まる SSH高大連携事業308HR(6/14実施:徳島文理大学薬学部)

6月14日(金)14:00より,本年度,高大連携授業の一環で,徳島文理大学薬学部薬品物理化学教室において,ノーベル化学賞の化学反応実験を行った。
参加生徒は,本校応用数理科3年生の8名。福山 愛保研究室のスタッフ11名が指導に当たってくれた。(完全マンツーマンで丁寧に指導していただきました。)
実験テーマは,「ノーベル化学賞の鈴木-宮浦カップリング反応を使って,炭素と炭素をつなぐ」という大変興味深いものである。
14:00より第1セミナー室にて,スタッフ紹介
14:05~ ノーベル化学賞を受賞した鈴木-宮浦反応とはどんな反応なのか?説明を受ける。
14:30~ 実験器具・実験操作の説明を受ける。
14:45~16:35 鈴木-宮浦カップリング反応を用いて実験。材料は,フェニルボロン酸とp‐ブロモ安息香酸,炭酸カリウムに酢酸パラジウムを触媒に用いて反応させた。
試験管を攪拌させると,白色の結晶が析出。ビフェニル特有のニオイがする。希塩酸を加え,生成物を吸引ろ過により取り出す。ろ紙を用いて水分を拭き取り乾燥させる。
結晶をサンプル管に取り出し,NMRを測定し,生成物を確認する。
16:40 後片付け その後,福山先生を始め研究室のスタッフのみなさんと楽しいひとときを過ごせた。

①実験書の説明 ②実験開始
③クロスカップリングの実験 ④実験中
⑤福山 愛保先生による指導 ⑥NMRによる測定
⑦実験後片付け ⑧実験に関する質疑・応答中
 
⑨福山研究室の紹介