理科・実験 Science Dialogueの開催

 サイエンス・ダイアログとは、(独)日本学術振興会JSPSのフェローシップ制度により来日している外国人研究者(JSPSフェロー)有志が、近隣の高等学校等において、英語で研究に関するレクチャーを行う機会を提供するプログラムです。
 今年のサイエンスダイアログから、開催時期を半年早めて2年1学期に設定しました。そして6月22日午後開催の今回は、岡山大学大学院環境生命科学研究科からChristopher J. VAVRICKA 博士(米国/専門:農芸化学)が講師としてご来校くださり、応用数理科2年生に対して講義と実験をしていただきました。また実験助手に、同じ研究室から本校OBの森さおりさんもお越しくださり、レクチャーのサポートをしてくださいました。

 事前に、ご講演のAbstractやkey words をお送りいただいていたので、生徒配付資料として印刷するとともに、英語科及びWood,Travis両先生のご指導をいただき、Science English の時間を用いて、ワークシートとグループワークによる事前学習を行いました。
 レクチャーでは、最初にドライイーストと砂糖による発酵と銀鏡反応の説明と演示実験が行われ、反応待ちの間に、VAVRICKA 博士の自己紹介(禅を好み、柔道は黒帯!)、大学時代の研究、その後の中国での漢方薬の研究や抗インフルエンザ薬の開発、日本での研究の様子のお話がありました。またアリストテレスやデモクリトスから、パスツールや華岡青洲らを経て現代に至る科学史のお話、そして科学史に登場する重要な実験や現代の研究最前線などのお話がありました。そして、4人一組の班で、VAVRICKA 博士や森さんのサポートをいただきながら、主に化学分野の様々な実験に取り組みました。
 後の生徒アンケートでは、英語レクチャーはやや難しかったようですが、実験実習を伴っていたので大変面白かったという意見が多く寄せられました。
 VAVRICKA先生、森さん、岡山大学大学院の清田先生、そして機会を与えてくださったJSPSに感謝いたします。
【森さんより】
この度は、このような貴重な機会を与えていただき、本当にありがとうございました。
懐かしい母校で若い学生さんたちと化学実験を通して楽しい時間を過ごすことができました。

当日はこちらの準備不足等で慌ただしく、先生方にも多数ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。
担当させていただいた学生さんが二年生ということもあり、講演内容の難易度に少し不安もありましたが、みなさん意欲的に取り組んで下さりました。
これを機に更に化学に興味を持ち、勉学に励んでいただければ嬉しく思います。