「世界津波の日」2018高校生サミットin和歌山

 10月31日(水)~11月1日(木)に和歌山県和歌山ビッグホエールにて「世界津波の日」2018高校生サミットin和歌山が開催され,応用数理科の2年生3名が参加しました。今年で3回目の開催であり,本校は2度目の参加となりました。今回は海外48か国,国内49校の参加があり,約400名の高校生が活発に議論を行いました。このサミットは,11月5日の「世界津波の日」に合わせ,日本を含む世界各国の高校生を招き,防災分野における将来のリーダーを育成するとともに,災害から世界中の人々の命を守ることを目的に開催されています。
 ※11月5日の「世界津波の日」は,津波の脅威と対策について理解と関心を深めることを目的に,2015年12月の国連総会において,日本が提唱し,我が国をはじめ142か国が共同提案を行い,全会一致で採択されたものです。この日が「世界津波の日」とされたのは,安政元年(1854年)11月5日,安政南海地震による津波が現在の和歌山県広川町を襲った際,和歌山県の先人である濱口梧陵が稲むらに火をつけ,津波から逃げ遅れた村人を高台へ導いて,多くの命を救った故事にちなんだものです。
 10月31日(水)
  午前:分科ブリーフィング  午後:開会式・記念植樹・分科会・レセプション
  分科会ではICチップなどを活用し,大切な物を津波による流出から守るアイデアを発表しました。開催前から,生徒が考えたアイデアを海外4か国国内4校で形成された分科会(グループJ)で堂々と英語で発表を行いました。他校も様々なアイデアや防災に関する取り組みについて発表を行っていました。
 11月1日(木)
  午前:分科会  午後:津波防災講演会・総会・閉会式
  分科会では昨日の発表についてディスカッションを行い,グループとしての意見をまとめました。午後からは,津波防災に関する講演会の後,分科会で出された意見をグループごとに発表を行い,その意見をまとめた,「稲むらの火 継承宣言」が採択され,閉会しました。
 世界各国から集まった高校生と交流ができ,津波防災について考える事が出来たこの2日間は大変貴重な時間となりました。本校においても,防災に関する意識を高めていけるように頑張りたいと思います。最後に,開催をしていただいた関係者の皆様,この場をお借りし御礼申し上げます。