研究の成果を発表する「平成23年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」が、8月11日(木)、12日(金)の2日間の日程で、文部科学省及び(独)科学技術振興機構(JST)の主催により神戸国際展示場(ポートアイランド)において開催されました。来場者は、SSH 指定校を代表しての参加者(生徒・教員)のほか一般の方を含めて2千人を超えます。なお、例年は横浜で開催されますが、東日本大震災と原発事故の影響で電力受給の逼迫する今夏に、東京電力管内で大規模な大会を開くのが難しいと予想されたため、今年は西日本での開催となったそうです。
 本校からは応用数理科3年の武田君、中野君、六鹿君が「紙の落下の不思議」というテーマでポスター発表の部に参加しました。
 本校は前日10日に、高速バスとポートライナーを乗り継いで現地入りし、ポスター発表のブースセッティングとポスター発表リハを行いました。
 そして研究会1日目午前は,大阪大学免疫学フロンティア研究センター拠点長の審良静男先生の記念講演の後,指定3年目の平成21年度指定校9校と公募で選ばれた9校、中国・台湾・タイの招待校から3校の合計21校の生徒が6つの分科会に分かれて口頭発表を行いました。午後には4時間ぶっ通しで、SSH134校と海外招待校9校によるポスター発表が行われました。本校生徒もブースを訪れる他校の生徒、高校や大学の先生方、一般見学者を相手に、ポスターや動画を使いながら3人で協力して一生懸命実験内容の説明をしました。そしてポスター発表の後、口頭発表代表発表校3校の選出がありました。
 研究会2日目には,メイン会場で代表発表校3校が口頭発表を行った後,引き続きポスター発表が行われました。そして閉会全体会で講評、そして表彰が行われ、口頭発表校に文部科学大臣賞と科学技術振興機構理事長賞、ポスター発表校にポスター発表賞が授与されました。本校はポスター発表賞の獲得はなりませんでしたが、参加した3人にとっては、他校の優れた研究と発表の様子を知り、自らも研究内容を発表した今回の経験は、本当に貴重で今後に生かせるものとなったようです。

☆前日(ブース設営・発表リハ)

☆1日目

☆2日目