バス J-Linkツアーin関西 大学・研究所研修208HR

 応用数理科208HRは8月8日に、午前中は神戸大学(オープンキャンパス)、午後は高輝度光科学研究センター(SPring-8&SACLA)にて県外研修を行いました。
☆神戸大学(神戸市・六甲台キャンパス)
 キャンパス案内を兼ねて全員で六甲第2キャンパスの百年記念館まで下ったあと、この日の午前中に開催されていた工学部・農学部・経営学部の各オープンキャンパスに各自で参加しました。各学部学科のプレゼンや模擬講義・進学相談会はもちろん、学部生や大学院生による実験実習、学生が高校生に声掛けして研究室に案内して研究内容を説明するなど、大学祭のような活気あふれる雰囲気でした。

☆高輝度光科学研究センター(兵庫県佐用郡・播磨科学公園都市)
 こちらの研修に際しては、センターから貸与いただいていた解説DVDと、施設が登場する映画「日本沈没」と「神様のパズル」を用いて、終業式前に事前研修を行っておりました。
 高輝度光科学センターの中核施設は、世界に3基しかない第3世代放射光施設であるSPring-8と、一昨年3月に供用運転を開始したばかりの世界に2基しかないX線自由電子レーザー施設であるSACLAで、両方とも見学させていただくことができました。
 最初に中央管理棟上坪講堂にて、木村広報室長様による施設の概要説明の後、2班に分かれて施設見学と解説をしていただきました。ちょうど夏場のメンテナンス期間でSPring-8そのものは停止していたため、放射線管理区域である実験ホール(蓄積リング外周部)はもちろん、稼働中は研究者自身も入れない実験ハッチ内部まで見学させていただきました。その後、バスでSACLA外周部を車窓見学した後、管理棟でSACLAの概要説明を受け、施設見学させていただきました。共に世界最高性能を誇る2基の巨大施設とそこで行われている研究について、様々なことを深く知ることができました。お世話になった皆様に、心から感謝申し上げます。

はやぶさが持ち帰った小惑星イトカワの微粒子

分析に使われた簡易クリーンルーム

愛媛大学入舩先生謹製・超高温高圧発生装置

SPEED-1500。「神様のパズル」

撮影はこの周辺で行われた。