Science Dialogueの開催
サイエンス・ダイアログとは、(独)日本学術振興会JSPSのフェローシップ制度により来日している外国人研究者(JSPSフェロー)有志が、近隣の高等学校等において、英語で研究に関するレクチャーを行う機会を提供するプログラムです。
本年度は、6月21日(水)の6・7限に応用数理科2年生40名を対象に実施いたしました。講師は神戸大学の Vesna LAVTIZAR 先生(スロベニア)で、環境解析学をご専門とされています。また、講演助手として神戸大学M2の Lin Yingqing 先生(中国)にもお世話になりました。
事前に、ご講演のAbstractやkey words をお送りいただいていたので、生徒配付資料として印刷するとともに、英語科及びALTのMatt先生・Travis先生にもScience English の時間を用いてご指導をいただき、ワークシートによる事前学習を行いました。
レクチャーでは、初めにスロベニアについての説明があり、特に大学授業料無料の話にはすべての生徒が驚いていました。次に研究内容についての説明がありました。船底に生物が付着するのを防ぐため船に塗布する防汚塗料は生物に有毒であり、それら化学物質から人生と環境を守る研究をしているとのことでした。その後研究職に志した理由や研究における英語の重要性についての話がありました。
All English の講義であり、英語の聞き取りに苦しんだ生徒も多くいましたが、ジェスチャーを交えた丁寧な対応とポストドクターである若さと活気を感じる話でもあり、生徒もこの2時間で非常に打ち解けることができました。講演後のアンケートでも、英語のレクチャーはやや難しかったようですが、講義全体の満足度は高いものになりました。
Vesna LAVTIZAR 先生、Lin Yingqing 先生、神戸大学 岡村秀雄 先生、そして機会を与えてくださったJSPSに感謝いたします。