会議・研修 Science Dialogueの開催

 サイエンス・ダイアログとは、(独)日本学術振興会JSPSのフェローシップ制度により来日している外国人研究者(JSPSフェロー)有志が、近隣の高等学校等において、英語で研究に関するレクチャーを行う機会を提供するプログラムです。
 今年のサイエンスダイアログは、高知大学医学部の菅沼成文先生の研究室から、Muzenbo Andre博士(コンゴ民主共和国ご出身)が講師としてご来校くださり、応用数理科2年生に対して講義をしていただきました。
 Muzenbo先生はコンゴ民主共和国では数少ない肺疾患の専門家で、レクチャー内容はご自分の研究内容はもちろん、コンゴ民主共和国のことや、ご自分の夢など、様々なことをお話しくださいました。
 現在研究されている“じん肺”全般、そして、まだ発症メカニズムが完全に解明されていない“インジウム肺(Indium Lung Disease)”については、事前に詳しいAbstractやkey words をお送りいただいていたので、英語科及びWood,Travis両先生のご指導をいただき、Science English Ⅱの時間を用いて、グループワークによる事前学習を行いました。
 生徒にとって、専門分野の内容はやや難解でしたが、事前学習のおかげでかなり理解できたようです。また基本的にはAll English でしたが、途中で日本語を交えてくださったので、それも理解の一助になったようです。
 講義の途中では、気分転換にみんなでJAMBO Dance を踊ったり、“Are you married?”という質問にお子様の写真を示して家族の話をしてくださるなど気さくな雰囲気でのレクチャーでした。英語の勉強法の質問には、とにかく一生懸命勉強したし、今も毎日勉強している(先生の母国の公用語はフランス語)とのことでした。
 生徒からは「難しいところもあったが面白かった」「科学や研究に対する関心が高まった」「DanceやSmileが良かった」といった旨の感想が多数寄せられました。
 Musenbo先生、菅沼先生、そして機会を与えてくださったJSPSに感謝いたします。
☆事前学習

☆Science Dialogue